たこさんの秋吉台日記

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1月13日 ヒメイタチシダ

2008年01月13日 | Weblog

オシダ属の中に○○イタチシダと呼ばれる一群がある。目印は「大型ハの字」
(最下羽片下向き第一小羽片がその両側よりもピンと長い形)である。
イタチシダ類の中で最もありふれた3種類が、
オオイタチシダヤマイタチシダ・ヒメイタチシダ。

* * * * *
ヒメイタチシダ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄はわら色、長さ20~40cm。
葉身は五角状広卵形、下部では3回羽状複生、長さ50cmに達するものもある。
羽片は重なり合ってつき、有柄、羽軸の鱗片は扁平で袋状にならない。
下部の小羽片には柄があり、長い三角形、裂片の辺縁に小さな鋸歯がある。
小羽軸の裏面には袋状の鱗片が混じる。
胞子嚢群は小型、やや辺縁寄りに並ぶ。
葉質は紙質、表面には光沢が少なく、やや黄みを帯びる。
本州(東北地方南部以西)・四国・九州で、
低地の林縁など比較的乾いたところに生じ、暖地では普通。


【黄緑色、ツヤはなく質は薄い】

08年1月12日 撮影
この葉身は30cmです。

【上の画像を拡大しました】


08年1月12日 撮影
「生時の各羽片面は立体的角度をなす」

だから、大形でないのに全体像を撮るのが難しかったです。

【葉裏を】


08年1月12日 撮影
【① 羽軸・小羽軸の鱗片を】


08年1月13日 撮影
【①を拡大しました ― 羽軸の鱗片】

08年1月13日 撮影
「羽軸の鱗片は扁平で袋状にならない」

【①を拡大しました ― 小羽軸の鱗片】


08年1月13日 撮影
「小羽軸の裏面には袋状の鱗片が混じる」

ヤマイタチシダを探していて見つけましたが、
「大型ハの字」には「○○カナワラビ」もあり、見つけた時はコバノカナワラビかと。


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