ムカゴイラクサ〈珠芽刺草〉(イラクサ科 ムカゴイラクサ属) 花期は7~8月。
葉腋に直径約5mmの球形の珠芽をつけるのでこの名がついた。雌雄同株。
山地の陰湿地に生える高さ40~80cmの多年草。茎や葉に刺毛がある。
葉は柄が長く、葉身は卵状楕円形で長さ4~10cm、先はとがり、鋸歯は同形。
雌花序は長柄とともに長さ4~4cmで上方の葉腋に、
雄花序は柄がなく長さ4~7cmで、下方の葉腋につく。
【林内の湿地に生え、何年も見てきたこの草は】
07年7月16日 撮影
草丈が高いものでは40cmほど、薄暗い林内に10本ほど生えています。
アオカラムシと同定したものの、葉脈が違うと思いながら、
蚊の多い薄暗い場所なので、本気で見ることはしませんでした。
昨日、花序がついているのを見て、「今年こそ何者なのかを調べよう」と、
イラクサ科の葉を見ていたら、ムカゴイラクサがぴったりなのです。
雷雨が静まった午後3時、「むかご」と「刺毛」を確認に来ました。
(暗いので、ISOを800にして撮りました)
【ムカゴイラクサでした】
07年7月16日 撮影
「雌花序は長柄とともに長さ4~4cmで上方の葉腋に、
雄花序は柄がなく長さ4~7cmで、下方の葉腋につく」
【葉腋のこれ、珠芽と思います】
07年7月16日 撮影
「葉腋に直径約5mmの球形の珠芽をつける」
球形でなく、ふくらんだ部分の長さ3mmほどですが、生長途中の形でしょうか?
【参考 ― 昨年秋、広島県の林道で教えてもらったムカゴイラクサ】
06年9月24日 撮影
【茎や葉に刺毛がある】
07年7月16日 撮影
【葉は柄が長く、先はとがり、鋸歯は同形】
07年7月16日 撮影
【雌花序を拡大しました】
07年7月16日 撮影
【雄花序を拡大しました】
07年7月16日 撮影
* * * * *
ムカゴイラクサは、「秋吉台国定公園内の高等植物」(1991年)には
「林内に稀」 とあります。
一般には珍重されない地味な植物ですが、久しぶりに気持ちが踊っています。
アオカラムシはほかで見ていますので、「見つけた花」が増え、花番号は1066。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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