たこさんの秋吉台日記

ご意見、ご感想はホームページの掲示板にお願いいたします。

11月23日 ホウキギク・ヒロハホウキギク

2006年11月23日 | Weblog

昨日、11月22日、ムラサキホウキギクを確認しました。
これを新しく見つけた花に加えるために、これまで見てきたはずのホウキギク・ヒロハホウキギクが間違いなくそうなのかか調べることとし、画像を点検しました。

ホウキギク〈箒菊〉(キク科 シオン属) 花期は8~10月。
細かく分かれた上部の枝をほうきに見立てたもの。北アメリカ原産の1年草で、
明治末期に大阪で発見され、現在では各地に雑草化している。
茎はよく分枝し、高さ50~120cmになる。花序の枝は30~50度で斜上する。
葉は基部から先端までほぼ同じ幅の線形で、基部は少し茎を抱く。
頭花は直径4~5mm。舌状花は白色、まれに淡紫色。冠毛は筒状花より長い。

頭花にあいまいな画像が多く、冠毛の長さで同定できなかったものの、
頭花が非常に小さいことと、葉の特徴からホウキギクと確認しました。

【花序の枝は30~50度で斜上する】

04年8月17日 撮影

05年9月22日 撮影
【頭花は直径4~5mm、総苞は円筒形】(上の画像を拡大しました)

05年9月22日 撮影
【葉は基部から先端までほぼ同じ幅の線形で】

05年8月26日 撮影
【基部は少し茎を抱く】上の画像を拡大しました)

05年8月26日 撮影

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
ヒロハホウキギク〈広葉箒菊〉(キク科 シオン属) 花期は8~10月。
北アメリカ原産の1年草で、ホウキギクの基本種。1960年代に北九州で気づか
れ、80年代以降に増加し、関西ではホウキギクと置き変わっている場所が多い。
ホウキギクに似ているが、花序の枝が広がり60~90度、頭花が大きく、葉は幅が広く、先端がとがり、基部は茎を抱かない。冠毛は筒状花より短い。

花序の角度が不足気味ですが、頭花が大きかったことを覚えているし、
葉の特徴からヒロハホウキギクと確認しました。
【ヒロハホウキギクの画像は、全て同一株のものです】


05年8月25日 撮影

05年8月25日 撮影
【舌状花が淡紅桃色で冠毛より長い】

05年8月26日 撮影
【葉は幅が広く、中央部が最も広い】

05年8月25日 撮影
【基部は茎を抱かない】上の画像を拡大しました)


05年8月25日 撮影

* * * * *
新しく見つけたムラサキホウキギクは、ホウキギクとヒロハホウキギクの雑種です。
これまで見ていたホウキギク・ヒロハホウキギクは、純粋なものではないにしても、
両者の特徴が入り混じっているとまでは、思いませんでした。


最新の画像もっと見る