カラクサイヌワラビ(イワデンダ科 メシダ属) 夏緑性。
葉柄は20~50cm、通常葉身より短く、
基部の鱗片は線形、褐色~黒褐色、辺縁部はやや淡色、全縁。
葉身は楕円形~長楕円形、長さ30~60cm、2回羽状に複生し、
5~8対目の側羽片より上は急に狭くなり、多少穂状に見える。
大きい羽片は被針形、長鋭尖頭、有柄で長い柄は1cmに達する。
中軸・羽軸ともに無毛。
小羽片は卵状長楕円形、短い柄があるか、小さいものでは無柄、鈍頭~円頭、
基部前側はやや耳形になり、辺縁は羽状に中裂~浅裂し、草質。
裂片は円頭、鋸歯縁、最下前側のものは特に大きくなり羽軸にかぶることが多い。
胞子嚢群は小羽片の中肋近くにつき、包膜は三日月形。
北海道・本州・四国・九州(屋久島まで)にかけて、
山地のやや湿った林下に普通に生じる。
【 秋吉台では「林内にやや普通」の カラクサイヌワラビ 】
09年1月16日 撮影
「5~8対目の側羽片より上は急に狭くなり、多少穂状に見える」
【 大きい羽片は被針形、長鋭尖頭、有柄 】
09年1月16日 撮影
【 大きい羽片は被針形、長鋭尖頭、有柄 】
09年1月16日 撮影
「小羽片の基部前側はやや耳形になり、辺縁は羽状に中裂~浅裂」
【 上の画像を拡大しました 】
09年1月16日 撮影
「裂片は円頭、鋸歯縁、
最下前側のものは特に大きくなり羽軸にかぶることが多い」
【 胞子嚢群は小羽片の中肋近くにつき 】
09年1月16日 撮影
見たとたんにイヌワラビの仲間ということまでは分かり、「羽片は有柄・軸に刺なし・小羽片基部前側は耳形・最下前側の裂片が特に大きく羽軸にかぶる」の
特徴から、消去法でカラクサイヌワラビと同定しました。
* * * * * とうとう見つけました * * * * * *
リンボク〈別名ヒイラギガシ〉(バラ科 サクラ属) 花期は9~10月。
高さ5~10mになる常緑高木。
葉は長さ5~8cmの狭長楕円形または狭倒卵形で先はとがる。
大木の葉はほとんど鋸歯はないが、若木では針状の鋸歯がある。
【 何年も探して見つけたリンボクは、高さ10mの大木でした 】
09年1月7日 撮影
洞穴前の流れの向こう側、湿り気たっぷりの場所に生え、遊歩道側に傾いて、
肉眼では葉の輪郭が分かる程度なので、望遠レンズで撮り直しに来ました。
【 下の方に垂れた枝を ― 望遠レンズで 】
09年1月15日 撮影
【 上の画像を拡大しました 】
09年1月15日 撮影
「葉は長さ5~8cmの狭長楕円形または狭倒卵形で先はとがる。
大木の葉はほとんど鋸歯はないが、若木では針状の鋸歯がある」
【 枝を― 望遠レンズで 】
09年1月15日 撮影
【 樹皮を望遠レンズで ― コケで覆われていました 】
09年1月15日 撮影
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