Blogアトリエ陶夢 <夢宇窯>

アトリエ陶夢の作品や活動紹介、各種陶芸活動、陶の郷づくりを掲載します。

夢宇窯里山の春と生活 

2020年04月28日 | 夢宇窯郷たより
 筍騒動の巻

4月に入り、益々新型コロナ感染の広がりが深刻になり緊急事態。
そんな中、夢宇窯の里へ帰省しました。
誰もいない、誰に会うこともない環境だから心配は、ほぼありません。
当然、不用不急ではありません。
里は正に春の日差しに誘われ桜は満開、草は伸び放題、タケノコは、次から次に頭を突き出します。
翌朝から、筍堀を手始めに作業が山盛りとなりました。

   

初日に、15本。二~三日おきぐらいに同じほど収穫することになり、知り合いなどに送りました。
湯がき作業もその度にしました。冷蔵庫はその度にいっぱいです。
それでも、雨上がりの朝には20センチもある太い筍が何本も生えてきます。
もうこうなるとありがたくも何もありません。
筍を撃退するのみの駆除作業となります。
 
 そういえば、数年前。夢宇窯の竹やぶに招かれざる客がやってきました。
それは、イノシシ…。 嗅覚の鋭い彼らは、地中のタケノコを見つけては根元深くまで掘り起こし物色します。
地上に出た筍は殆ど食せず、地中の根元部分を食べていました。

 この数年は、侵入を免れていたので安心していたのです。
が何と…  先週末朝 あちこちに 大きな穴と筍の皮が散らかってます。
ああ!またしても イノシシの襲来! 一度味を知った獣はきっとまたやってきます。
 彼らも生きもの、生きるための必然の行為!
まあ、今年の筍は確保できているので、タケノコの間引きは彼らに任せることにしょう。

   

 窯焚きの巻

 しばらく振りの窯焚きをしました。
生作品の素焼きと本焼き、そして、大型作品の釉薬掛けと本焼きを連続で行いました。
今回の夢宇窯の里滞在の目的の二つ目です。
今回はのんびりな滞在の為、普段できないことができました。
アトリエの片づけは勿論、残り物の焼成は何よりの収穫です。

  

 16時間の還元焼成と冷まし1日後に作品出し。
900℃~1200℃までガス投入 少し弱めの還元焼成 焼成温度は1230℃3時間キープ。焼成温度16時間。

    

 草との闘いの巻

 草から解放された弱年間のが終わりました。
5月から本格的な戦いが始まります。その前哨戦を今回はしました。
夢生窯周辺、竹林を含む敷地や空き地は既に雑草で覆われています。

   

 除草剤で対応することもあるのですが、最近は、コツコツと腰の痛みを我慢しながら草抜きです。
70を超えるとやはり馬力が無くなってきたことを感じます。
それは、作業日数に表れます。
でも反面、それを楽しむ気持ちも生まれてきます。もうさほど急ぐこともないでしょう。
三日後には、

         
奇麗になりました。
でも、一月後には元通りでしょう。きっと。戦いは始まったばかり、体調を整えて夏場の作業に耐える体力づくりをしなければ。