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「日航123便 墜落の新事実」

2020-03-29 | 気になる本

青山透子(2017)『日航123便 墜落の新事実』河出書房新社
 目撃証言から真相に迫るがサブタイトルである。事故調査報告書は新事実がでれば、第3者で調査を追加、やり直しが必要である。2010年「天空の星たち」から、証言をもとに疑問の解明をしようと、足で書いた記録である。以下、疑問と証言、理由の記録である。詳細は本で確認を。
 墜落後に遺体を検視した医師によれば、現場が特定できて早く救出されていれば、100人くらい救出されていたと思われる。自衛隊は翌朝部隊を空輸する予定が、翌朝のビデオを見て、山が険しいから出動要請が午後9時以降になったとしている。
 垂直尾翼の大半が水深160mの海底に沈んだままである。
 日航機を追尾する航空自衛隊のファントム2機を目撃し、機体腹部に赤い丸があったという証言がある。ジェット機に積まないガソリンとタールの臭いが事故現場でした。事故調の前の15日に自衛隊が隔壁を5分割した。自衛隊員がファントム機を見たと言う、なぜその存在を隠し続けるのか。そうしなければいけない理由があり、それが事故でなく事件ではないかと感じた理由である。
 事故調査報告書にない事実を見つめ、ゆがみのない気持ちで数々の疑惑を解明するきっかけを作りたい。世間の「常識」と異なる思いを知った時、研究者の視点で取り組むタイプと、自分に関係ないとか自己保身に走るタイプがある。
 ボイスレコーダーで、「あぶない」「ドドドーン」など雑音や聞き取れない所が空白になっている。酸素マスクが降りて、スチューワデスは着用を手伝っていた。霧は数秒で消えた。日本航空の社内でも、事故の生のボイスレコーダーは公開されているが、123便は公開されていない。
 中曽根首相の事故時の動静はあいまいである。米軍と自衛隊が連絡しているが、首相は関与していなかったのか。
 高木社長が首相官邸に行ったら殺されると怯えていたということは、どういうことだろうか。「北朝鮮のミサイル」をネタに、脅されていたのだろうか。時おり日本政府の都合に合わせたように、日本海に飛んでいるが、1985年当時に北朝鮮から領空侵犯して、日航機を打ち落とすほどの技術があるはずもない。
 炭化遺体をみて、それほどまでにジェット燃料はすさまじいのか?現場で救助、捜索に当たった人からの質問である。分散した機体のタンクのあった場所は、あまり燃えていない。85年8月27日の第1次中間報告の前に、米側から隔壁説が伝えられ、世論もそれに傾いた。山頂で火炎放射器が使われた可能性があり、遺体が完全炭化したことと関連があるのだろうか?その理由に、墜落現場不明とファントム2機の追尾がある。各航空会社の現役機長が語る事実として、フライト中、かなりの頻度で自衛隊機に仮想的として追跡された経験を持つと証言している。
 毎日おびただしい数の飛行機が世界中の空を飛んでいる。過去の重大な事故を分析してあらゆる場面を想定し、未然に防ぐ努力をし続けてこそ安心して飛行機に乗れるのである。

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