シリブカガシ〈尻深樫〉(ブナ科 マテバシイ属) 花期は9月。
ドングリの底の部分がへこんでいるのでこの名がある。
暖地に生える高さ15mになる常緑高木。雌雄同株。
葉は互生。
倒披針状長楕円形で、厚い皮質。全縁または上部にわずかに鋸歯がある。
表面は光沢があり、裏面は細かい鱗状の毛におおわれ、銀白色に見える。
先端は尾状に短く伸び、基部は広いくさび形。
本年枝の先端または葉腋から花序が伸びる。
果実は堅果。長さ約2cmの楕円形。翌年の秋に成熟する。
【秋に花が咲くシリブカガシの堅果】
07年11月5日 撮影
昨年9月に咲いた雌花から熟した堅果です。
07年11月5日 撮影
「長さ約2cmの楕円形。翌年の秋に成熟する。
堅果の基部には直径1cmほどの椀状の殻斗がある」
【開花して1ヶ月半。雄花序は落ち、雌花序だけになっています】
07年11月5日 撮影
【上の画像を拡大しました ― ドングリの赤ちゃん】
07年11月5日 撮影
* * * * * 【こんな時もありました― 開花確認した日】 * * * * *
07年9月19日 撮影
「カシの仲間はふつう春に開花するのに、シリブカガシは9月頃開花する。
果実は翌年の秋に成熟するので、花と緑色の果実が同時に見られる」
07年9月19日 撮影
【花序を】
07年9月19日 撮影
「雄花序は長さ6~9cm。花序の軸には黄褐色の短毛が密生する」
【雄花序を拡大しました ― 古い画像ですが】
05年9月21日 撮影
雄花は苞のわきに3個ずつつく。
花被は直径2mmほどの皿形で、雄しべは10個」
【雌花序にピントを合わせて】
07年9月19日 撮影
右に長く伸びているのが雌花序、ほかは雄花序。
「雌花序は長さ5~9㎝、上部に雄花がつくこともある。花柱は円柱形で、3個」
【上の画像を拡大しました】
07年9月19日 撮影
風が強くて、今年は花をキチッと撮れないうちに終わってしまいました。
【木肌は】
07年9月19日 撮影
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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