たこさんの秋吉台日記

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1月5日 ゲジゲジシダ

2009年01月05日 | Weblog

ゲジゲジシダ(ヒメシダ科 ヒメシダ属) 夏緑性。
葉柄はわら色、長さ5~25cm、鱗片と毛がやや密に生じる。
葉身は被針形、中央部で幅が最大となり、上下に向けて次第に幅狭くなり、
長さ30~50cm、幅5~13cm、単羽状から2回羽状深裂。
羽片は線状被針形、深裂からほぼ全裂、最下の裂片は流れて中軸につく。
裂片は長楕円形~卵状長楕円形、円頭~鈍頭、辺縁は様々な程度に切れ込む。
葉質は草質で緑色、葉の両面とも有毛。
胞子嚢群は裂片の中肋と辺縁の中間につき、包膜はないが胞子嚢床は多毛。
本州・四国・九州・琉球(ややまれ)で、低山の山野にごく普通に生じる。

【 ① 秋吉台では 「土手などにやや普通」のゲジゲジシダです 】

09年1月4日 撮影
春~秋は開花確認に追われ見向きもしなかったシダ植物ですが、シダの確認
作業の一貫で来てみたら、こんなくたくた姿、ここで夏緑性を思い出しました。

【 初めて見た時のゲジゲジシダ

07年12月10日 撮影
「葉身は被針形、中央部で幅が最大となり、上下に向けて次第に幅狭くなり」

【 羽片は線状被針形、深裂からほぼ全裂、最下の裂片は流れて中軸につく


07年12月10日 撮影
【 胞子嚢群は裂片の中肋と辺縁の中間につき

07年12月10日 撮影
胞子嚢群は大分落ちています。

* * * * * *
私が秋吉台で見ているシダ植物113種を確認していくつもりだったのに、
普通に見られるシダは同定できても、忘れてしまっています。
そこで、自分の日記で一つ一つ確認しながら同定していますが、
ゲジゲジシダは書いていません。
撮り直して書くつもりが、夏緑性のため書けなかったことを思い出しましたが、
とりあえず、今ある画像で、久しぶりにシダ植物の日記を書きました。
遠のいていたシダは、分かってくると面白くなってきましたが、書くのは疲れました。


* * * * *  おまけの花  * * * * * *

【 フキノトウが、もうこんなに大きく! 】


09年1月5日 撮影
【 上の画像を拡大しました ― ここのは雄花ですが・・・ 】

09年1月5日 撮影
園地の遊歩道わきのため人目につきやすく、「早春の味」になって、
毎年、ここでフキの開花確認はできません。

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