じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

三笠市「髙島屋食堂」の生姜焼きも食べてますよ。

2022-11-29 | 食堂
三笠市の果ての洋食屋さんはもちろんですが。

同じく三笠市の「髙島屋食堂」にも行ってましたよ。もちろん。

やはり、食堂と言えば…生姜焼き。

甘めの味付けにはご飯がすすみまくります。

さらに小鉢が麻婆豆腐ってのが、これまた泣けてくる。

食堂のお母さん達も、変わらず人懐っこく温かい迎えてくださいます。

それにしても。

三笠市のお店って、何かと凄いような。

炭鉱町の底力でしょうか。


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【三笠市食堂紀行三部作:完結編】三笠市「髙島屋食堂」の温もりご飯。

2022-09-06 | 食堂


三笠市の中心部から少し山間に入った場所に佇む、何とも長閑な店構え。

「髙島屋食堂」を最初に訪れたその日は、全国的にも暑さが厳しく。

奥の厨房から不意に現れたエプロン姿のご婦人が、「涼しげで一番良いね」と、タンクトップ姿の自分に気さくに話しかけてくれました。

恐らく調理担当と思しき、その方の他には、二人のフロア担当の「お母さん」が。

実際、地元の常連らしきお客さんから、当然のように「お母さん、暑いねー。」なんて声をかけられている。

そんな、地元密着感が半端ない「お母さん」達が取り仕切る、「食堂」として盤石なお店でした。

「食堂」と言いつつも、むしろ洋食屋さんに近い雰囲気。

名物「バラカツカレー」。バラ肉のカツと、王道のルーカレーは具もしっかり。


キャベツがたっぷりなのも有り難い。

骨つきの大きなザンギも名物だと聞いたのですが、流石にカツカレーと大きなザンギ、ってのもヘビーかなという事で。

ミニザンギを。味付けが確かに「ザンギ」のそれ。濃すぎず、でも鶏肉の風味をしっかり引き立てるスパイシーさ。絶妙な味わいでした。

後日、再訪。

前回、バラカツカレーを食べつつ、メニューを眺めていると、「ポークソテー」が目に付き、次回はコレと決めていました。

そんな訳で、狙い通りポークソテーをオーダーすると、調理担当と思しきお母さんが不意に現れて、「ちょっとコレも食べてみてよ」と。
酢の物をサービスして下さいました。甘さと塩加減が優しい。

ポークソテーにもしっかりと…
皿に盛られたキャベツが。

そして、熱々の鉄板に載って登場。
ジュウジュウと、派手に食欲を掻き立てる音を立てています。

厚みもあって食べ応え充分。

そして何故か付け合わせは、揚げたての野菜の天ぷら。

椎茸にピーマン、ナスの天ぷらは、衣もサクサク。

この付け合わせは中々無いのでは。鉄板に載った天ぷら、ってのも新鮮な感覚。

この辺りにも親しみを感じると言うか、「料理上手なお母さんが作ってくれたご飯」的な温もりが滲みます。

見た目も味も洋食屋さんのお料理なんですが、その味わいにはどこか、家庭の味を感じます。まさに、隠し味のように。

そして、再びお母さんが登場。
「これも食べないかい?名物なんだよ」と、小皿に盛られたカレールーを出して下さいました。

これで「ミニカレー」状態に。何だか手厚くおもてなしをして頂けました。

と、なれば、さらに再訪するより他ない。
今度はポークチャップを。豚肉の厚みと、ザクッとした歯応えの良さは、ポークソテーと変わらず。

このソースがまた、豚肉の旨味を引き立てて、ご飯がやたらと進む味わい。

そしてやはり、付け合わせは野菜の天ぷら。

今回はナスと椎茸に、ズッキーニ。鉄板のソースを絡めると、これまた素敵。

その日はお昼前に行ったのですが、既に満席に近い状態。

それでも、お母さんが合間に席まで来て、話しかけてくれます。

北村温泉帰りだったので、そんな話をしてましたね。

こちらを訪れると、何故か毎回、天気は晴れ。この時も見事な秋晴れが。

さて、次は…

生姜焼き定食辺りを頂きに伺いましょうかね…。



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【三笠市食堂紀行三部作:番外編】「みつい食堂」の"昔ながらの"オムライス。

