映画「地の群れ」より
てまりうた
はちがつながさきはいのまち
じゅうがつからすがしにまする
しょうがつしょうじがやぶれはて
さんがつさみしいははのはか
おてだまのうた
みなさんへいわにくらしましょう
げんしばくだん
じんるいのためにおとしたはなたばよ
きりすとさまももんくなし
それがしょうこにうらかみの
しんじゃはみんなのっぺらぼう
みなさんへいわにくらしましょう
じぶんのつみにおののいて
かみのいましめまもりましょう
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おりのなかのねずみたち
しろいにわとりにとびかかる
にわとりしにはて
ねずみたち
かわはぎしにくにかじりつく
そこにひがおちまるこげの
にわとりばかりか
ねずみまでまるこげとなり
にげまどう
おりのなかではにげられず
くろいすみにとかわりはて
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原作を読む前に、映画を見た。
今現在の、吐き気のする、呆れるほど、被害者ぶる、金ピカの銅像のような、めっきでぬらぬら、きらきらしている、うそさむい、すべてのものが、そらぞらしくなる、原風景。
