市ヶ谷駅近くにある科学技術振興機構(略称JST)東京本部別館の1階ロビーに展示されているバベルの塔の立体模型。
先日たまたまそこに行ったRさんの目撃情報を見て私もお昼休みに飛んで行きました。
こちらが原画のレプリカ。とりあえずはその造形と色調の再現性の高さに声を失いました。よくぞここまで。
FBでRさんが撮った写真はだいたい最初の写真と同じような物だったのですが、スマホの小さい画面で見ているせいもあって、実際の大きさがよく分かっていませんでした。
イメージとしては私の膝か、せいぜい腰くらいの高さなのかなと思ってたんですが、実際に見たらその何倍ものボリュームでびっくり。
高さは3mを超えています。ブリューゲルが書いたバベルの塔の高さの、描かれている人物の大きさから推定すると約500mになるんだそうです。
今回の模型はその150分の1のスケールなんだとか。この半分の大きさでも充分インパクトはあったと思いますが、さすが芸大、やることぱねぇ。
巡礼の人達
上部まで漆喰を揚げた滑車。
上部は漆喰を塗る前の煉瓦の赤。
全体の再現性もさることながら細部がまたすごい。明らかに高い能力を持ったおたくの集団のなせる業です。
春に東京都美術館で開催された本家のバベルの塔展も駆け足で見たのですが、正直この立体模型1個の方が面白かったかも。
現在そのバベルの塔展は大阪で開催中ですが、これもセットで持って行けばよかったのにね。
これが現在市ヶ谷JSTで展示されていることについては検索して見てもまったく情報が出て来ません。ビッグサイトで開かれた夏のJSTで展示があったということくらい。
ちょっと不思議ですね。まあでも他に誰も見ている人がいない中でゆっくり見られるのでお近くの人にはお勧めです。
展示の前に柵ひとつないところが男らしい。