たこさんの秋吉台日記

ご意見、ご感想はホームページの掲示板にお願いいたします。

10月23日 ヒメヒゴタイ・カラタチバナ

2008年10月23日 | Weblog

ヒメヒゴタイ〈姫平江帯〉(キク科 トウヒレン属) 花期は9~11月。
山地の草原に生える高さ40~150cmの2年草。
葉は互生し、広披針形または披針形で、下部の葉は羽状に深裂する。
茎の上部で枝を分け、紅紫色の頭花が大型の散形状につく。
頭花は球形で直径10~16mm。
総苞片には淡紅色の付属体があり、つぼみも花も美しい。
花冠は長さ11~13mm。

ヒメヒゴタイ、今年もたくさん咲きました。
兵庫県の友人が、「来週、休暇を取ってヒナヒゴタイを見に行きたい」と、
メールで言ってきたので、ヒメヒゴタイを今年まだ書いていないことに気づきました。

【 ハギが咲き終わった草原で、ひときわ高く 】

08年10月13日 撮影
【 林縁で 】

08年10月20日 撮影
「茎の上部で枝を分け、紅紫色の頭花が大型の散形状につく」

08年10月20日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】


08年10月20日 撮影
「総苞片には淡紅色の付属体があり、つぼみも花も美しい」
【 つぼみ 】

06年10月9日 撮影

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
カラタチバナ〈唐橘〉(ヤブコウジ科 ヤブコウジ属) 花期は7月頃。
常緑樹林内に生える高さ20~70cmになる常緑小低木。あまり枝分かれしない。
葉は互生。葉身は長さ8~20cmの狭卵形~被針形。
先はとがり、ふちには不明瞭な波状の鋸歯がある。
表面は鮮緑色で光沢がある。両面とも普通無毛。
葉腋に直径7~8mmの白い花を散形状に10個ほどつける。
花序の柄は長さ4~7cmで斜上する。
花冠は5深裂し、裂片は反り返る。雄しべは5個、雌しべは1個。
果実は核果。直径6~7mmの球形で、11月頃赤く熟し、翌年の4月頃まで残る。


カラタチバナは、昨年7月25日、薄暗い林の中で秋吉台で初めて確認しましたが、
その後行われた下草刈りで姿を消して、
今年も何度か様子を見に来ても見られず、すっかり諦めていました。

【 昨日、昨年あった場所から数メートル離れた木のそばで 】

08年10月22日 撮影
高さ30cmほどの木が赤い実を付けているのが目にとまりました。
「葉身は長さ8~20cmの狭卵形~被針形。
先はとがり、ふちには不明瞭な波状の鋸歯がある」


【 上の画像を拡大しました 】

08年10月22日 撮影
「果実は核果。直径6~7mmの球形で、11月頃赤く熟す」

というわけで、遅ればせながらカラタチバナの開花を確認しました。


※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

ホームページの表紙へ


最新の画像もっと見る