薔薇貫入釉 本間友幸の陶記

陶芸家 本間友幸が生み出す陶器=薔薇貫入釉の世界
  

長野県工芸展

2009-09-30 22:58:18 | 薔薇貫入釉
本日より長野県松本市にて長野県工芸展がはじまりました。

陶芸・ガラス・七宝・染織・人形・木竹・硯…などの工芸品の公募展です。

今年は審査が会員に公開されました。
公開審査を見るのは初めてでしたが…身体に悪いですね。
しかし面白かったです。

今年は七宝が最高賞を受賞しました。

七宝で最高賞はかなり珍しいとの事。
なかなか意図を表現をすることが難しい材質ですからね。
作品サイズの点からも七宝は圧倒的に不利ですし…。
よほど優れている作品なんでしょう。

本間作品も二点入選しています。
極めて危険な作品にしました。
予想通り審査は落選か賞か…っていう内容でして。
結局賞候補に残りました。
北澤美術館選抜になるんかな??

清里

2009-09-26 07:37:51 | 個展
個展のおしらせ


本年最大の個展が清里にあります北澤美術館で開催されます。

今回は近年の公募展入選作品及び最新作の大皿と、来年の公募展用に制作しました未発表作品を中心に発表致します。

北澤美術館は諏訪にもありますが、個展は清里の北澤美術館ですので、お間違えなきよう宜しくお願い致します。


清里北澤美術館

10/1~11/30の2ヶ月間


展示のみで販売はありませんが、作品購入希望の方は学芸員さんにお尋ね下さい。

専念

2009-09-25 02:18:30 | 穴窯
今回の穴窯作品紹介はひとまず終了。

穴窯は今回で何回焼いたのか?
解らなくなりつつありますが、今回初めて穴窯焼成に専念できました。
毎回穴窯以外にも同時に窯を焚いていたので、山と工房の往復をしていました。
今回、穴窯以外の作業をしなかったのが初めてなんです。

良く考えてみると…当たり前の事なんですが…。
今までが忙しすぎたのでしょう。

楽しい窯焚きでした。

志野ぐいのみ

2009-09-24 01:12:58 | 穴窯
今回志野作品は大量に焼けてますが、ぐいのみ&盃で最も綺麗に焼き上がった作品は画像の作品二点。
銅に二ヶ所ヘラ目を入れた為、ピンホールも線に沿って出ています。

水指

2009-09-23 20:18:45 | 穴窯
紅志野水指。

焼き直すか悩みましたが大成功。
焼き直す前も捨てがたかったのですが…。

紅志野は水指より大きな物を作った事がありませんが、次回は大作を作りたいです。

志野

2009-09-22 07:43:48 | 穴窯
大本命の志野。
紅志野狙いですが、数点は練り上げ志野や絵志野もあります。
ピンク色が綺麗に出ています。
今年は白い部分も出るようにし、ピンク色も濃くなりすぎない様にしました。

志野はデータが十分取れました。

水注か?

2009-09-21 02:38:43 | 穴窯
今回の窯の特徴は作品が歪まなかった事。
この作品の取っ手は歪みまくると思いましたが、全く歪んでいません。

土の色はピンク色。
自然釉もベスト。
やはり斑点があります。

酢やドレッシングなどを入れて下さい。
一合前後入いります。

地域差あるんです

2009-09-20 00:29:43 | 粉引
粉引窯変茶碗。

理想的な色あいです。
化粧土も粘土も新型導入しました。

形は普段作っているサイズより直径は小さく、高台の高さは高めです。

茶碗も地方によって好みがありますから。

スペースシャトル

2009-09-19 00:42:38 | 穴窯
今回はスペースシャトルを4個作り、うち3個は引き出さずに窯だししました。

画像がその作品。

上からの撮影だと色が解りにくいですが一つは志野です。

横から見ると灰の被りや志野の緋色がわかります。

引き出さない引き出し黒

2009-09-18 08:46:06 | 穴窯
昨年の窯では、灰が被った引き出し黒は朝鮮唐津のような色調でした。

今年は灰被りのまま引き出さず、ほったらかしにしてみました。
マットな仕上がりになり予想外です。

釉薬をかけた作品も薪窯で焼けば、深みのある作品になります。

少し昔までは陶器も色絵磁器さえも薪窯焼成でした。
作る過程が簡素化されてくると見たも安っぽくなるような気がします。