2022-07-26 | 食堂
「昔ながらのオムライス、って何ですか?」

三笠市の「みつい食堂」に再訪したその日は、北海道もついに夏らしい暑さとなりまして。

こちらの食堂、外観はバリバリの昭和感なんですが、中に入ると…思いの外、クーラーがガンガン効いてる。

食堂と言うと、どうしても夏場は扇風機に団扇で暑さを凌ぎながら…なんてイメージでしたんで。

こりゃ、ありがたい。

と思いつつ、オムライスをオーダーしたら、学生さんと思しき女性のスタッフさんが、周りの人生の先輩たるスタッフさん達に問いかけていたのが…「昔ながらのオムライスって、何?」と言う疑問。

どうやら、他のお客さんがオムライスを食べつつ、口にしたそのキーワードが気になった模様。

「ほら、今はオムレツを上でパカっと開くやつとか、オシャレなのがあるでしょ…」

と、その素朴な疑問に多少戸惑いを見せる、人生の先輩達。

正直、オーダーした客の至近距離で、そのメニューについて語られてしまうと、何だか微妙な居心地の悪さもあったりします(笑)。

つまりは要するに…

こう言うオムライスな訳ですが。

まさしく「昔ながらの」オムライス。薄焼き卵で包むタイプです。ラーメンスープも付いてます。完璧。

でも、10代の皆さんにはピンと来ないんですね。やはり。

このオムライスにテンション爆上がりするのは、基本、昭和生まれの人間ですからね(笑)。


それにしても見事なビジュアルです。

結局、納得したかどうかは微妙な、そのうら若きスタッフさんは、「暑いとオムライスがよく出ますよねー。」なんてプチ情報も。

そうなんだ…なんて思いつつ、鮮やかな色合いの薄焼き卵を突き崩し、赤く染まったチキンライスにケチャップを絡めつつ口に運ぶ。

これこれ。これが「昔ながら」。

その若き女性スタッフさんには、ありふれた日常のひとつかも知れないですが…

その目の前ではいつも、歴史的遺産とも言えるオムライスが連日、作り出されてる訳です。

それは実は、とても貴重な経験だったりする事に、彼女はいつか気づく日が来る…

と、期待したいです。
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【三笠市食堂紀行三部作:第二弾】炭鉱町の力強さが染み込んでくる「みつい食堂」のご飯。

