たこさんの秋吉台日記

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1月24日 オオキヨズミシダ

2008年01月24日 | Weblog

オオキヨズミシダ(オシダ科 イノデ属) 常緑性。
オニイノデとヒメカナワラビの中間の形質をもつが、
雑種とは考えられず、胞子も形態的には正常。
葉柄基部の鱗片は卵状長楕円形、柔らかい紙質、褐色で中心部が黒色、
葉柄の鱗片は被針形のものと線形のものが混在し、褐色。
羽片は幅2cmを超え、裂片に鋭鋸歯があり、
羽軸の外半分では小羽片の基部が流れて翼となる。
胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間かやや中肋寄りにつき、包膜は大きい。
関東以西の各地に産し、山地に生じる。

【秋吉台では 「林内に普通」 のオオキヨズミシダです】

08年1月24日 撮影
ヒメカナワラビが多く見られる林の中、薄暗い遊歩道わきで見つけました。
ずっと探していたオオキヨズミシダが見つかったというのに、
時々雨が降っていたので、三脚を持たなかったのが失敗でした。

【薄暗かったので実際の色とは違います】

08年1月24日 撮影

葉柄の鱗片は被針形のものと線形のものが混在し、褐色


07年12月24日 撮影
「葉柄の鱗片の色は、明るい(ヒメカナワラビは暗い)」

葉柄基部の鱗片は卵状長楕円形、柔らかい紙質、褐色で中心部が黒色


08年1月24日 撮影
明るい場所で撮り直しました。

【羽片を】


08年1月24日 撮影
「羽片のイメージはヒメカナワラビよりもずっとごつい。色はやや明るい」
明るい場所で撮り直しましたので、実際の色に近いです。

【上の画像を拡大しました】


08年1月24日 撮影
「裂片に鋭鋸歯があり、
羽軸の外半分では小羽片の基部が流れて翼となる」

【裏面を】


08年1月24日 撮影
明るい場所で撮り直しました。

【上の画像を拡大しました】


08年1月24日 撮影
「胞子嚢群は小羽片の中肋と辺縁の中間か、やや中肋寄りにつく」

「ヒメカナワラビ(別名キヨスミシダ)と、しばしば同じ所に生える変種関係のシダ
で、どっち付かずのものもあって困るが、典型品をしっかり理解しておくのがよい」


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