飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

クレームは天の声‥

2013-10-20 18:54:10 | うんちく・小ネタ(absurd story)

クレームは天の声‥。

実はコレ、私が好きな薪ストーブ屋さんが、お客様からくるクレームを真摯に受け止め、きめ細かい対応をしていくために言われていた言葉なのですが、私は自分の本業であるハンググライダー関係の仕事でも、この言葉は大切なものとして肝に銘じる必要があると感じております‥。

薪ストーブとハンググライダー‥。

全く違うもののようですが、実は商品をお客様に満足して使っていただくためには、きめ細かいアフターフォローが必要であるという大きな共通点があるのです!

これは双方とも、いきなりではお客様が使いこなすことが出来ず、販売店がきめ細かく安全チェックを行い、そして、商品の使い方をレクチャーする必要があるということなのです。

薪ストーブでは火のつけ方から始まり、効率よく燃焼させるための手順や温度管理、煙突掃除などのメンテナンス、更には薪を作るためのチェーンソーの安全な使い方や、時には数百キロはあろう原木の安全な扱い方、まきわりの仕方に薪の保管方法と、実は多くの技術を習得しておく必要があります。

Photo

ハンググライダーだって当然同じ!

機体の扱い方から乗りこなし方、点検の仕方や管理方法、更には気象や地理を理解して、安全に飛行するためのプランなどもたてることが出来なければ、そのフライトを楽しむことは出来ません。

それには、きめ細かく販売店がお客様にフォローをしていく必要があるのです。

販売店がお客様に商品を渡すだけで、ほったらかしにしてしまっては、お客様はその商品を正しく安全に使いこなすことが出来ないのです。

T2c

そういった意味で、私が趣味としている薪ストーブですが、ビジネスの上ではハンググライダーよりも薪ストーブの方がずっとそのやり方が進んでいるので、私は薪ストーブの商売のやり方を大いに参考にすべきだと思っております。

その一つが先の「クレームは天の声」。

クレームは、お客様の不都合を訴える声‥。

やはりそのような声は聞き逃してはいけないものだと思います‥。

コメント (2)
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ステージャーミシンの危機!

2013-10-10 21:04:35 | ハング(hangglider)

長年愛用してきた、弊社のセール縫製専用のステージャーミシン。

このステージャーミシンは、私が引き継いで愛用し始めてから早20年。

実はその前は、かつて日本に存在したハンググライダーメーカー「ファルフォーク」の機体のセールを縫い続け、最終的には日本のハンググライダー史上最高の傑作機と言われた「エクセル」のセール専用に使い続けられた由緒あるミシンでもあります。

わけあってこのミシンは私が引き継ぐことになりましたが、延べで約40年ほど使い続けられたミシンでもあります。

このミシンが、先日突然壊れてしまいました!

ミシンの修理は何度もやっているので、とりあえずはオーバーホールに入ります。

003 手前のごちゃごちゃとしているリンク類をすべて外し、各部のセッティングをチェックしますがどうにも故障の原因が分からない‥。

最後の最後ままで分解したところで、ようやく原因が見つかりました!

が、それは、ミシン内のある部品がミシンの動作を邪魔しているものでした。

「このミシンの動きを邪魔している部品はなんのためにあるのだろうか?意味のない部品などこんなところに使わないはず‥。この部品の意味が分からなければ、うかつにこれを取り除けない!」そう私は判断し、ミシンの修理専門のプロに見てもらうことに決めました。

電話帳でミシンの修理業者に連絡を取るも、今では工業用ミシンを修理してもらえる業者は少なく、ようやく潮来近くの修理業者にこの修理を引き受けていただけることになりました。

ミシン屋さんの名前は「沼里ミシン」。

正直、なんの変哲もない町の小さなミシン屋さんです。

一時間かけてミシンを運び、ここのご主人に見てもらいます。

「ステージャーの両送りジグザグミシンですね!私も初めて見ました。そうそうないミシンですね。

いったい何に使っているんですか?」

店のご主人は一目でこのミシンが特殊であることを見抜き、話を続けてきます。

「ステージャージャパンは数年前に潰れましたね。ここの社長の奥さん、実はここの近所の出なんですよ!」。

そんなことを話しながら、このご主人はミシンの分解に入りました‥。が、このご主人ですら苦戦している様子‥。

私も手を貸しながら、とりあえず私が見つけた故障の原因をお話したところ、「その部品は本来そこにあってはいけないもの。何かの理由でそこに挟まってしまったのでしょう。それにしても珍しい事例ですね!故障の原因がはっきりしました」と、その問題の部品を正規の場所に戻し、無事ミシンの修理が終わりました。

私もたいていのミシンの修理は自分で行いますが、今回のような判断が難しい修理はサスガにお手上げです。

しかし、ここのご主人にとってもかなり難易度が高い修理であったはずですが、このご主人は初めてみるミシンであるのにもかかわらず、一所懸命修理してくださいました。

人は誰しも困難なことは避けたがります。

しかし、それでは自分が成長できないように思えます。

ここのご主人は、私が困っている様子から嫌がりもせずにこの困難な修理を引き受けてくれて、苦労しながらこのステージャーミシンを修理してくださいました。

私はこのような人がいるからこそ、世の中がうまくまわってくれるように思います。

沼里ミシンのご主人には本当に感謝です!

ここで修理したステージャーミシンは、私が工場に運び込んだ後、更に細かな調整を施したところ以前にもまして快調に動くようになりました!!

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再び薪割大会へ‥

2013-10-06 22:27:25 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)

春に参加しました薪ストーブブロガー主催の薪割大会へ、この週末再び参加させていただきました。

今回の薪割大会を企画されたのは、現在薪ストーブブログ1位の薪焚亭さん。

当日はウチの女房も初参加となり、合計8名で薪割大会が行われました。

ウチの女房は、前回用事で参加できませんでしたが、今回初参加となり大張り切り!

薪作りの名人の方々に混じって、精一杯頑張っていました!

Photo 参加者の方からお借りした、プロ使用のスチールチェーンソー75センチバー仕様で一枚パチリ!

でも、このあと本当にこのチェーンソーで巨木を玉切りしてしまったのにはみなさんが驚くとともに、わが女房ながら天晴!!

再び惚れ直してしまいました(笑)。

天気はイマイチで、時折雨で中断することもありましたが、さすがは薪作りのプロの方々なので、原木の山もアッという間に玉切りされ、そして、割られて大量の薪へと変わっていきました。

薪割大会の後は恒例の親睦会!

今回は「魚紋」という寿司屋さんの一室を借り切って開かれました。

私にとって、人生で2回目の本格的な寿司屋さん。‥でしたが、さすがは食通でもある薪焚亭さんのおススメするお店。結果的に大満足!

専属の板さんが、一つ一つ食材の説明をしながら、丁寧な手さばきで調理されていく料理は、どの料理も大変おいしく、味には鈍感な私でさえ感動するようなものでした。

今回は様々な食材に加え「イノハナ」という大変珍しいキノコを天ぷらにしていただきました。

1 いのししの鼻に似ていることからこの名前がついたそうですが、独特の強い香りがし、そうそう市場には出てこない珍しいキノコだそうです。

今回はこのイノハナを天ぷらにしていただきましたが、独特の強い香りが何とも言えず美味で、癖になりそうな味でした。

板さんのトークもなかなかなもので、料理のオイシさを更にひきたてて、心地よい時間を過ごすことが出来ました。

前回に続き、今回の薪割大会も大変楽しく 過ごさせていただき感謝!

企画された薪焚亭さん。本当にありがとうございました!

コメント (6)
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