「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

飯田・脱原発学習講演会

2012年06月03日 | 脱原発
 大飯原発3・4号機の再稼働問題で、5月30日の夜、野田首相が「関西自治体の一定のご理解が得られつつある」として、「最終的に私の責任で判断を行いたい」と表明し、翌31日の各紙朝刊トップに「首相、大飯再稼働決断へ」といった文字が並んだ。それまで現段階での拙速な再稼働には反対の姿勢を示していた関西の首長たちが、免震重要棟やベントの整備が先送りであることなど、安全性をめぐる「暫定」的な状況は何一つ変わっていないにもかかわわらず、「限定的」としながらも、「容認」の姿勢に転じてしまった。原発ゼロで夏を乗り切ることができたら、原発不要論はますます高まるのは明らかで、それを何とか避けたい勢力の圧力がすごいのだろうと想像する。しかし、どこの世論調査でも再稼働反対は過半数を超えている。なるべく節電の努力をして、不安な原発は動かしてほしくないというのが、多くの人たちの思いだろう。各地で脱原発や再稼働反対の集会やデモが行われている。今日も福井で再稼働反対の緊急集会が開かれるというので、近所の友人が軽トラで出かけたそうだ。

 長野県内でも、サラバ原発・変えよう暮らし方の会が発足して、1月に松本で県民集会が開かれ、3月11日には長野県大行進として各地でアクションが行われた。このとき飯伊地域でも、脱原発・自然エネルギーへの転換を求める飯伊地域連絡会が発足して、飯田駅前で集会とパレードが開催された。この連絡会の主催で、来週、信毎の主筆で脱原発の論陣を張っておられる中馬清福氏を講師にお迎えして学習講演会が開催される。連絡会は、
 1.原発をなくす一点で共同の運動を広げます。
 2.原発の再稼働や原発の新規建設と輸出に反対する各地の運動と連帯します。
 3.再生可能エネルギーの拡充政策への転換を政府に迫るとともに、自ら生活のスタイル(暮らし方)を変える世論を高めます。
の3点を掲げている。いろいろな組織があり、いろいろな思いや表現を持った個人やグループがあるけれども、運動の影響力を考えるとき、やはり数の力を必要とするアクションもあり、大勢の人たちが立場を超えて連帯できる場をつくっていくことも必要だと思っている。中馬氏の講演の後、第二部として学習・討論として、参加者が自由に発言できる時間を設けるそうだ。その中で、つれあいも地震と原発について若干報告をする予定です。 

学習講演会「脱原発の道をどう築くか」

講師 中馬清福氏(信濃毎日新聞主筆)

日時 6月9日(土) 13:30~(開場13:00)

場所 飯田市鼎文化センターホール

参加費 500円

主催 脱原発・自然エネルギーへの転換を求める飯伊地域連絡会 


 
 

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