たこさんの秋吉台日記

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1月12日 ヤマイタチシダ

2008年01月12日 | Weblog

オシダ属の中に○○イタチシダと呼ばれる一群がある。目印は「大型ハの字」
(最下羽片下向き第一小羽片がその両側よりもピンと長い形)である。
イタチシダ類の中で最もありふれた3種類が、
オオイタチシダ・ヤマイタチシダ・ヒメイタチシダ。

* * * * *
ヤマイタチシダ(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
葉柄は長さ20~40cm、わら色、基部は暗褐色、鱗片がある。
葉身は卵状長楕円形、鋭尖頭、2回羽状浅裂~全裂。
羽片は広被針形、上部のものは次第に小さくなる。
羽軸には基部が膨れて袋状になった鱗片があり、
小羽軸の裏面にも袋状の小さな鱗片がある。
小羽片は三角状被針形、基部が広いくさび形で無柄、鈍頭、羽状に浅~全裂し、
裂片は全縁で、わずかに裏面に巻く。
葉質はやわらかいが厚く、表面は深緑色。
胞子嚢群はやや大型で、包膜は大きく、直径1~1.2mm。
北海道・本州・四国・九州の各地で、
山地の林床や林縁、村落の路傍や石垣などに普通に生じる。


一旦日記に書いてから間違いに気づき、日記から削除して、
「それでは」と探してきたヤマイタチシダ、今度は間違いないと思っています。

【秋吉台では「林内にやや稀」のヤマイタチシダ】

08年1月12日 撮影
【葉の表面は】


08年1月12日 撮影
【上の画像を拡大しました】


08年1月12日 撮影
「裂片は全縁で、わずかに裏面に巻く」

【葉の裏面を】


08年1月12日 撮影
【上の画像を拡大しました】


08年1月12日 撮影
「羽軸には基部が膨れて袋状になった鱗片があり」
中軸にも袋状鱗片が見えます。

小羽軸の裏面にも袋状の小さな鱗片がある


08年1月12日 撮影
「決め手」は袋状鱗片と思い、撮りました。
ソーラスの大きさは直径2mmほどです、鱗片の大きさを推測してください。


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