☆出光美術館 サイト
『日本の美・発見X躍動と回帰 ―桃山の美術』 ※10月12日(月・祝)まで
昨日は仕事の都合で午後から出勤。
とりあえず、朝5時起きでせっせと茶道具展の感想をまとめる。
実は今年、あまり展覧会を観に行ってないのヨ。
9月に至っては0(ゼロ)
この10年来、かなり珍しいコト。
それを今月初めの旅行で一挙に8館(プラス茶室2か所)を巡ったのだから、
頭の中がパンパンで
早くまとめないと忘れる~
と、焦ったものだから、
湯木美術館の茶釜のところで
「飢来飯 渇来茶」と書くところを「飢来飯 渇来飯」
有難いことに即座にコメントで指摘が来た次第で
(最近はコメントが届くとスマホが「コメントが書き込まれました」とメールばりに教えてくれるのデス)
で、それをキャッチしたのが午前10時、三井記念美術館前。
開館直前で、まさに階段を上がってエレベーターに向かっている最中
うわ~。一瞬、何のことやらわからず混乱したわん
三井記念美術館は『蔵王権現と修験の秘宝』展。
全くの門外漢で興味もないけど、招待券もらったから。
トナリの日本橋三越では飛来一閑展もやってたし~
鎌倉時代のガッツポーズが勇ましい蔵王権現や鳥取の投入堂の写真パネルを
「ホーホー」と立ち止まることなく、一巡して出口へ。
あら、まだ10時20分だわ。
時間が余るなぁ。。。 あ
出口の先のチラシコーナーで出光美術館の100円割引券をGet。
三越の一閑展はさらっと見て、地下鉄乗り継ぎ、日比谷へ。
桃山美術は好きなんだけど、この夏は出光美術館まで行く元気がなくて
9月初めの午後に三菱一号館美術館までは来たんだけど、歌舞伎座へ直行したため出光はパス。
「今回は行けないワ」と諦めていたノダ。
☆☆☆以下、出光の休憩スペースで書いたメモ書きより☆☆☆
伊賀のひしゃげた耳付水指がお出迎え。
これこれっ!
桃山の茶陶。
等伯の鶴屏風。
対立していたのに、永徳に通じる雰囲気。
虎の屏風も迫力。
後の時代の応挙に続くような。
等伯なのに、探幽の覚書が書き込まれている。
志野の軟らかい白。小さい四角い筒向付。
絵唐津や鼠志野の草の文様、平安鎌倉の銅鏡の文様からきているとは!
知らなかった。
織部の千鳥向付。形は同じでも、絵柄は一つ一つ違う。
割山椒の高取焼の向付。
青い釉薬!
滴翠で見た器を思い出す。
朝鮮唐津もたくさんあって。
高取のマーブルのような焦げ茶色の釉薬。
利茶土さんの作品にこういうのがあったっけ。
もう頭が爆発しそう。
☆☆☆現地で書いたメモ書きはここまで☆☆☆
何分、関西の美術館の感想があと6館分残っているため、ここで新たに見たら混乱してしまうと
一巡した後、休憩スペースで思いのままスマホでしたためた下書き。
等伯の絵の端にあった探幽の覚書もだけど、
コーナーごとのテーマが謎かけみたいで「なんで?」
第1章が『「うしろ向き」の創造』
どこが後ろを向いてるの?
なんで、和鏡と志野焼や唐津焼が並んでるの?(文様を参考に~というのは私の推測だけど、それは正しいの?)
なんで、いきなり宋時代の天目や高麗時代の井戸茶碗と国焼の楽茶碗や高取焼が並んでるの?
第4章の『「あべこべ」の表現』って、何があべこべなの~???
謎解きに興じる時間はなく、見たものすら端から忘れてしまいそうで、
「今月はお小遣いがキビシイから買いたくないんだけどなぁ」と思いながら、図録を購入。
(2,200円を支払う時、心の中で「この商売上手めっと悪態をついた)
、
午後の仕事を終えて、帰宅するまでの道すがらと就寝前に目を通した。てか、読んだ。
図録の解説を買ったその日に全部読んでしまうのも、(私としては)珍しい。
おかげさまで上記に挙げたギモンがすべて解決。スッキリした気持ちで眠りについた
出光美術館は茶陶器については、深い視点や見方の切り口を教えてくれる展示をしてくれるところだ。
決して、期待を裏切らない内容。
陶片室もね。
今回の見どころは玳皮盞天目(たいひさんてんもく)や梅花天目。灰被天目。
とても状態のよいものが参考程度に並んでいて驚いた。
展覧会は本日が最終日。
連休最終日をどう過ごそうかと思っている方、ぜひ訪れてみて
★出光美術館バックナンバーリスト
2014.11月『仁清・乾山と京の工芸 ―風雅のうつわ』
2014.3月『没後50年・大回顧展『板谷波山の夢みたもの-〈至福〉の近代日本陶芸』』
2013.6月『やきものに親しむ10 古染付と祥瑞』
2013.5月 『源氏絵と伊勢絵』
2012.9月 『白く美しいやきもの 純なる世界』
2012.4月 『悠久の美 -唐物茶陶から青銅器まで』
2011.8月 『明・清陶磁の名品 -官窯の洗練、民窯の創造』
2011.1月 『酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―』
2010.12月 『やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―』
2010年9月『SENGAI Zen and Humaor 仙』
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』
2010年1月『麗しのうつわ』
2008年12月『陶磁の東西交流』
2008年4月『柿右衛門と鍋島』
2007年11月『乾山の美術と光琳』
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館
