景色

とおりすぎていく日々のなか
景色のなにかが
わたしに触れる

2015-08-29 | weblog

すもももももももものうち

食べながらつい口ずさんでしまう
李と桃は別種という
李はバラ科サクラ属
桃はバラ科モモ属
美味ければいいんだ
当地では大石がよくでまわっているが
どれもどれも好きだ
ついでにヤマモモも好きだ

台風一過、秋風が吹き
夏の終わりを実感したかったのに
やはりそうはうまくいかなかったが
日中は30℃を越す暑さでも
朝晩は肌寒いくらいになった

そしてなによりもベランダに出て月を愛でる
ということもできるようになった
くそ暑い中室外機の熱風に包まれたベランダに
誰が出られるものか
早くから遮光断熱カーテンを閉めきっていた

涼しくなってベランダに出ると
虫の音も聞こえる
やっと夏も終わるかな



台風接近中

2015-08-24 | weblog

今は嵐の前の静けさというところだろうか
明日は西鉄電車もバスも始発から運休と
早々と決まった

長い盆休みの間、実家の片づけに精を出して
期待した通りに痩せたことが一番の収穫だった

フラットなマンション住まいでは実感しなかったが
階段の上がり降りがかくも効果があるなんてと
改めて実感した

一階のトイレを利用できなくなり
三階のトイレに通う
洗面所も風呂も三階
物干し場は四階に相当する
毎日の上がり降りで体重が減ったことに味をしめ
ちっとも苦ではなくなった

どこへ行っても暑かった
お墓参りも逡巡していたが
たった一日、小雨模様の日があり
それっとばかりにバタバタ用意をして午前中に
墓参りをすませたことが唯一の供養だったかもだ

帰福しても暑いの一言だったが
盆帰省から帰ってくると
早朝から起こされていたクマゼミの大音量はなりを潜め
わびしく独り鳴くクマゼミにツクツクホーシが
仲間入りするという
お約束のような夏模様だ

日中はたまらない猛暑でも
不安定な気圧配置とやらで午後は
灰色の雲が覆い
やがて黒い雲が広がってくる

ひんやりした風が吹きはじめ
ポツッぽつっと降り始めたかなと思うと
凄まじい雨になる

そして台風がやってくる
これで夏の終わりにしてほしいもんだ






真夏

2015-08-04 | weblog

暑い
という言葉しかでてこない毎日だ

エアコンも新しくなって
夜の睡眠は保障されたが
朝方はクマゼミの大合唱で起こされるようになった

マンション一階には専用庭があり
当初は各戸共通の樹木が植えられていた
時の流れ
各戸住人の価値観は見事なまでに
庭の在り様に出たと思う

某宅の庭は草は生い茂り樹木は伸び放題
ジャングルと化していたが
何やら町内から苦情がでたとかで
業者が入りチェンソー片手に木は伐り倒し
除草するのもメンドクサイといわんばかりに
パワーショベルまで導入し
庭を掘り起し
見事になにもない更地状態にしてしまった

某宅は草取りなんかメンドクサイ
と思ったのだろう、石畳で覆ってしまった

我が家の階下の庭では一本のクロガネモチが
スクスクぐんぐん成長し
当初見下ろしていた木は
今や4階あたりの高さまでのびた
冬場は鳥たちの食事場となり
とりぱんファンであるワタシとしては
喜んでいた
ベランダで餌付けしようかしらん
なんぞと企んでいたが
でっかいウンコ被害であっさり計画は却下した

夏場はクマゼミの大合唱だ
クマゼミの大音量たるや
それはそれは凄まじい
窓を閉め切っていても朝は大音量で起こされるし
起床してエアコンを切り、窓を開けると
ワシャワシャという音の塊がドドーンと押し寄せてきて
部屋の隅まで吹き飛ばされる
という漫画チックな描写が
冗談ではないくらい凄いのだ

蝉の一生は短い
頑張って鳴いてよねと
ウルサイ音に耐えているのが
短い期間だけれど
我が家の真夏の風物詩だわ