たこさんの秋吉台日記

ご意見、ご感想はホームページの掲示板にお願いいたします。

10月19日 ヒメヒゴタイ

2006年10月19日 | Weblog

ヒメヒゴタイ〈姫平江帯〉(キク科) 花期は9~11月。
山地の草原に生える高さ40~150cmの2年草。
葉は互生し、広披針形または披針形で、下部の葉は羽状に深裂する。
茎の上部で枝を分け、紅紫色の頭花が大型の散形状につく。
花は球形で直径1.2~1.6cm。
 
ヒメヒゴタイの開花を確認したのは10月3日、今、花盛りです。

 06年10月19日 撮影
【①を拡大しました】

06年10月19日 撮影
【①を拡大しました ― 茎の上部の葉】


06年10月19日 撮影
【下部の葉は】


06年10月19日 撮影

06年10月19日 撮影
「総苞片はいずれも上端には紅紫色の付属体がある。
         小花は全て筒状花で、先は5裂する」


開花確認した日、例によって図鑑を開けたら、ヒナヒゴタイというのがありました。

解説を読んでも、ヒメヒゴタイとの区別点が明記されていないし、
両方の全体像だけの小さな花の画像では、違いが分かりません。
今日、広島からのお客様に教えていただきました。
* * *
総苞の形・・・ヒメヒゴタイは球形、ヒナヒゴタイは上がつぼんだワイングラス状。
総苞片の付属体・・・ヒメヒゴタイは開き、ヒナヒゴタイは開かず総苞に沿った形。
【つぼみの時の総苞を】

06年10月4日 撮影
(花びらのように見えるのが総苞片の付属体です)
ヒナヒゴタイが確認されているのは、長崎県の平戸周辺だけ。
* * *
「ヒナヒゴタイをほかの地で見たと言う人がいるそうですが?」
「新しいものを見たと言いたいのでしょうけど、平戸に行って実物を見たら、
自分のは違っていることが、はっきり分かると思いますよ」。
* * *
これでスッキリして、ヒメヒゴタイをやっと日記に書けましたが、
ヒナヒゴタイを見てみたいと思い始めました。


最新の画像もっと見る