理想国家日本の条件 さんより転載です。
http://news.livedoor.com/article/detail/13249141/?p=2
ハリウッドセレブが破産するワケ。お金は自分のために使うな
【魂が燃えるビジネス】
2017年6月25日 8時51分 日刊SPA!
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるビジネス」とは何か? そのヒントをつづる連載第4回
最近、ジョニーデップが破産寸前というニュースが話題になりました。ジョニーデップといえば数々の有名映画に出演する大物俳優の一人。そのギャラは代表作『パイレーツオブカリビアン』シリーズだけで228億円と言われています。
私たちが一生かけても手に入らない金額のギャラや印税を稼いでも、破産もしくは破産寸前まで追い込まれてしまう。こうしたケースは実は珍しくありません。
・ラッパーのM.C.ハマーはセカンドアルバムで26億円稼ぎました。しかし自己破産した時、7億円の資産に対し11億円の負債がありました。
・シンガーソングライターのエルトン・ジョンは世界中に5軒の豪邸を持ち、資産は209億円と伝えられていました。しかし高級車、ジュエリー、アートコレクションなど購入し続けた結果、2002年に破産を申請しました。
・NBA選手のアレン・アイバーソンは生涯年棒で150億円近く稼ぎました。しかしその後、自宅を差し押さえられ、弁護士費用を滞納、という状況になりました。
彼らはなぜ手に入れた大金を湯水のように使い尽くし、それどころか借金まで背負ってしまうのか? その主な理由は浪費グセです。
ジョニーデップの資産を管理していたTMGによると彼は南フランスに城、バハマにプライペートアイランドなど14の不動産、さらに高級車を45台所有。アンディー・ウォーホルやグスタフ・クリムトといったアーティストの作品、マリリンモンローやマーロンブランドなどのハリウッドスターのグッズを収集。他にも高級ワインに月額3450万円を費やしていたそうです。
人間には3つの本能的欲求があります。食欲、性欲、群欲(人と群れたい、その群れの中で優位に立ちたいという欲求)です。そして、こうした欲求には際限がありません。満たしても満たしても、時間がたつとまた欲しくなります。だからこそ、どこかで歯止めをかけなくてはなりません。
欲求を満たすにはお金がかかります。普通は早々にお金が尽きて、そこで自動的に歯止めがかかります。しかし、彼らの場合は数十億円という莫大な富があるので、危険なまでに実現できてしまいます。そうして水面下で取り替えしがつかないレベルまで事態が進行し、ある時、破産というニュースとして世に知れ渡ります。
とはいえ、お金持ち全員がそういった末路を辿るわけではありません。たとえばヨーロッパの貴族やアラブの王族といった富豪たちはその富をキープし続けます。それが可能なのは、彼らがお金、つまり「欲望との付き合い方」を長い年月をかけて培っているからです。
しかしハリウッド俳優やミュージシャン、プロスポーツ選手など「己の才覚で成功を掴んだ人々」はそういった機会に恵まれていません。ある時を境に脚光を浴びて、そこから莫大な富が流れ込み、あれよあれよという間に取り巻く環境が変わっていってしまいます。
この世の春を謳いながら、その後転落していく彼らを見て、「あれだけの金を稼いでいて、破産するなんて馬鹿なんじゃないか」とこき下ろす人がいますが、それは間違いです。もし彼らと同じ境遇に突然立たされたら、私たちもお金の持つ魔力に翻弄されてしまうでしょう。実際に、宝くじの高額当選者が数年後に破産するケースは珍しくありません。
人間関係、時間、金銭。どんな物事にも「それ以上は入らない」という限界、器(うつわ)があります。自分が使いこなせる金額が年間1000万円なのに、明日1億円を手に入れたら、それに振り回されてしまいます。大切なのはお金を稼ぐだけでなく、それを使いこなせるように自分の器を広げることです。
最近、ジョニーデップが破産寸前というニュースが話題になりました。ジョニーデップといえば数々の有名映画に出演する大物俳優の一人。そのギャラは代表作『パイレーツオブカリビアン』シリーズだけで228億円と言われています。
私たちが一生かけても手に入らない金額のギャラや印税を稼いでも、破産もしくは破産寸前まで追い込まれてしまう。こうしたケースは実は珍しくありません。
・ラッパーのM.C.ハマーはセカンドアルバムで26億円稼ぎました。しかし自己破産した時、7億円の資産に対し11億円の負債がありました。
・シンガーソングライターのエルトン・ジョンは世界中に5軒の豪邸を持ち、資産は209億円と伝えられていました。しかし高級車、ジュエリー、アートコレクションなど購入し続けた結果、2002年に破産を申請しました。
・NBA選手のアレン・アイバーソンは生涯年棒で150億円近く稼ぎました。しかしその後、自宅を差し押さえられ、弁護士費用を滞納、という状況になりました。
彼らはなぜ手に入れた大金を湯水のように使い尽くし、それどころか借金まで背負ってしまうのか? その主な理由は浪費グセです。
