カプアン通信

昔も今も




ちょうど1ヵ月前、カプアンママと一緒にこんなところに行きました。

今回は犬たちはお休みです。




ここは東京国際フォーラム ホールA
席数5,000以上の大ホールです。

この日は、第12回東京JAZZのコンサート。
主催はNHK、日本経済新聞社など、
協賛にトヨタ、パナソニック、JRなど日本の大企業がずらり並びます。

この日は3組のグループが各1時間ずつ出演しました。
会場に入って、年齢層が高いのにビックリ!
私は先日52になりましたが、入場者平均はもうちょっと高いような印象!
杖をついた、80過ぎに見えるおばあさんもいました(汗)
音楽カテゴリーは、民謡ではありませんよ。ジャズです!

でも、出演者の年齢も高いので当然かも。


1組目は、マンハッタントランスファー

私は、30年以上昔に、東京の小平市にあるムサ美という大学に通ってましたが、
ある日、国立(くにたち)駅前のカフェバーでJAZZ研の先輩と待ち合わせをしました。

国立は、ムサ美がある「たかの台」と違って都会的でおしゃれでした。
なんてったって、名門一橋大学がある街です。
そんなお店で当時かかっていたのが、マンハッタントランスファーでした。

そのころにちかい時代の映像です。



1986年日本公演

なんと、マンハッタントランスファーは今年結成40年を超えているそうです。
リーダーのティム・ハウザーは、御歳70歳すぎ。
今回は腰痛で来日できませんでした。

楽器演奏と違い、ボーカルですから、肉体的にどうなんだろう?
と心配しましたが、昔とは違いますが、なかなかのパフォーマンスが観られました。
バックのミュージシャンも最高。とくにキーボードと音楽監督の
ヤロン・ガショップスキーがご機嫌な演奏でした。

今回のパフォーマンスにちかい、2011年のマンハッタントランスファー




2組目は、ラリー・カールトン・ブルース・オール・スターズ
with spedial guests ジョン・オーツ and ビル・ラバウンティ

ラリー・カールトンはかってのギター小僧たちに大人気のギタリスト。
カプアン通信でも、以前、ライブレポートをしましたが
いまだに、検索で上位にあがります。

では、私が学生時代聴いていた頃のラリーはどんなだったかと言うと・・・



1979年のモントルージャズフェスティバルで
“Room 335”を演奏するラリー・カールトン。長髪!

最近は渋いですよー



2012年のライブ。前の映像と雰囲気は違うけど曲は同じ“Room 335”
ギターももちろん、ギブソンES-335。


今回のライブは二人の毛色の違うボーカリストがゲストに加わり
少々盛り込み過ぎの印象でしたが、ラリーのギターはますます渋さが増して
とてもジャジーなステージでした。
前回、還暦間近のラリーを観ましたが、今年は65歳。
きっと、75歳になっても、80歳になっても、
ブルースフィーリングのギターは健在だと思います。

今回のステージ上に、たくさんのギブソンES-335が立て掛けてありました。
これは、東北復興支援のためにヤフーオークションに出品されるギターでした。
下の映像は、今回の東京JAZZのリハーサル中にサウンドチェックを行ったシーン。



3本のギターは約90万円から150万円で落札されたそうです。

ラリー、ありがとう。

http://docs.volunteer.yahoo.co.jp/promo/charityauc/1.html


トリは、ボブ・ジェームス & デヴィッド・サンボーン
featuring スティーヴ・ガッド & ジェームス・ジーナス

ボブ・ジェームスは、ジャズだけでなく、映画音楽からクラシックまで手がける
ピアニスト、音楽プロデューサー、作曲家、編曲家です。
たぶん一番有名なのは、1974年にCTIレーベルから発売された「はげ山の一夜」。
この日の出演者では最高齢の73歳。

デヴィッド・サンボーンは、2年前にBLUE NOTE TOKYOに観に行ってます。
フュージョン系アルトサックス奏者では世界一の存在です。68歳。

1981年のボブ・ジェームスのアルバム“All Around The Town”から
“Angela (Theme From 'Taxi') ”




そして、今回と同じメンバーの紹介(数日前だったライブの予告)。
BLUE NOTE TOKYOより。



今回は、ジャズ+現代音楽とクラシックの香りがすこしする
コンテンポラリー・ミュージックでした。

ちょっと気になったのは、ボブ・ジェームスが演奏するピアノの譜面台に
iPadが置いてあって、ボブがずっとそれを見ながら演奏していたこと。
どうもコレのようです。
手を触れなくても、首を傾けたり、しぐさだけで譜面がめくれるんだそうです。
すごい!

さて、今回このコンサートに行こうと思ったのは、
スティーブ・ガッドの演奏を再び観たかったからでした。(昨年暮れにも行きました)

こういっては、なんですが、会場のオーディエンスの多くも
お目当てはスティーブでした。雰囲気でわかります。

アンコールに1回ドラムソロがあっただけでしたが、大歓声でした。
主役じゃないのに・・・。

ということで、せっかくなので、スティーブ・ガッドの昔と現代も・・・



“Stuff”におけるスティーブ・ガッドのドラムソロ
1976年モントルージャズフェスティバルのライブ

私は“Stuff(スタッフ)”をラジオで聴いて、
クロスオーバーミュージックを聴くようになりました。
Stuffのオリジナル・メンバーは、
ベース、キーボード、ツインギター、ツインドラム
の6人編成でしたが、すでに3人が亡くなっています。
フュージョンミュージシャンは短命な人が多いです。



近年のスティーブ・ガッド。
ボサノバの名曲「Chega de Saudade」を
Larry Goldindsのハモンドオルガンとのデュオで演奏。2008年頃。




ところで、第12回東京JAZZは、NHK BSで放映されます。
10月8日(火)午後11時45分からって、もうすぐじゃないか(汗)


音楽っていいですね。






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コメント一覧

カプアンパパ
はなこさん
ジャズは、西洋音楽の影響はもちろん
アフリカの音楽が起源と言われております。
主に奴隷だった黒人によってリズム・メロディ・精神などが伝承されたそうです。
日本の民謡などは、土着のものを感じさせますね。

V.S.O.P.とは懐かしいですね(笑)
サントリーのCMは昔から多くのジャズミュージシャンが起用されています。
カプアンパパ
yumi-ginoさん
マントラもお好きだったんですね。
ティムの件は正確に書くと、腰椎の骨折で手術をし
ようやく歩けるまで回復したけれども
まだ長い距離を歩くことを止められている
とのことでした。

ビル・ラバウンティは知らないミュージシャンでした。
yumi-ginoさんは、洋楽通ですね!

なんと、L.A.まで追っかけ!
気合いがはいってますね!
はなこ
http://blog.livedoor.jp/hapnapmm/
私はジャズはよくわからないのですが
子どもの頃から父が聞く昔のジャズはよく耳にしていました。
向こうの音楽を聴いていると
やっぱり源流にクラシックがあるんだなぁと感じます。
日本の音楽も最近のものは相当洋楽に影響されていると思いますが、やっぱり根っこのところがちょっと違うような。
日本の音楽は、やっぱり島を意識させられます。

マンハッタントランスファーは、私にとってはV.S.O.Pです(笑)
今もご活躍なのですね。

yumi-gino
豪華な面子ですね。
マントラ、好きでブルーノートに2,3回観に
行った事があります。
ティムは腰痛だったのですね・・・・残念。

ジョン・オーツ and ビル・ラバウンティとは
面白い取り合わせですね!

かくいう私は11月に神とあがめるGino
Vannelliのライブを観に、L.A.まで
行くつもりでいます。
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