15日の朝日新聞23面「戦死に向き合う4」>問う自衛官と「戦死」 「殉職者の靖国合祀」懸念も<という記事があった。
・・・・・・・・・・・・・
東京・市谷の防衛省に
は、2003年に完成した
慰霊碑地区がある。前身の
警察予備隊以来、自衛隊の
殉職者は1900人を超す。
訓練中の事故などが主
な原因だ。毎年秋、ここで
首相らの参列のもと、無宗
教の追悼式が催される。
整備のきっかけは、03年
に始まった自衛隊のイラク
派遣だった。当時の議論に
詳しい久間草生・元防衛相
(76)によると、「自衛隊員
も靖国に合祀してはどう
か」という声もあったが、
政教分離の規定から立ち消
えになったという。
「国のために命を落とし
た人を畏敬の念をもって葬
るのは当然だ」。久間さん
は浄土真宗本願寺派の元宗
会議員。他方で、靖国神社
については「判断を誤った
戦争指導者まで神だと言
い、命令に従った兵士と一
緒に祀るのでは、兵士が浮
かばれない」。
国連平和維持活動(PK
O)で南スーダンに派遣さ
れた陸上自衛隊は昨年7
月、日報に「戦闘」と記し
ていた。今後、靖国への自
衛官の合祀が、再び浮上す
ることばないのだろうか。
・・・・・・・・・・・・・
記事写真と同じアングルからカメラを向けた。
新宿区市谷本村町の防衛省敷地内メモリアルゾーンにある自衛隊員殉職者慰霊碑
当時の久間防衛大臣が揮毫した看板プレートに関するブログ記事
「陸軍省の亡霊」
拝殿前広場と境内全体に、NHKラジオの日本武道館「戦没者追悼式」実況放送が流され、黙祷が行われる。
一般参拝者とは違った、黒い服を着た異様な集団が参拝する。「起立!」「黙祷」「国歌斉唱」の号令がある。
遠くから「天皇陛下万歳ー!」の声が聞こえてきたが、多分中央集会テントにおけるバンザイであろう。
個人参拝と御朱印受付窓口の横にある「絵馬札」の一部である。
2010年8月15日の「異様な集団」の写真であるが、当時と比べると今年は随分と少なくなっているようだ。
最新の画像[もっと見る]
「靖国神社日誌」カテゴリの最新記事
- 神社新報其の四「広告欄から」
- 神社新報其の二「靖国神社の創建に係る太政官布告が現在も有効であると捉へること...
- 神社新報其の一「第六十三回神宮式年遷宮 天皇陛下の御聴許を賜る」
- 明治39年4月30日「明治天皇凱旋観兵式」戦前の靖国神社は春季例大祭日
- 靖国神社新宮司に元海将大塚海夫氏『赤澤史朗著「靖国神社」』が喝破している
- 靖国神社社報「靖國」に掲載された論考『漂白する日本のよすがとして』
- サングラスではなく黒めがねで朝日新聞社説を読んでいる「政治学者」
- 海自の靖国参拝問題で朝日が社説に、赤旗が社報「靖國」を調べた
- 今朝の朝日新聞社会面に「海自 靖国に集団参拝」の記事が掲載
- 【再掲】論考「生の靖国問題」