たこさんの秋吉台日記

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6月26日 スズサイコ

2006年06月26日 | Weblog

スズサイコ〈鈴柴胡〉(ガガイモ科 カモメヅル属) 花期は6~9月。
つぼみが鈴のようで、全体の感じがミシマサイコに似ていることによる。
日当たりのよいやや乾いた草地に生える高さ40~100㎝の多年草。
葉は対生。細長く、やや厚い。
茎の先や上部の葉のつけ根に黄褐色の小さな花をまばらにつける。
花は直径1㎝ほど。花は早朝に開き、日が当たると閉じる。


①【雨がやんだ曇り空の12時前】 


06年6月26日 撮影
花は閉じないで開いたままです。
②【①の下方の花序です】

06年6月26日 撮影
③【②の花序のすぐ上の花序―これは、つぼみ】


06年6月26日 撮影
こんなに多い花から果実になれるのは、1株でせいぜい2個。
スズサイコの世界は厳しい少数精鋭主義なので、
花は下から順に咲いていき、一番上の花序が咲く頃には
下では若い果実ができていることが多く、
上の方の花が果実になれることは先ずないのに、
それでも頑張っている姿を見ると、哀れにも思えてきます。

【昨日本降りの時の②】

06年6月25日 撮影
日が当たらないと閉じない花なので、開いているのは当然ですが、
暗い中で、風はなくても雨で揺れていました。
【日が傾いてきた夕方、花は開き始めます】


06年6月15日 撮影
手持ちの図鑑には
「花は早朝に開き、日が当たると閉じる」
とありますが、
秋吉台では今の時期、17時半ごろには開き始め・・・
【晴れの日の18時20分、こんなに開いていました】

06年6月21日 撮影
たくさんついて風になびいているのは、チガヤの種です。

スズサイコは、夜が近づくと開き、日が当たると閉じます。
これは、交配を助ける蛾の活動時間と合わせているのではないかと・・・。
一度、明るい月夜に、スズサイコの花を見てみたいものです。
雨や曇りで閉じないのは、単純な光のセンサーしか持ち合わせていないため、
スズサイコには夜のままの認識ではないかと思うのですが、どう思われます?


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【おまけの花―カセンソウ】

06年6月26日 撮影
今日、カセンソウが開花していました。
これから秋まで、暑い間ずっと咲き続けてくれることでしょう。

【おまけ(その2)―カキラン】

06年6月26日 撮影
カキランが今年もたくさん咲いて、今“一番きれいな時”です。

06年6月26日 撮影

きょうは、友人3人と一緒に散策しました。
このグループは、どんな雨でも約束どおりに必ず来られる方々で、
長者ヶ森駐車場に約束の9時半に着いた時、
雨はやみそうになく、もう、カッパ姿で待っておられました。
それが・・・、私の車で大正洞駐車場に着いた時には雨は上がり、
その後、草原に移動して、スズサイコ、カセンソウ、カキランなどを
楽しまれた間、曇り空ながら、ずっとカッパや傘の出番はありませんでした。


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