飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

いまの時期だけの、とっておきの楽しみ…。

2016-12-26 09:19:06 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
私は、今の季節だけ楽しめるとっておきのものを持っています…。




我が家からは、筑波山がきれいに見ます。







私の家は、この景色をリビングのソファーに腰をかけながら、薪ストーブの炎と同時に見ることが出来るんです…。






意図して作った間取りではなかったんですが、ちょうどうまい具合に両方を同時に楽しむことが出来ます。


私がすむ茨城県は、季節が冬になり西高東低の冬型の気圧配置になると、かねり高い確率で晴天が続きます。

つまり、冬になると、ほとんど毎日この美しい夕暮れを楽しむことが出来るんです!


夕日に染まる筑波山を見ながら…。


薪ストーブの炎も同時に眺め…。


ちょっと酒でも飲みながらその両方を楽しむ…。


今の時期だけですが、この楽しみは私にとってとっておきのものなのです…。


ちょっと静かな音楽でもかけながら…。


ゆっくり酒を飲み…。


今だけ限定の、とっておきのこの時間を楽しむ…。


私はこの場所に家を建て、薪ストーブを設置し、そして、今の生活が出来ていることに感謝しなければいけませんね!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その10

2016-12-25 15:20:17 | 自作飛行機(homebuild airplane )
今回は皆さんに奇妙な飛行体をご紹介いたします。



これWOOPYという比較的新しく出来たスカイスポーツです。

構造がとてもシンプルで、翼の中の空気の圧力を高くすることにより、風船のように翼の形を保ち、空を飛ぶことが出来る乗り物です。

この機体、舵などを持っておらず、体重移動だけで操縦することが出来ます。

こんなものがなんで空を飛ぶことが出来るのでしょうか?

ちょっとそんなことを考えてみたいと思います!



まずピッチの安定については、これはプランク翼が飛ぶことと同じ理由であるといえます。

プランク翼とは後退角がない無尾翼機のことで、ピッチの安定をとるため、その翼型は後縁が反り返った形を持っています。



(あまり後縁が持ち上がっていないように見えますが、代わりに翼の下面の方が膨らんでおり、同じ効果が得られています。)

このWOOPYの場合、パイロットの位置から推測すると、結構前に重心位置があるようで、そのような飛行機はピッチ安定が非常に良いものを持っています。

また、重心位置が前にあることにより、重心位置より後ろの翼面積が十分あること、および、大きな垂直尾翼のおかげでヨー、つまり、方向安定も良いと思います。

つまり、WOOPYは奇妙なかたちをしながらも、ちゃんと空を飛ぶ要素を持っているといえると思います…。

が…。

実は、私、このWOOPYが、なぜ体重移動だけできれいに旋回できているのかよく分からないんです…。

考えられる回答として、上にも述べましたが、十分過ぎるピッチ安定を持たせるために、風圧中心位置よりもずっと前に重心位置があるため、バンクがかかった時に重い人間が振り子のように下…、つまり、旋回方向へと向くため、それがヨーの力とな

り旋回しているのかな?と、思ったりもしますが、ちょっと自信ありません…。

どなたかこのWOOPYがなぜスムーズに旋回できているか、その理由が分かる方は教えてください!



さて、今回はもう一つ奇妙なかたちの飛行機をご紹介したいと思います。



これ、ちょっと私がいたずら心で考えてみた飛行機です。

今までになかった形なので、とりあえずW型無尾翼機とでも名付けておきましょうか…。

今までにない奇妙な形の飛行機ですが、これだってちゃんと飛ぶように出来るんです!

