ムカゴトンボ〈零余子蜻〉(ラン科 ミズトンボ属) 花期は8~9月。
ムカゴソウとトンボソウに似ることによる。
日当たりのよい湿地に生える多年草。茎は高さ20~50cm。
葉は下部に3~5個つき、卵状楕円形で長さ4~10cm。
上部は細い鱗片葉になる。茎頂に総状花序を立て、淡緑色の花を多数つける。
萼片、側花弁は長さ約3mmで、かぶと状にずい柱をおおい、唇弁は3裂し、
中裂片は舌状で長さ2~3mm。側裂片は糸状で長さ6~7mm、開出する。
ムカゴトンボは環境省絶滅危惧ⅠA類、山口県では「ごく稀」の、初秋に咲くラン。
昨年9月15日に6株見つけたのに調べるのを忘れていて、やっと12月に同定し、
今年を楽しみにしていましたが、1株が今日開花しました。
今年初めて確認したのは8月14日、高さ10cmほどのものを1株、
19日に友人に2株見つけてもらい、今日までに確認しているのは合計4株。
見つけた順に番号を付けて観察してきました。
【 ① ― 高さ20cmほどになっています】
07年8月25日 撮影
開花は3~4日後?
最初に見つけたこの株はササに埋もれるように生えて、一番傷みがないのです。
開花まで黒ずみませんようにと、祈るばかりです。
【 ② ― 見つけた時から黒くなっていました】
07年8月21日 撮影
1日中陰にならない場所に生えています。
きょうはもっと黒ずんでしまったので、残念ですが花は咲けないと思います。
【 ③ ― 高さ約20cm】
07年8月25日 撮影
開花は4~5日後?
【 ④ ― 今日開花しました】
07年8月25日 撮影
高さは約40cm。
【 ④ ― 花序を】
07年8月25日 撮影
【 ④ ― 上の画像を拡大しました】
07年8月25日 撮影
【 ④ 上と90度角度を変えて】
07年8月25日 撮影
毎日のようにムカゴトンボの様子を見てきて、
ムカゴトンボは、連日30℃を越す暑い所では育たない植物のように思います。
どうか、涼しくなって、①と③がきれいに咲くことができますように。
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ナンバンギセル〈南蛮煙管/別名オモイグサ〉(ハマウツボ科 ナンバンギセル属)
花期は8~10月。
花の形がキセルに似ていることによる名。山野に生える1年生の寄生植物。
ススキ、ミョウガ、サトウキビの根によく寄生する。
茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、狭三角形の鱗片葉が数個互生する。
茎に見える高さ15~20cm花柄の先に淡紫色の筒状の花を横向きにつける。
花の長さは3~3.5cm。
ナンバンギセルは、見つけた日に必ず書きたい花の一つです。
【今日咲いていたのは、これだけ】
07年8月25日 撮影
ほかに、つぼみがたくさん固まって出ているのを見ましたので、
今年もナンバンギセルが楽しめそうです。
※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。
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