お雛祭りの本日、『東日本大震災支援 トルヴェール・クヮルテット チャリティ演奏会』を聴いてまいりました。
トルヴェール・クヮルテットは1987年結成のサクソフォーン四重奏団。
メンバーは左から田中靖人さん(バリトン・サクソフォーン)、須川展也さん(ソプラノ・サクソフォーン)、彦坂眞一郎さん(アルト・サクソフォーン)、新井靖志さん(テナー・サクソフォーン)という豪華さです。
曲によってはピアノ(小柳美奈子さん)も加わりますが、サクソフォーンだけの四重奏、初めて聴きました。
和泉嬢のお誘いにはいつもながら感謝。
場所は山形テルサ。14時開演、2時間ほどの演奏会で、曲目は以下のとおりです。
◆R.ロジャーズ/真島俊夫:My Favorite Things
◆サンジュレー:サクソフォーン四重奏第一番より第一楽章・第四楽章
◆ラヴェル(新井靖志編曲):弦楽四重奏
◆ビゼー/長生淳:カルメン・ラプソディ
◆ヴィヴァルディ/長生淳:トルヴェールの「四季」“春”第一楽章、“夏”第三楽章
◆ホルスト/長生淳:トルヴェールの<惑星>より“木星”
◆デューク・エリントン/長生淳:デュークエリントンの時代から ― Duke's Time -
トルヴェール・クヮルテット・ベスト
楽器が違えば雰囲気はまるで違ったものになります。
サクソフォーンといえばジャズというイメージもありますから、サンジュレーのサクソフォーンのためのクラシック曲は印象としてはとても新鮮。
その逆にクラシックの有名曲をがっつりサクソフォーンの味付けで聴くのもおもしろさがたっぷり。
そもそもソプラノからバリトンまでというバリエーションを一度に聴くのも考えてみれば初めてですから、その音色の違い、その特色の活かし方の妙のひとつひとつ、ソロとアンサンブルのメリハリ、それぞれの楽曲どれもこれもに聴き入ってしまいました。
慣れていない聴衆をリードするメンバーの皆さんのうまさと、それにのるお客さんたちのぎこちなさも含めてなんだかほのぼのとした良い雰囲気。
楽しかったです。
年代のせいか、サックスのいるバンド=カッコいい音、と刷り込まれているので初めてトルヴェール聴いた時は音色の美しさにびっくりしたのでした。サックスじゃなくてサクソフォーン、なんだな~。
ほんとにきれいでした。初めて知るあの楽器のきれいさだったかも。また聴く機会があればいいなぁと終わった直後から思います。
その時はよろしくね~。