2022-06-26 | 食堂
三笠市と言えば、炭鉱で栄えた街。

「炭鉱町はラーメンと蕎麦とカレーが美味しい」という、個人的法則。

新札幌のコミュニティFMの、とある番組のパーソナリティさんも同意してくださったので、間違いないです(笑)。

そして、それを確かめるべくしばらく前には更科食堂で、蕎麦とラーメンを頂いた訳ですが…



三笠市の中心部にも、その法則を証明する様な食堂がありました。

もう、外観からして力強い。


お願いしたのは「カレーセット」…のカレーを追加料金でカツカレーにして頂いたもの。

店員さんに相談したら、快諾して下さいました。

両方、食べたかったんです(笑)。

まずは、この絵に描いたような昔ながらのラーメンから。セットのラーメンは麺が半玉くらい。この後にカレーが控えてますから、ちょうど良い。

本当に子供の頃に食べた「食堂の味」ですね。

初めてなのに懐かしい。

そして、残ったスープと共に…


カツカレーを。

キャベツとマヨネーズが有り難い。

ルーは恐らく…ラーメンスープでカレールーを溶いたんでしょうか。

具材はなし。潔いカレールーです。

しばらくすると、表面に「膜」が張るやつです(笑)。「ライスカレー」とも言えそうな、ノスタルジックな味。

久しぶりですね。この感じ。王道にして横綱クラス、演歌界の大御所の様な堂々たる「食堂のカレー」です。


メニューも豊富です。

食べながら、次に来た時に何を食べるか吟味。

こちらのナポリタンやミートソース、広東麺あたりも捨てがたい。

後ろのテーブルでは、サラリーマンのグループが、ワシワシとカレーやラーメンをワイルドにかっ喰らっていました。

こういうお店のご飯は、食べると何だか力が湧き上がります。

ネットも携帯も無いような時代。色々言うより、まず食べる。食べて沢山働く。その為のご飯。

確かに食べると、ストレートに力が湧いてくる。

炭鉱で働く人々を、こんなご飯が力強く支え続けたんでしょうね。


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意外と誰でも普通に入れる「道議会食堂」…の、名物。

2021-05-12 | 食堂
観光名所ともなってる、札幌中心部、北海道庁赤レンガ庁舎…の西の裏側に、最近立て替えられた真新しい道議会庁舎があります。

建物の上の方が、大きくガラス張りになってるのが特徴的。

「議会」と言うと、物凄く入りづらい。

ですが、その一階にある食堂は、実は誰でも入れます。

立て替えられる前は地下にあったので、さらに入りづらかったのですが、今は全面ガラス張りで明るいカフェのような感じ。

そして、昔から道議会に集う人々の胃袋を満たしてきた老舗食堂でもあります。

北海道の政治を裏で支えたとも言える…ような気がします。

メニューは、定食からハンバーグ、ラーメン、カツ丼など、いわゆる「食堂」のメニューは網羅。お値段も役所の食堂だから、比較的フレンドリーな値段設定。

しかし、ここならではの昔からの「名物」メニューがありまして…

それが「大特ざる」。

普通の「特ざる」があって、それの大盛りなので「大特ざる」。

「特ざる」という名前自体、聞き慣れないと思いますが、冷たい蕎麦を、海老天や鶏肉、ネギなどの入った、温かな蕎麦つゆに浸して食べるので、「特別」なざる蕎麦と言う意味からその名が付いたような気がします。

見てると半数近いお客さんは、「特ざる」か「大特ざる」を頼んでる様な。

「大特ねー。」なんて、略して注文する常連らしき方も。

横から見ると…
チョモランマ状態。少なくとも、一般的なざる蕎麦の四人前分はありますね。

気を付けないと、蕎麦を摘む時に雪崩が起きます(笑)。

ちなみに普通盛り…つまり「大」がつかない方も、一般的なざる蕎麦の大盛りくらいはあります。

そして、これが「特ざる」の蕎麦つゆ。

甘辛いつゆに、揚げ玉もたくさん入ってて濃厚。

冷たい蕎麦を浸すと、ちょうど良い塩梅になります。

役所の食堂ですから、恐らく運営してる業者さんは入れ替わったりしてるんでしょうけど、このメニューだけは引き継がれてるらしく。

それだけファンも多いって事でしょう。

札幌における大盛り蕎麦界(?)では、こことテレビ塔下の「大番」が、二大巨頭ではないかと。

流石にこのボリューム、自分には年齢的にキツくなってきましたが(笑)、蕎麦で胃袋を徹底的に満たしたい時にはこの上ない。

朝から夕方まで営業してて、利用しやすいのも「議会」の食堂だからでしょうか。

ただ、この食堂、若干独特なシステム。

お店に入ると、スタッフさんに人数を聞かれて、何となく座る位置を指定されます。「あの空いてるカウンターどうぞー」とか、そんな感じ。

で、その時は目の前のテーブルに、既に水の入ったコップが沢山あるので、それを自分で持っていき着席。

しばらくすると、スタッフさんが注文を聞きに来てくれるのでオーダーを。

その後、料理が伝票と共に運ばれてきて、食事が終わったら、食器は自分で下げ口に持っていき、入口のレジで伝票を渡して会計。

セミセルフ、みたいな感じですね。

最初は戸惑うかもしれません。

そして、最初に大特ざるを目の当たりにしたなら、その時も戸惑うと思います(笑)。
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