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今朝の朝日新聞が「松下電器産業が国内では10月から、来年1月からは海外を含め世界に294あるすべての生産拠点が、二酸化炭素の排出量を含む23の環境に関するデータを本社に毎月報告。本社が各拠点ごとの達成状況を分析し、課題などを打ち返すことで取り組みを加速させる」と報じています。
この記事で大変好ましいことは、二酸化炭素の排出量の目標をこれまでの「原単位」から 「総量」で規制する方法に変える という点です。その理由は次の記事の青網をかけたところに書いてあります。
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経団連加盟の他企業も松下電器産業と同じように、 「原単位」から「総量」の規制に転換すれば、日本全体のCO2削減に実効性が出てくるでしょう。
私は積水化学工業(株)の「環境レポート 2002年」に第三者審査報告書の委員の1人としてかかわりましたが、その時も、下の図にあるように、 「省エネ、CO2排出量に対する判断基準は総量の削減を主とし、原単位の削減を従とする」と主張しました。この点は小林委員(東京電力の理事)との対立点でした。
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CO2の排出量の目標を「原単位」にするか「総量」にするかは今なお、企業人と私の対立点です。上の図の「国際鉄鋼協会も削減目標 12年までに設定」をご覧ください。こちらは排出の総量ではなく、 「粗鋼生産量1トンあたりの排出量(これがいわゆる「原単位」と呼ばれるものです)を目標とするのが特徴」とあります。次の関連記事をご覧ください。私の主張がご理解いただけるでしょうし、今回の松下の「総量」を目標値にするという判断が適切であることがおわかりいただけるでしょう
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