過ぎゆく時の中で・・・

自分を見つめ、一歩前に進みたくて始めたブログです。

どんど焼の夜に

2011年01月15日 | ある意味イベント

この所 毎日寒い日が続きます。

外の温度は マイナスの世界・・・ブルブルです。

 

ベルに似ている 犬の置き物も 寒そうなので

こんなものを被せてあげています。

色がはっきりしないけど 

一応 可愛いピンク色の ふわふわ帽子と マフラーのつもりです。

これって 買ったら サイズがイマイチだった 洋服の袖口なんですよ~

雪が降る時は ビニールを被せます。

何だか寒そうで ついつい バカな事をやってま~す。

 

昨日は 夕食後に どんど焼き用の まゆ玉を作りました。

普通は どんど焼きの1週間前頃に作られる まゆ玉。

我が家では固くならないように 前日に作ります。

お米の粉、上新粉だから 数日経つと お餅のように固くなります。

 

固くしたくない為にも この配分で・・・

上新粉に白玉粉と砂糖を入れます。

お湯を入れ 練った物を 色をつけてから 蒸します。

普通のやり方はお団子にしてから 蒸すらしいですが

私は 蒸してから お団子にします。

蒸しあがりは 熱くて・・・冷水で手を冷やしながら 丸めるます。

 

お蚕様の繭を 似せて作ったものが まゆ玉。

長野県は生糸が栄えていたので まゆ玉が多いようです。

大体の目分量で粉を入れますが いつも10個ずつになります。

こればっかりは 自分でも不思議~。

   

 

出来上がったまゆ玉を 柳の木に刺して部屋に飾ります。

吊るす所が無いので 取りあえずは部屋の隅に。

                                                               

何と刺していたら 枝が折れていて 

一枝だけ 玄関に置いて飾りました。

 

先週の日曜日に 子供達が集めた 締め飾りや だるま等を

竹などで組んで 役員の人達が 小屋作りをしました。

 

どんど焼き当日・・・今夜。

夜の6時になると いよいよ 小屋に火が入れられます。

パチパチという 音を響かせながら 勢いよく燃え上がります。 

時々 パーン パーンという凄い音・・・

見ると ダルマが転がり出ています。

ダルマ君、上を見上げて何を考えているんだろう。

 

火が燃えている間に 厄年の人が 厄投げをします。

そんな時間になると 子供も大人も知らない間に集まって来ます。

 

投げる場所は ナント・・・車の荷台です。

こういう時、子供達って凄いんですよ~

だって誰が見ても 孫のいるような おばさんにでも

「お姉さ~~~ん こっちに投げて~~」 って 

思わず笑ってしまいましたよ。

 

 

そんな時、事件は起きました。

友達の娘さんが 厄投げをする事になって

保育園児のマサト君が 一緒に投げたいと・・・

彼は頑張って投げていました。

ご機嫌で投げていたら 何やらママが怒っている様子。

後で聞いたら お金は最後に投げようと思っていたのに

袋に入れておいたお金を 袋のまま 投げてしまったとの事。

「どうして袋のまま 投げたの ? あれは袋から出して

あっちこちに 投げないとだめなんだよ」と怒ったら

マサト君の言いように 笑ってしまいました。

「あの袋を貰った人は きっと 喜んだと思うよ」って・・・

保育園児の智恵にも 脱帽でした。

まあ、済んでしまった事だから 許してあげてね~。

 

今年は厄年の人が22人もいたとの事で

子供達は 沢山のお菓子やみかん、小銭を拾い

買い物レジ袋の中にいっぱい集めて帰って行きました。

 

そうそう・・・焼く投げで拾ったお金は 

なるべく早く使った方が良いようですね。

いつまでも取って置くと 災いが付いてしまいますよ~。

 

    

コメント頂いて 記事が途中だったと気付いたワタクシです。

やっちゃいましたね~

 

続きで~す。

燃えたぎる火が少し落ち着いた頃に

柳の木に刺した まゆ玉を 火の中で 焼きます。

私が厄投げの写真を撮って 遊んでいる間に

主人が焼いてくれました・・・

 ↓・・・主人の一部で~す

下火になったとはいえ 燃えている火の近くで焼くのは熱いです。

近所の人・・・顔を下に向けて 腕だけ伸ばしていました。

 

