たこさんの秋吉台日記

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2月4日 ジュウモンジシダ・ヤマネコノメソウ開花

2008年02月04日 | Weblog

ジュウモンジシダ(オシダ科 イノデ属) 夏緑性であるが、暖地では常緑性。
葉柄は長さ15~35cm、鱗片は卵状長楕円形、軸に圧着してつき落ちやすい。
葉身は単葉状複生の大きな頂羽片と、同じ構造で小さい1対の側羽片からなり、
頂羽片は被針形、鋭尖頭、長さ20~50cm。
小羽片は三角状狭長楕円形、鋭頭~鈍頭、浅裂~中裂、草質、長さ3~5cm。
葉裏に不定形の小さな鱗片があり、葉脈は明瞭。
胞子嚢群は羽片に散在するが、中肋の両側に1列につくこともある。

【秋吉台では「陰湿林内に稀」のジュウモンジシダです】

08年2月4日 撮影
見当をつけていた場所、歩き始めて間もなく見つけることができました。

覚えやすい《十文字シダ》

08年2月4日 撮影
秋吉台では「稀」ですが、森林セラピー大原湖畔エリアでたくさん見ていました。

【側羽片を】


08年2月4日 撮影
【頂羽片の葉裏を】


08年2月4日 撮影
【上の画像を拡大しました】


08年2月4日 撮影
「葉裏に不定形の小さな鱗片があり、葉脈は明瞭。
胞子嚢群は羽片に散在するが、中肋の両側に1列につくこともある」


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ヤマネコノメソウ〈山猫の目草〉(ユキノシタ科 ネコノメソウ属) 花期は2~4月。
湿った林内に生える高さ10~20cmの多年草。走出枝は出さない。
根生葉は花時まで残り、葉身は円腎形で、長さ5~20mm、
ふちには7~11個の浅くて先端が平らな鋸歯がある。
茎葉は長柄があり、腎円形~卵円形、ふちに浅い平らな鋸歯がある。
花序は普通6~10花を密につけ、直径2~3cm。
花は花弁がなく、直径4~5mm。花盤は緑黄色。雄しべは4~8個。

【毎年開花確認してきたここで】

08年2月4日 撮影
【上の画像を拡大しました ― ヤマネコノメソウ開花しました】

08年2月4日 撮影
葯の黄色が見えるので開花としました。
昨年の開花確認は2月5日でした。

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。


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