とめちゃん's 本ログ

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メタスキル

2012年04月07日 | Workshop

”メタスキル”の概念は、セラピストが自分の感情に対する気づきを高めると同時に、その他の実際に即した手法の持てるすべてをクライアントのために用いるよう強く求めることである。

いろいろな精神療法のワーク例が書いてあり、セラピストの観察、それに基づく気づき、そして行動への展開が分かります。

... 「いかに努力しても 人は池に映った月を つかむことはできない」
という筆者の問いかけに対し、
「水を掬い あなたの手に月をいれなさい」
と返した禅の老師。この本の冒頭に書いてあるのですが、最後まで読み終えてから、この言葉に立ち返ると、”メタスキル”の奥深さが分かる気がします。

メタスキルを用いたセラピストの観察は、タオイストの概念に見出すことができる。
冬空に川の流れを渡る人のように、用心深く
危険に気づいた人のように、油断なく
訪問中の客人のように、礼儀正しく
解け始めた氷のように、こだわりなく
新木のように、飾り気なく
洞窟のように、うつろに
泥水のように、不透明に

行きつくところ、人生そのものが最高のメタスキルの教師だそうです。

ps.
認知系の本は、斜め読みには向かないらしい・・・


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