飛行機が安定よく飛ぶには、ヨー、ロール、ピッチの自立安定性が必要なことはこのブログでも繰り返しご説明しましたが…。

まず、このW型無尾翼機では、ヨーの安定は垂直尾翼、ロールの安定については翼端が前進翼になっており逆安定となるので、若干上反角を持たせれば大丈夫と思われます。

そして、ピッチの安定については…。

前進翼のため、翼端にねじり上げを持たせれば、自立安定性を持たせることができますが…。

それだと、翼端に大きなねじりの力が加わる可能性や、飛行機にとって危険な翼端失速に入る可能性があるため、垂直尾翼がある辺りの翼型を、上図のプランク翼に使われている後ろがそりあ

がった翼型
にしても十分飛ぶと思います。


で、なんでこんな奇妙な形の飛行機をご紹介したかというと…。


そもそも後退翼機の翼には大きなねじれの力がかかります。

それは、下の図を見ていただければお分かりいただけると思いますが、翼を支えている中央部分よりも後ろの位置に揚力中心があるからです。



他にも後退角があると、要端失速に入りやすいなどの弊害もあります。

それではなぜ、そんな悪い特性を持つ後退翼を旅客機などが採用しているかというと…。

音速ちょっと手前ぐらいの速度が、ジェットエンジンの効率が一番良くなって燃費が向上するからなんです。

ジェットエンジンは回転運動だけで、ピストンエンジンのように往復する部品を持たないため、高回転でも機械的なロスがほとんどなく、ラム圧(前からくる空気の圧力)が得られる高速域の方が圧縮比が上がりエンジンの効率が向上するのです。


しかし、ジェットエンジンが一番効率よく回る音速近くで飛行すると、部分的に音速を超える場所が出てきてしまい、そのため、大きな抵抗が発生してしまいます。

それを軽減するために、音速近くで飛ぶ飛行機の多くは後退角が持たされているのです。



でも、先にも述べたように後退角は重くなったり等の様々な弊害を持っています。

ならば…。

前進翼と後退角の二つを持つ飛行機があれば、翼にかかるねじれの力が軽減され、飛行機にとって危険な翼端失速も防げるのではないか?

そんないたずら心でちょっと考えてみました!(笑)

実際は後退角から前進角へと移る箇所に、大きな応力がかかりそうですが、あえてそこにエンジンを配置するデザインにすることにより、翼に厚みを持たせて丈夫に出来るのではないか?なんて考えてみました!

奇妙な形ですが、ちょっとカッコイイと思いません?(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェンソーのオイルポンプ修理。

2016-12-18 13:50:40 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
先日、薪を作るために古いチェンソーを使っていたところ、ソーチェンのオイルが出なくなりました!

オイルポンプの故障です…。

このチェンソーは私が一番最初に買ったもの…。もう7年間使いたおしたものです。

ホームセンターで買った安物ですから、修理依頼はきかないでしょう。

パーツだって手に入るかどうか分かりません。

でも、直せるものなら直してやりたい。

そう思い、オイルポンプの修理に挑戦してみました。




まずソーチェン側のカバーを外します。

オイルポンプは中央の丸い部品遠心クラッチの下にありますから、まずはこの遠心クラッチから外さなければいけません。

遠心クラッチを外すには専用工具が必要ですが、私は身近にあるもので自作しました。



アルミの角棒に穴をあけボルトを入れただけ…。これで十分外せます。



二つあるクラッチの隙間にボルト部が入るようにこの自作工具を入れて外すのですが…。

このままだとエンジンも一緒に回転してしまうため、外すことが出来ません!

そこで…。



プラグ穴からロープをいれて、エンジンが回転することを防止しておくのです。

これで、先の自作工具を時計回りに回せばクラッチは外せます。

チェンソーのクラッチは、逆ねじになっているのです。

クラッチが無事に外せました。



クラッチ周りの部品を外すとオイルポンプ部のカバーが見えてきます。



このカバーを外すと、いよいよ目的のオイルポンプが見えてきます。



中央の白い棒状の部品です。

チェンソーのオイルポンプは、エンジンが回るとウォームギアでこのポンプが回り、オイルが供給される仕組みになっています。

このポンプを取り外し点検してみますが、異常箇所は無いようでした。

ソーチェンへのオイル供給システムって単純な構造で、この部分の故障原因はポンプ部の欠陥かオイルパイプの詰まりしか考えられません。

どうやらオイルが供給されないのは、途中のパイプに詰まりがあるようです。

確認してみると…。



やはりオイルポンプ前のこのパイプに詰まりがありました!!

