アブノメ〈虻の目/別名パチパチグサ〉(ゴマノハグサ科 アブノメ属)
花期は8~10月。
対になってつく球形の果実がアブ(虻)を思わせることによる。
湿地に生える軟弱な1年草。茎は柔らかく直立し、高さ10~25cm。
根ぎわの葉は狭長楕円形で、柄がなく、長さ10~25mm、幅3~5mm、
上部の葉は次第に小さくなる。
葉腋ごとに1花をつける。茎の中部の葉腋には柄のない閉鎖花をつけ、
茎の上部の花は10mmほどの柄があり、萼は長さ2mm。
花冠は淡紫色、長さ5~6mm。
筒状で先は唇形となり、上唇は2裂し、下唇は3裂する。
果は長さ2mm。
アブノメは、昨年、休耕田で1株だけ見つけましたが、
今年はホシクサ・ミズマツバを見つけた同じ田でたくさん咲いています。
図鑑のキカシグサの解説に、
「昔は田の草でおなじみだったが、農薬によってほとんど見られなくなった」
という意味のことが書いてありました。
毎年稲作が行われているこの田に、ほかにもキクモやキカシグサ・コナギ・イボクサなど、昔ながらの田んぼの草が入り交じって群生しているということは、
ここにはあまり農薬が撒かれていないということでしょう。
【 アブノメがかたまって生えていました 】
08年10月3日 撮影
(周りの丈が低い草はキクモです)
「茎の中部の葉腋には柄のない閉鎖花をつけ」
【 上の画像を拡大しました】
08年10月3日 撮影
「茎の上部の花は10mmほどの柄があり」
【 上の画像の花を 】
08年10月3日 撮影
「花冠は淡紫色、長さ5~6mm」
【 別の花を正面から 】
08年10月3日 撮影
「筒状で先は唇形となり、上唇は2裂し、下唇は3裂する」
【 別の花を横から 】
08年10月3日 撮影
「筒状で先は唇形となり、上唇は2裂し、下唇は3裂する」
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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