焼いた まゆ玉は ビニール袋に入れ 家に持ち帰ります。

柳の木は 火の中に放り込んで来ます・・・友達に見習って

 

ベルが居た頃は 焼けたまゆ玉を 少しちぎってあげました。

ベルも一年病気をしませんようにと・・・

お餅の種類ですから 歯に付くらしく 

くちゃくちゃしながら それでも 嬉しそうに食べました。

今年は ベルのお墓に供えました。

 

締め飾りやダルマや お札を燃やした火で 

焼いたまゆ玉を食べると 一年病気をしないと言われています。

 

書き初めを燃やして 火が高く燃え上がると

字が上手になるとも言われています。

子供達も書き初めを火の中に投げ込んでいました。

 

そんな風習を 継続しながら

毎年繰り広げる どんど焼きの日。

同じ地区に住んでいながら

中々 顔を合わせる事のない人にも 出会えて

挨拶が出来る 交流の場でもあります。

また来年、元気な顔が見られますように・・・

そして 厄年の人も 災難が掛りませんように・・・

 

ドジして失礼をば・・・


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
教えてね♪ (madame-viola)
2011-01-16 09:15:18
[まゆ玉」飾った後召上るのですか?
それにしても可愛い色合いです。
色も決まっているのですか?
知識がないのでおしえて~

そう あの大金入りの袋をゲットした人は
今年は縁起がえぇ~と大喜びだったでしょうね・・きっと・・
マサト君 エラ~
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行事があるって素敵 (kam☆kam)
2011-01-16 11:01:20
大勢さん集まられましたね
待ちに待った夜の行事、いいなぁ~。

まゆ玉は勿論、作り方も知りませんし、その後どうするのぉ~?ですし、
なぜまゆ玉作るの…などとですが
そういう手間を掛けるものが受け継がれている、そんなことは東京には「0」なので憧れます。

「お姉さ~ん」やマサト君の機転の良さ、素晴らしい!
お母さんも笑っちゃいそうですね。

 今日は東京も冷たい北風が吹き、私の住まいは最高3度くらいのようです。
ベルママさんの可愛い置き物はベルちゃんに似た子以外の子達も
暖かにしてもらっていますね。
雪の日にはビニールも…って、そのズク!と優しさが凄いです
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Unknown (長崎沙織)
2011-01-16 21:25:38
kam☆kamさんと同じく
九州でもどんど焼きやまゆ玉つくりの
風習がありませんでした。
初めて知りました。
まゆ玉は飾った後で燃やすのでしょうか。
それとも・・食べるのかな。
中部地方のまゆ作りが盛んだった頃の風習が
受け継がれているんでしょうね。
夜の炎がキレイで・・これから一年の幸せを
呼び込んでるみたいですネ。

ベルくんのアイコンの写真と
庭のワンちゃんの写真の角度が
あまりにもピッタリで
まるで冬支度のお茶目なベルくんが
座っているように見えました。
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violaさんへ (ベルママ)
2011-01-16 22:43:43
書き忘れた記事・・・

ドジしちゃいました~

記事、途中から読んで下さいね。

まゆ玉の色は 各家庭で違います。
食ペニなので楊枝の先にホンの少しだけ付く程度の量を使っています。

赤は愛情、緑は健康、黄色は金運なんて・・・
私が勝手に決めて作っています(笑)

マサト君が投げた後で次の人が投げる時に
「袋さら投げて~」と言ってる子供がいました。
最近の子供にはやられますねぇ。
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kam☆kamさんへ (ベルママ)
2011-01-16 22:53:39
すみません・・・この後は食べます。

火が熱いので途中で諦めます。
で、焼き足りない物はストーブの上で焼いて食べます。

田舎ほどそういった行事が受け継がれて行くのでしょうね。


マサト君はお祭り大好きっ子なので
ノリノリで夢中になって投げていました。
ママのお手伝いをしたつもりがとんだ事になって・・・
でも怒られても怒られてもメゲナイ彼が大好きです。