息を吹いてみたら、まったく空気が通りませんでした。

原因はわかったけど、はてさてこの詰まりをどう解消するか…。

仕事場にあるものを見ているうちにひらめきました!はんだを通してパイプの中のごみを出してやれば良いのです!



はんだを回しながら押し込んでみると、パイプの中のごみが押し出されました!

実は、オイルの吸い取り口にスポンジのフィルターがかぶせられているのですが、これが経年劣化でボロボロになっていたのです。そして、その破片がパイプを詰まらせていました。

フィルターが詰まるなんて、ちょっと皮肉です…。

チェンソーを組み上げて、一度ソーチェンオイルを全部抜き、中をガソリンできれいに洗浄しておきます。

これで、とりあえずは大丈夫ですが、フィルターがない状態なので、今後オイルにゴミが入らないように注意しなければなりません。

チェンソーのエンジンをかけてオイルが出ているか確認してみます。



木にオイルが飛んでいます。バッチリ直っているようです。

私はこのチェンソーの他にも、ちょっと大型のチェンソーを持っていますが、やはり、小枝を切るときなんかは今回壊れたような小さなチェン

ソーがあった方が便利です。

このチェンソーがダメになったら、ちょっと良い小型のチェンソーを買う予定でいましたが、安物といえどもまだまだ使えそうで

す。


チェンソーの修理の勉強にもなるので、このチェンソーもできるだけ自分で修理して末永く使ってやろうと思います!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薪ストーブの維持費って?

2016-12-16 08:30:24 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
いよいよ本格的な薪ストーブシーズンが到来しました!

もちろん、我が家のアクレイムは毎日ガンガンに焚いてます!



さて、今日は薪ストーブの維持費について、ちょっとお話ししてみたいと思います。


我が家のアクレイムバーモントキャスティングス社というアメリカのメーカーの薪ストーブです。

只今6シーズン目に突入し、今までやったメンテナンスの内容は…。

ガスケット類の交換→2回

オーバーホール→1回

だけで、ガスケット以外の部品は交換していませんが、耐火煉瓦はもうそろそろ交換が必要で、二次燃焼ボッ

クス
もあと何シーズン持つかわからない状態です。

近いうち、これらの交換も必要でしょう。

これらは、ガンガンに薪ストーブを使っている割には、比較的メンテナンス代がかかっていない例だと思います。

ウチの場合、メンテナンスはすべて自分でやっているのでなおさらでしょう。(笑)


さて、薪ストーブには大雑把に分けて、触媒機クリーンバーン機というのがあります。

これらはそれぞれに良い特性があるために二つが存在しています。

このうち触媒機については、よく触媒の交換が定期的に必要だから維持費がかかる…。なんて言

われていますが…。

いろいろな仲間の薪ストーバーの話を聞いていると、一概に触媒機は維持費がかかるなんて言いきれないよ

うに思えてきました。


と、いうのは、クリーンバーン機だってなんだかんだで部品が痛んで交換や修理をしている例を多く聞いているからです。

特に、高温になりやすい燃焼室上部のバッフルまわりがやられてしまいがちなようです。

ストーブが壊れれば当然修理が必要だし、その分維持費がかさんでしまいます…。

また、一般に維持費がかかると思われている触媒機ですが…。

クリーンバーン機に比べ、薪をゆっくりと燃やせるという特性を持っています。

これは、一時的にパッと薪の持つエネルギーを放出する特性を持ちがちなクリーンバーン機に比べ、上手に燃焼を制御してやれば、

部屋の温度をより一定に保つことが出来、より薪を節約できる可能性もあると思います。


この特性、更に炉壁に大谷石などの蓄熱性の高い材質を使い、長時間焚き続けることでより効果が出てくると思います。

(実は、薪ストーブって、触媒機のように二次燃焼室がストーブの背後にあるタイプでは、炉壁も蓄熱して遠赤外線を大量に出すの

で、その材質で暖かさも変わってくるんです!)


