ヒメレンゲ〈姫蓮華/別名コマンネングサ〉(ベンケイソウ科 キリンソウ属)
花期は5~6月。
山地谷沿いの湿った岩上に生える多年草。
葉は互生し、上部では広線形で、根元の方の葉はさじ形。
集散状の花序を頂生し、直径1㎝ほどの黄色の5弁花をつける。
秋吉台に生えるほかのキリンソウ属の仲間は、○○マンネングサなのに、
この草の名はヒメレンゲ。 特別にいい名前をもらっているように思います。
06年5月9日 撮影
「花後走出枝を出し、先端にロゼットをつけて越冬する」
以前には、ここのあちこちの岩に張り付くようにたくさん咲いていましたが、
相次いだ台風で、木が倒れたり枝が折れ、日当たりがよくなったからか、
ずいぶん少なくなっています。
【上の画像を拡大しました】
06年5月9日 撮影
「花は黄色の5弁花、花弁は長さ5mm。雄しべ10本、内外2輪に並ぶ。
雌しべは5個あり、花時にはほとんど直立する」
【昨年見つけた別の場所の株】
06年5月9日 撮影
「花のつかない枝は短く、葉は対生、ときに3~5個輪生。
先がとがった円形で葉柄がある。
花のつく枝は長く伸び、葉は細長く、互生まれに対生する」
今日5月9日、草原を歩いていたらカッコウの初音が聞こえてきました。
これまで毎年、14日か15日だったので、今年はずいぶん早いようです。