komaの こまごまひとりごと

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我が家の登園&登校拒否 2

2013年09月24日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 お兄ちゃんの冬坊の登校拒否は、実は小学校より幼稚園のときのほうがずっと重症でした。


 幼稚園の年少さん、それも一番大変だったのは3学期。
 もともと、いやいやながら行ってる感じでしたが、3学期になったらなぜか、断固拒否の体勢に・・・。
 うちの幼稚園は、年少さんは園指定の体操服で登園することになっているんです。
 だからなんとしても、朝、お着替えをさせなきゃいけない。ところがこのお着替えの段階から、嫌がること嫌がること。


 登園の途中から泣き始める、というタイプのお子さんもいると思いますが、うちの場合は、着替えて家を出るまでが一苦労でした。
 逃げる子どもと、追いかける母。
 朝っぱらから、いきなりバトル。狭い家なのに・・・。

 どうしようもなくて、馬乗りになって着替えさせてしまったこともありました。さらには、下着のままコートをかぶせて、肩にかついで連れて行ったことさえありました。
 2月なのに、ぎゃあぎゃあ泣いてる下着の子をかついで通りを歩いていく女・・・。
 ぜったい虐待に見えるよねって、当時は思ったけど・・・いま、これを書いてたら・・・うわ~、虐待(汗)・・・。
 もちろん、毎日遅刻です。
 幼稚園に着くと、待っていた先生にギャー泣きする子を抱き取ってもらって、ヨロヨロと家に戻りました。


 でも・・・休ませるほうがどれだけラクかとは思ったけれど・・・。
 実際に休むことは一度もありませんでした。
 だっていつも、園に行ってしまえば、うそみたいに平気になってしまったからです。
 「別れるときは泣いてますけど10分もすれば元気ですよ」などと先生に言われ・・・しかも!
 お迎えに行くと、帰るのを嫌がる!
 ほかの子たちがママと帰っていくのに、冬坊だけ脱走。ぽつんとひとり、待っている私・・・。
 なんでこんな仕打ちをされるんだか、わけわからん。
 もう、いいかげんにしてくださいよ~。


 何かはっきりした理由があれば、対処のしようもあるんですけどね。
 たとえば、先生が嫌いとか、お友達に意地悪された、とか。
 でも冬坊の場合は、先生にもクラスメイトにもちゃんとやさしくしてもらっていて。
 行きたくない理由はたぶん、
 「おうちが好き」
 「ひとりでいるのが好き」
 「よそへ行くのが面倒」
 そして、よそへ行くのが面倒、が高じると「おうちへ帰るのもめんどう」
 え・・・?


 実はこれ、私自身が学生時代に思っていたことでもあるんです。
 白状してしまいますが、私自身、学校によろこんで行ったことって、ほとんど一度もありません。
 うちにいて、ひとりで世界を作っているのが好きな子でした。
  たくさんの人たちに囲まれているという、それ自体がストレスでした。
 お友達と会わなくたって、大丈夫。
 でも登校していったん友達に会ってしまえば、それはそれで楽しくて。今度は帰るのがなんだかおっくうに・・・。


 こんな私の子どもだから、行きたがらないのもあたりまえ。
 先生たちには迷惑かけてると思うけど。甘い親だとあきれられていると思うけど。
 でも、しょうがない。
 あせらなくても、そのうちきっと行けるようになるはずだよね。 
  

 こと登園に関してだけは、やけに長期戦の構えだった私。
 実はこの時期は、育児編でお話した「子どもの不機嫌」とシンクロした時期でもありました。
 冬坊と意志の疎通がはかれなくて、ジタバタ悩んでいた、あの頃。
 私にとって、幼稚園はもはや二の次だったというか・・・。

 でも、それくらいで、たぶんちょうどよかったんです。
 もしもあのとき、「なんで行ってくれないの!?」なんて責めてしまっていたら。
 もっともっと、子どものことも自分のことも、追い詰めてしまったんじゃないかと思うので・・・。

 

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