ジョニーデップの資産を管理していたTMGによると彼は南フランスに城、バハマにプライペートアイランドなど14の不動産、さらに高級車を45台所有。アンディー・ウォーホルやグスタフ・クリムトといったアーティストの作品、マリリンモンローやマーロンブランドなどのハリウッドスターのグッズを収集。他にも高級ワインに月額3450万円を費やしていたそうです。
人間には3つの本能的欲求があります。食欲、性欲、群欲(人と群れたい、その群れの中で優位に立ちたいという欲求)です。そして、こうした欲求には際限がありません。満たしても満たしても、時間がたつとまた欲しくなります。だからこそ、どこかで歯止めをかけなくてはなりません。
欲求を満たすにはお金がかかります。普通は早々にお金が尽きて、そこで自動的に歯止めがかかります。しかし、彼らの場合は数十億円という莫大な富があるので、危険なまでに実現できてしまいます。そうして水面下で取り替えしがつかないレベルまで事態が進行し、ある時、破産というニュースとして世に知れ渡ります。
とはいえ、お金持ち全員がそういった末路を辿るわけではありません。たとえばヨーロッパの貴族やアラブの王族といった富豪たちはその富をキープし続けます。それが可能なのは、彼らがお金、つまり「欲望との付き合い方」を長い年月をかけて培っているからです。
しかしハリウッド俳優やミュージシャン、プロスポーツ選手など「己の才覚で成功を掴んだ人々」はそういった機会に恵まれていません。ある時を境に脚光を浴びて、そこから莫大な富が流れ込み、あれよあれよという間に取り巻く環境が変わっていってしまいます。
この世の春を謳いながら、その後転落していく彼らを見て、「あれだけの金を稼いでいて、破産するなんて馬鹿なんじゃないか」とこき下ろす人がいますが、それは間違いです。もし彼らと同じ境遇に突然立たされたら、私たちもお金の持つ魔力に翻弄されてしまうでしょう。実際に、宝くじの高額当選者が数年後に破産するケースは珍しくありません。
人間関係、時間、金銭。どんな物事にも「それ以上は入らない」という限界、器(うつわ)があります。自分が使いこなせる金額が年間1000万円なのに、明日1億円を手に入れたら、それに振り回されてしまいます。大切なのはお金を稼ぐだけでなく、それを使いこなせるように自分の器を広げることです。
では、どうすれば自分の器を広げられるのか。その一つが「利他」です。美酒美食や高級品はどれも自分の欲求を満たすお金の使い方です。贅沢は決して悪いことではありませんが、そのために費やせるお金には限りがあります。その限度を超えて、なおも贅沢にこだわるから人生がアンバランスに傾いていきます。
「寄付」や「後進の育成」あるいは「投機ではない投資」などお金を利他的に使うと、自分の器が広がります。お金は表面的には目減りしますが、それは誰かに対する施しに形を変えただけです。その施しは巡り巡って、いずれ自分のところに戻ってきます。どうせ今の自分だけでは使い切れないのだから、お金以外の形で人や社会に預けておこうという考えです。
そして、これは何もお金持ちに限った話ではありません。資産運用は難しいかもしれませんが、「寄付」や「後進の育成」は私たちでも今すぐ始められます。富豪の体験談を調べると、自分が成功する前からこうした行動を自然に行っています。彼らは来るべき時に備えて、あらかじめ自分の器を広げているのです。
お金は自分のために使うもの。それは確かにその通りなのですが、非常識にこそ正解があるのは世の常です。「コンビニでお釣りを募金する」といった小さなことからでかまいません。あなたもぜひ今日から、他人のためにお金を使ってみてください。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」
「寄付」や「後進の育成」あるいは「投機ではない投資」などお金を利他的に使うと、自分の器が広がります。お金は表面的には目減りしますが、それは誰かに対する施しに形を変えただけです。その施しは巡り巡って、いずれ自分のところに戻ってきます。どうせ今の自分だけでは使い切れないのだから、お金以外の形で人や社会に預けておこうという考えです。
そして、これは何もお金持ちに限った話ではありません。資産運用は難しいかもしれませんが、「寄付」や「後進の育成」は私たちでも今すぐ始められます。富豪の体験談を調べると、自分が成功する前からこうした行動を自然に行っています。彼らは来るべき時に備えて、あらかじめ自分の器を広げているのです。
お金は自分のために使うもの。それは確かにその通りなのですが、非常識にこそ正解があるのは世の常です。「コンビニでお釣りを募金する」といった小さなことからでかまいません。あなたもぜひ今日から、他人のためにお金を使ってみてください。
【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」
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