色々な行事があれば、それに関連したベルとの思い出があります。
1年過ぎてもこうだから
きっと2年過ぎても何かに付け思い出すでしょうね。

私にとってかけがえのない大切なベルだったから
この先も忘れる事は無いような気がします。

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寒い日が続きますね (くらら)
2011-01-16 22:57:46
ベルママさん 犬の置き物に帽子にマフラー
気持ち分かります 私も大切に想っている物
他人が見てアレって思うようなこと良くしています。
それにしても寒い日が続きますね。
インフルエンザが流行って来ているそうです
風邪ひかないよう気をつけて下さいね。


どんどん焼の繭玉手作りするなんてすごいす。
それも色までつけて私の家ではお店から買って来た甘く小さい繭玉を柳に刺してどんどん焼に持って行きました。

もう随分と前になるんですが独身のころ母が
嬉しそうな顔してバルママさんと同じように繭玉を作っては柳に刺して神棚 玄関 蔵と沢山飾ってくれた事思い出しました。 
来年は私も手作りの繭玉を飾ります。 
来年は夫婦で還暦60歳の厄年ですものね(^^ゞ

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沙織さんへ (ベルママ)
2011-01-16 23:07:28
沙織さんも・・・
すみませんね~ドジしちゃって

原田泰治さんの絵を観た事がありますか ?
昔の風景や古い風習を描いた作品が多くあります。

田舎の古い家の中には
庵や障子、紙風船やらダルマやら・・・
その中にまゆ玉を天井から吊る下げた絵があります。

無くして欲しくない風習・・・
忘れて欲しくない心の触れ合い
人情溢れる人との関わり合いを
こんな行事に感じます。

原田泰治さんも同じ思いで描かれているような気がします。

また機会があったら目にして下さいね。



ベルの写真・・・ホンとだ~
全く気が付きませんでした。
なにせ記事も抜けていると気が付かなかったからね(笑)

沙織さんの意識、さすがで~す。
何だかそんな所を気付いてもらえて
すごく嬉しいです。
ありがとう~。
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くららさんへ (ベルママ)
2011-01-16 23:19:11
ホンと、毎日寒いですね~。

くららさんも命日にはワンコのお墓に手を合わせているもんね。
やっぱり大切なものって忘れる事が出来ないですね。


私も昔、お勤めしていた頃は時間がなくて
買って来た物を柳の木に刺して焼いた事が一度だけあります。
甘くて美味しいけど柔らかすぎて
焼いている内に火の中に落ちてしまったので
それからは手作りにしています。

お母さんがしてくれた事・・・
くららさんにもしなさいって事かな ?
お蕎麦を打つより簡単だよ~
頑張って来年は手作りしましょう~


来年、もう還暦なんですか ?
それにしても・・・くららさん、若いわぁ~
50半ばって事にして置いたら~



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盛況ですね♪ (オステリアmama)
2011-01-17 08:59:25
ちょうどどんど焼きの記事を書いたところでした
やっぱりまゆ玉は手作りされるんですね!

本当は各家で作って持っていくものなのでしょうけれど
車山は自治会でみんなの分を買ってしまうのです。
見よう見まねでなんとか続けていますが
中々厄投げ(厄年も投げるものを自分で用意するというのも)浸透しなくて・・・
もうちょっと盛り上がるといいな~と思うのですが、今年もこぢんまりと行いました

これでお正月も無事終わった感じがしますね。
まゆ玉、茶々の分を取っておくのを忘れて
全部食べてしまった飼い主です
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それぞれに・・・ (ベルママ)
2011-01-17 21:02:30
やり方は違っても無病息災を願う気持ちと
火を囲んで仲間と話す機会を作ると言う事は
昔から同じ気持ちで受け継がれているのでしょうね。

息子さん、点火されたんですね。
息子さんにとって良い思い出になると思います。

そうですね、どんど焼きが終わると
一区切りでお正月気分を反省しつつ
本格的に年の始まりを感じます。

この行事は止めてはいけないような気がします。
こぢんまりでもいいから続ける事が大事ですね。

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