『日本の美・発見X躍動と回帰 ―桃山の美術』 ※10月12日(月・祝)まで
昨日は仕事の都合で午後から出勤。
とりあえず、朝5時起きでせっせと茶道具展の感想をまとめる。
実は今年、あまり展覧会を観に行ってないのヨ。
9月に至っては0(ゼロ)
この10年来、かなり珍しいコト。
それを今月初めの旅行で一挙に8館(プラス茶室2か所)を巡ったのだから、
頭の中がパンパンで
早くまとめないと忘れる~
と、焦ったものだから、
湯木美術館の茶釜のところで
「飢来飯 渇来茶」と書くところを「飢来飯 渇来飯」
有難いことに即座にコメントで指摘が来た次第で
(最近はコメントが届くとスマホが「コメントが書き込まれました」とメールばりに教えてくれるのデス)
で、それをキャッチしたのが午前10時、三井記念美術館前。
開館直前で、まさに階段を上がってエレベーターに向かっている最中
うわ~。一瞬、何のことやらわからず混乱したわん
三井記念美術館は『蔵王権現と修験の秘宝』展。
全くの門外漢で興味もないけど、招待券もらったから。
トナリの日本橋三越では飛来一閑展もやってたし~
鎌倉時代のガッツポーズが勇ましい蔵王権現や鳥取の投入堂の写真パネルを
「ホーホー」と立ち止まることなく、一巡して出口へ。
あら、まだ10時20分だわ。
時間が余るなぁ。。。 あ
出口の先のチラシコーナーで出光美術館の100円割引券をGet。
三越の一閑展はさらっと見て、地下鉄乗り継ぎ、日比谷へ。
桃山美術は好きなんだけど、この夏は出光美術館まで行く元気がなくて
9月初めの午後に三菱一号館美術館までは来たんだけど、歌舞伎座へ直行したため出光はパス。
「今回は行けないワ」と諦めていたノダ。
☆☆☆以下、出光の休憩スペースで書いたメモ書きより☆☆☆
伊賀のひしゃげた耳付水指がお出迎え。
これこれっ!
桃山の茶陶。
等伯の鶴屏風。
対立していたのに、永徳に通じる雰囲気。
虎の屏風も迫力。
後の時代の応挙に続くような。
等伯なのに、探幽の覚書が書き込まれている。
志野の軟らかい白。小さい四角い筒向付。
絵唐津や鼠志野の草の文様、平安鎌倉の銅鏡の文様からきているとは!
知らなかった。
織部の千鳥向付。形は同じでも、絵柄は一つ一つ違う。
割山椒の高取焼の向付。
青い釉薬!
滴翠で見た器を思い出す。
朝鮮唐津もたくさんあって。
高取のマーブルのような焦げ茶色の釉薬。
利茶土さんの作品にこういうのがあったっけ。
もう頭が爆発しそう。
☆☆☆現地で書いたメモ書きはここまで☆☆☆
何分、関西の美術館の感想があと6館分残っているため、ここで新たに見たら混乱してしまうと
一巡した後、休憩スペースで思いのままスマホでしたためた下書き。
等伯の絵の端にあった探幽の覚書もだけど、
コーナーごとのテーマが謎かけみたいで「なんで?」
第1章が『「うしろ向き」の創造』
どこが後ろを向いてるの?
なんで、和鏡と志野焼や唐津焼が並んでるの?(文様を参考に~というのは私の推測だけど、それは正しいの?)
なんで、いきなり宋時代の天目や高麗時代の井戸茶碗と国焼の楽茶碗や高取焼が並んでるの?
第4章の『「あべこべ」の表現』って、何があべこべなの~???
謎解きに興じる時間はなく、見たものすら端から忘れてしまいそうで、
「今月はお小遣いがキビシイから買いたくないんだけどなぁ」と思いながら、図録を購入。
(2,200円を支払う時、心の中で「この商売上手めっと悪態をついた)
、
午後の仕事を終えて、帰宅するまでの道すがらと就寝前に目を通した。てか、読んだ。
図録の解説を買ったその日に全部読んでしまうのも、(私としては)珍しい。
おかげさまで上記に挙げたギモンがすべて解決。スッキリした気持ちで眠りについた
出光美術館は茶陶器については、深い視点や見方の切り口を教えてくれる展示をしてくれるところだ。
決して、期待を裏切らない内容。
陶片室もね。
今回の見どころは玳皮盞天目(たいひさんてんもく)や梅花天目。灰被天目。
とても状態のよいものが参考程度に並んでいて驚いた。
展覧会は本日が最終日。
連休最終日をどう過ごそうかと思っている方、ぜひ訪れてみて
★出光美術館バックナンバーリスト
2014.11月『仁清・乾山と京の工芸 ―風雅のうつわ』
2014.3月『没後50年・大回顧展『板谷波山の夢みたもの-〈至福〉の近代日本陶芸』』
2013.6月『やきものに親しむ10 古染付と祥瑞』
2013.5月 『源氏絵と伊勢絵』
2012.9月 『白く美しいやきもの 純なる世界』
2012.4月 『悠久の美 -唐物茶陶から青銅器まで』
2011.8月 『明・清陶磁の名品 -官窯の洗練、民窯の創造』
2011.1月 『酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―』
2010.12月 『やきものに親しむVIII 茶陶の道 ―天目と呉州赤絵―』
2010年9月『SENGAI Zen and Humaor 仙』
2010年4月『茶 Tea-喫茶のたのしみ』
2010年1月『麗しのうつわ』
2008年12月『陶磁の東西交流』
2008年4月『柿右衛門と鍋島』
2007年11月『乾山の美術と光琳』
※2009年3月『出光美術館コレクションの至宝「茶の湯の美」』 栃木県立美術館
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