たこさんの秋吉台日記

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1月28日 スズメノチャヒキ・ギンリョウソウモドキ

2007年01月28日 | Weblog

スズメノチャヒキ〈雀の茶挽(イネ科 スズメノチャヒキ属) 花期は5~7月。
チャヒキグサ(カラスムギの別名)に似ていて、小穂が小さいことによる。
日当たりのよい道ばたや荒れ地などに普通に生える高さ30~70㎝の1年草。
全体に軟毛がある。葉は長さ15~30㎝の線形。
花序は長さ10~25㎝の円錐状で先は垂れ、淡緑色の小穂を多数つける。
小穂は長さ2~2.5cmの被針形でやや平たく、6~10個の小花がつく。
外花穎には長さ0.8~1.2cmの芒がある。

1月24日に日記「ノゲイヌムギ・イヌムギ」を書いて、イヌムギとスズメノチャヒキ
の違いを分かっていないことに気づきましたので、きょうはスズメノチャヒキを。


06年6月13日撮影
【上の画像を拡大しました】


06年6月13日撮影
【上の画像を拡大しました】


06年6月13日撮影
「小穂は長さ2~2.5cmの被針形でやや平たく、6~10個の小花がつく。
外花穎には長さ0.8~1.2cmの芒がある」

よく見比べていたら、イヌムギの小穂の柄は角ばって、稜があり、
スズメノチャヒキの小穂の柄は丸く、稜がないことも分かりました。


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今朝は積雪1cmほど。友人と歩き始めた時に降っていた小雨は間もなく上がり、
草原~林~草原と、おしゃべりしながら散策を楽しみました。

ギンリョウソウモドキ〈銀竜草擬/別名アキノギンリョウソウ〉
           (イチヤクソウ科 シャクジョウソウ属) 花期は9~10月。
ギンリョウソウに似ていて、夏から秋にかけて咲くことによる。
山地のやや湿り気のあるところに生える高さ10~30㎝の腐生植物。
全体に白色で、鱗片葉は卵状長楕円形。花は茎の先に1個だけつく。
ギンリョウソウに似るが、液果にならず果となる。


【ギンリョウソウモドキは今、20cmほどに伸びています】

07年1月28日撮影
「花は初め下を向くが、後、首を持ち上げて立つようになり、
植物体全体が乾いて褐色になる」

【果】


07年1月28日撮影
「果実は果。縦に裂けて中の種子を散らす」
「ギンリョウソウは液果。下を向いたまま熟し、腐って多くの種子を地に落とす」
ギンリョウソウは、今、花の名残は何も見えません。

【こんな時もありました】

03年9月6日撮影
少々古いのですが、前年の果のそばで咲いたギンリョウソウモドキの画像です。
【おまけ ― ふきのとう】

07年1月28日撮影
この程度の寒さでこの冬は終わるのでしょうか。


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