理不尽な家族に恵まれたら

私は正義感の強いほうなため、
母親や家族から理不尽なことを言われ反論するのは当たり前でした。
そんな生活が続き、大喧嘩もしょっちゅう。
結構荒らんだ時期もありました。

でも最終的に正論のみで家族を論破し尽くした時にとても虚しい気持ちになりました。
虚しいというか逆に不安になったんです。

大人たちは理不尽なことを言い理不尽に叱って来る場合もありますが、だからこそ
自分の中に問題提起が生まれますし、
理が通らない理不尽なことを言われることで「恐れ」というものがうまれ謙虚な気持ちも生まれるのかもしれません。

大人からおかしなことをいわれればその行動に倣わなければいいと思います。

人間は怖い存在がいないと傲慢になり、だめになります。
部下が上司のいうことをきかないと、会社が回っていかないように
ある程度は上限関係が必要です。
この世はある程度理不尽さと折り合いをつけていかないと生きていくのが苦しいです。

会社の重役で一番上に立つと、逆にしかってくれる存在を
求めるようになるという心理もあるそうです。
本当の意味で自由になると人間には不安が伴うのかもしれません。

最近は親と子供が友達関係として平等に付き合っているせいか
親を敬うという気持ちを忘れてしまっている人が多いです。

最近親殺し子殺しの事件が多く心を痛めます。
色々な親がいると思いますが
親はある程度思いとおりにできないものと思い、
覚悟を決めることは大切だと思います。

（もちろん、きちんとした教育のできる
人格者のような親も存在しますけど。）

どんな理不尽なことを言う親でも基本として敬う気持ちを
忘れてはいけないんだと思います。
理不尽だなと思うことでも、耳を傾けていると
時に子供にとって必要なことも親は与えてくれると思います。