こんなことから、触媒機は薪を上手に燃やすことがやりやすいため、結果的に薪を節約しやすいとも言われています。

(これは、触媒機の方がクリーンバーン機よりも効率が良いということではなく、より触媒機の方が穏やかに薪を燃やせ易いということですの

でお間違えなく…。)

薪が節約できれば、それだけ触媒機は維持費が安くなるとも言えます。


触媒機、クリーンバーン機についていろいろと書いてみましたが、要は何が言いたいかというと…。

どっちが維持費が安いかなんて、実際に使ってみないとわからない!!ということです。

むしろ、私は思うのですが、薪ストーブの維持費を安くしたいのであれば機種の選定ではなく、オーナーが

愛情をもっていかに薪ストーブを管理し、大事に焚くか!
だと思うのです。

温度管理もせず、乾燥薪も使わず、メンテナンスもしない…。

そんな使い方をすれば、どんな薪ストーブだって傷んでしまい、修理にお金がかかってしまいます。

ですから、もし維持費の違いで触媒機かクリーンバーン機かにするかについて悩んでいる方がおられるとしたら、実はそれはあまり

意味がないのでは?
と、私は思えるのです。

そんなことよりも、むしろ、そのストーブの特性があなたのライフスタイルに合っているか?

そういったことに注目した方が良いと思います。

そして、

なんだかんだ言っても、結局は薪ストーブなんて暖房器具というよりは、かなり、趣味に近い道具なんですから結局は自分が気に入った薪ストーブが一番なのではないか?

と、私は思うのです!



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

破郎エブリバディーさんが我が家へ…。

2016-12-07 09:37:51 | 日記(diary)
何度かこのブログでご紹介していました破郎エブリバディー先生が、とうとう我が家にお越しくださいました!

我が家は毎年北海道へ車中泊で旅に出ることが恒例となっているのですが、北海道のちょっとマニアックな観光地などでたまに見かけるダルマ絵。それが毎年行きながらとても気になっていたのです…。

そして2年前。

ひょんなことからこのダルマ絵を描かれてている破郎エブリバディー先生とお会いできることになったのです。

破郎さんとはそれ以後、ちょくちょく連絡をとりあっていました。


我が家に来られた破郎さん。

いきなりお酒を飲みながら。

「じゃ、ちょっと描いてみようか!」と、筆をとられました。



サッ サッと、止まることなく筆を運ばれます。

そして、見事なダルマ絵があっという間に出来上がりました!



見ていて思わず緊張してしまいます…。

続けざまに…。



本当に絵にも字にも勢い、そして、迫力があります!

これは今回初めて私も知ったのですが、実は破郎さん、柔道の達人なのだそうです。

なるほど!道理で筆に勢いがあり、迷いがないのかなぁ~と思いました。


数枚の絵を書いて頂いた後は、お酒を飲みながらの夕食…。

最初は何を話してよいかと迷いましたが、お互いに大好きな旅の話となると大いに盛り上がってしまいました!

新しく見つけた破郎さんの絵の話。

奇想天外な面白い旅人の話…。

破郎さんも旅が大好きなので大いに盛り上がり、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。


そのうち破郎さんの目は、我が家自慢の薪ストーブの炎へ…。

ここで破郎さん。薪ストーブの炎の美しさにとても感動されました!

まるで純粋な少年のように感動しながら炎を見つめ続ける破郎さん…。

美しいものに素直に感動できる心、そして、格闘家の一瞬の集中力。

この二つを持ち合わせているからこそ、破郎さんはあのような迫力のあるダルマ絵が描けるんだと思います。


楽しい時間はすぐに過ぎ去り、気が付くと結構いい時間。

酔っぱらいながら急いで床へとつきました。



破郎さんは現在各所のダルマ寺やなどをめぐる旅をされています。

今回はもう北海道に帰られるということですが、もし、破郎さんの絵がほしい方がいらっしゃいましたら、非公開コメントにてご連絡先をお知らせください。


お取次ぎいたします。

破郎さんは今回のような色紙の他にも、屏風や掛け軸などにもダルマ絵を描いて頂けます。


今回の破郎さんのご訪問については、女房のブログ車中パグでも紹介しています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする