タクシードライバー 『こころ日記』

どこでどう間違えたのかタクシードライバーに転職。ならば目指すは日本一のタクシードライバー。今後の活躍に乞うご期待!

祝 500乗務!

2012-07-16 16:30:03 | 営業報告




昨日の乗務が通算500乗務達成日でした。

この偉業が如何に大変なことであるかは誰にも分かりません。

よって、この偉業に関しての説明は一切割愛させていただきます。


えっ? 割愛ってな~に? 愛を分割するって意味ですか~?

コホン、そこの無教養且つ無知で恥さらしの眉の薄いアナタ様。

いい歳こいて、割愛の意味すら知らないとは・・・。死になさい! そしてもう一度・・・。


と言いたいところだけど、今度だけ許してあげましょう、そして教えて差し上げましょう。

割愛とは『カツアイ』と読んで、“省略する”という意味なのです。

えっ、それなら省略と最初から言えばいいのに! なにも恰好つける必要なんかないのに!


ところがね、そうは問屋が卸さないのだよ。そう問屋がね。

問屋が卸さない限り、小売店は商品を仕入することができんのじゃ。

そうなると、一般消費者に迷惑かけることになるのじゃ。


このことを三段論法と業界では言うのじゃが、無教養且つ無知で恥さらしのアナタ様のような

人たちに理解していただくための論法なのだ。

まぁ、知識人である私には無縁の代物ではある。


さて、昨日の乗務が通算500回ということであるが、この偉業に誰一人祝意の連絡がない。

はがき、メール、郵送、宅配などの手段があるのにですよ。

いや、待てよ高次元に居る私には上記の連絡手段は似合わないということか?


ならば、この際だ!私が普段使っているテレパシーでも構わない。

これなら瞬時に伝わるのだから。

いや、待てよ。テレパシーを使える輩(やから)がはたして私の回りにいるのか?


まぁ、祝意の連絡はいいとして。(でも、あとでいいから必ず連絡ちょうだいね♪)

500回ということは年数にしてみると、3年と2か月という気の遠くなるような時間なのです。

その気の遠くなるような時間の流れに私は果敢にも挑んできたのである。


えっ? この通算500乗務の件に関しては説明を割愛するのでは?

最初に約束したことをいとも簡単に、今の民主党のように反故するんですか?

アナタはいつから政治家になったのですか?


まぁ、そんな固いことは言わないこと。

別に私は政治家でも歌手でもないのですから。

でも、皆さんがどうしても政治家になって欲しいという要望があるのなら考え直してもいい。


今日は祝500乗務の明けでパコパコしているのですが、私の部屋にはクーラーがない。

窓を全開にして扇風機を“強”にして何とか凌いでいるのじゃ。

でも、なんだか頭がクラクラ、目がチカチカ、腹がグーグー。 これって熱中症??


よって、諸事情の観点により本日のブログを完了します。

えっ、全然内容がなく、面白くなかった!

はぃはぃ、それでも全然構いませんよ。 そんじゃね。






口も態度もオヤジ!

2012-07-14 15:36:10 | 営業報告




常連客と言えば常連客な60歳代のオヤジ様。

お客様に対して『オヤジ』とは何事だ!とホザイているそこの腹ボテのアナタ。

少しは節制してみたら如何ですか? いくら中年と言ったって、その腹はあまりにも・・・。


なにっ、余計なお世話だと! そういうお前の腹こそトドより醜いぞ!

おぃおぃ、それじゃトド様に失礼ではないか!

トド様は生きていくための必要最低の体型を保持しているのであって、お前のとでは根本的に違う。


まぁまぁ、お互い大人げないではないか。もう少し建設的な意見交換をしようではないか。

なにっ、お前の方から言い出したことだと??

はぃはぃ、いいですよ私がすべて悪いということで、私がワルイということで。


話を戻します。その60歳代のオヤジ様常連客との最近のやり取りを暇つぶしに聴いてくださいな。

それは夕方5時を少し過ぎた頃、いつもの安居酒屋からの迎車依頼。

そして、いつものオヤジ様の乗車。そして、いつもの行先であった。


この常連お客様は、とにかく乗車するとベラベラとよく喋る。

それも自慢話と他人(ひと)をケナすことしか話さない。

本日も、その自慢話とケナシ話であったが、何と私がターゲットに!イヤハヤ・・・。


『どう最近のタクシーは?』

『そうだろうなー、タクシーじゃ食っていけんだろ!』

『アンタ家族いるんだろ? どうやって飯を食わしているんだ?』


『まぁ、女房を働かしている最低な男なんだろうな!』

『俺はな、自慢じゃないが5人の子供全員を大学までいかせた。』

『それも一流大学をな。』


『アンタ、なんでクズみたいなタクシーに乗っているんだ?』

『他にないの? もう少しマトモな仕事が?』

『俺だったら死んでも嫌だね、タクシードライバーなんか。』


『俺は人の下で働くのが嫌だったから、一代で会社を興したわけよ。』

『まぁ、俺の場合他人(ひと)と違って発想と努力が桁違いだったから。』

『おかげさまで、毎日外で酒が飲める身分になったということよ。』


『おぃ、俺の話を聴いてんの? 聴いているんだったら返事しろよ返事を!』

『なにっ、何度も聴いているって? 耳にタコができるくらい??』

『えっ、もう目的地に着いたって?』


『早いね、それで、今日はいくら?』

『いつもと同じ980円。』

『今日は、ちょっと言い過ぎたかな? お釣り要らんから。また頼むな。』


いつものように無造作に日本国認定紙幣をポイっと私に渡す。


『お客さん、これじゃいくら何でも多過ぎますわ・・・。』 ←あくまでも儀礼的に。


『いいんだよ、たまには女房にいい物を食わしてやれよ!』


この口も態度もデカイ中年オヤジ様は、散々タクシードライバーをケナシたことを少しは反省したのかね?

まぁ、いずれにしても口も態度もデカイ中年オヤジ様の自慢話&ケナシ話をちょっと我慢すれば・・・ウィッヒッヒ~。

えっ、それでチップはいくら貰ったって? そこの腹ぼてアナタ様!聴きたいの? 嫌だね~野次馬根性ってヤツ!

でも、教えてあげましょう。 今までの最高額1万円でした。さすがに私もビックリでんな~。ウィッヒッヒ~。



なにっ、後日談も聴きたいって?? どうしようかな~、私も忙しいからね。それにここの所蒸し暑いしね・・・。 

そんでも聴きたいって言うんなら、お話しましょう、腹ぼてアナタ様のために! でも明日ね♪ うっふん~。









狂犬関西弁男(本当の完結篇)

2012-07-06 11:58:47 | 営業報告



ご無沙汰です。賢い読者の皆様お元気にお暮らしでしたか?

えっ? 何がお元気でお暮らしでした、だってか! 馬鹿も休み休みに言えっ!

まぁまぁ、そんなに興奮なさらずに。私の話も聞いてくださいな、ねっ、そこの頭髪が薄いアナタ様。


そうです、アナタ様の仰るとおり、私は休み休みに馬鹿(本ブログ)を言って(書いて)いるのです。

アナタ様のご指摘とおりにしているのです。よって、アナタ様から怒られることは何一つないのです。

それどころか私としては感謝の言葉ひとつでも貰いたい心境なのです。


しかし、私はそんなに心狭い人間ではありません。心広き心優しき人間です、許しましょう。

水に流しましょう、全てを無にしましょう。アナタ様の許しがたい暴言を寛容な私が許します。

そこで、2か月と4日ぶりのブログ更新と相成りました。


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タクシー業界にとって終電前後は一番の稼ぎ時のゴールデンタイムなのです。

この貴重な時間帯を、このバカな狂犬関西弁男に潰されるのは得策ではない。

よってこの窮地を打開するために私は即断したのである。


『料金は要らん!』


これで全てが解決した。最善策であった。このような妙案を瞬時に即断した私自身を褒めてあげたい。

私はこの妙案を即断した自分自身に酔いしれた。夜空を見上げりゃ、満天の星たち。ウットリ~・・・。

その時であった、至福に満ちたこの空気を一瞬にして破壊する怒声! そうです、あのバカ狂犬関西弁男です。


『何がっ、金を要らんだと!』

『テメェーは、それでもプロかっ!』

『今度という今度は、テメェーを殴り殺す!』


私の妙案、それもこの窮地を打開できる唯一の最善策を、このバカ男は理解できぬとは?

ははぁー、このバカ男はさすがにバカなのである。私の妙案を理解できないでいるのだ。

その苛立ちを怒声で誤魔化しているのだ。

可愛そうな男だ。悲しすぎる人生を送っているのだ。ここは、人生経験豊富な私はこの窮地を終結する言葉を発した。


『それでは、キチンとお支払頂きましょうか?』


この言葉に完全にキレてしまったのか、バカ男が私をめがけて襲いかかってきたのだ。

私は本能的に身構えた。というのも柔道家たる者は敵に背中を見せて逃げるわけにはいかんのじゃ、本来はね。

あくまでも本来は。しかし、このバカ男は本来の意味も理解できぬ狂犬男なのだ。

よって、私は少しだけほんの少しだけ後ずさりしてこの危険を回避したのである。

間髪おかず警官5~6人が狂犬と化したバカ男を取り押さえた。それでも狂犬男は暴れる暴れる!


私は、さすがに身の危険を感じほんの少しほんの少しではあるが、更に後ずさりしたのである。

断っておくが、あくまでもほんの少しであって敵に背中を見せて逃げたのではない。

この状況を沈痛な思いで見ていた一人の男がいた。 ここにいる警官たちのボスらしき人物。

そのボス警官が私に一言つぶやいたのである。


『どうでしょう、ここは私に任せてくれませんか?』

『この状況では、収取するどころではないですよ。忙しい時間帯なんでしょ?』

『先ほど、運転手さんが言った料金未収ということでよろしいですか?』


私はその老練のボス警官の進言に全て任せた。

というより、懇願したという方が本当のところだ。そのボス警官が狂犬男に歩み寄りひと言ふた言・・・。

すると、狂犬ごとき暴れまわったバカ男が子犬のように大人しくなり、駅前のタクシー乗り場の方へ

歩き出したのである。えっ? えっ? どうして? 状況を理解できぬ私に、そのボス警官がひと言。


『さぁ、早いとこ、この場を去った方がいいですよ・・・』



私は逃げるようにその場を去った。

バクバクする心臓を落ち着かせ、どうしてあの怒り狂ったバカ男を言い聞かせたのか?

今となっては、それを知る術はない・・・。 今はあのボス警官に感謝するだけである。



これにて“狂犬関西弁男”は一件落着なり。

長きに渡りお付き合いいただき心よりお礼を申し上げます。

次作は賢い読者の皆様に文句言われぬよう一両日に更新しますので、楽しみに待っててね♪