きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

「生きるって なに?」宮水学園教養講座

2022-06-26 00:23:00 | 生涯学習大学
6月23日の宮水学園教養講座は、
「生きるって なに?」をテーマに、
旅人でもあり、エッセイストでもある
たかのてるこさんの講演だった。

7大陸65ヶ国を旅して回った、
壇上のたかのてるこさんは、
小柄だが、
エネルギッシュでパワフルな女性だった。

その旅の経験を、数多くのエッセイにして出版もされている。

その中でも、
16万部越えのベストセラーになった
「ガンジス河でバタフライ」は、

主演 長澤まさみさんでドラマ化もされた。

「世界中の人と仲良くなれる」を信じ、
言葉も通じない、
習慣も文化も違う国を旅して、

さまざまな環境で生きる人たちと出会い…

そこで学んだ「生きる」の意味。

たかのてるこさんは、
生きるの意味をこう語った。

自分を丸ごと愛する事。
人と比べたりしないで、
自分を好きになる事。
自分をいじめない事。

そうすれば幸せに生きられる…。

「生きるって なに?」の重いテーマも、
大阪人らしいユーモアで、
こうも語った。

「どこの国のどんな人も、みんな体の中にうんこを作って、出す。💩
みんな同じ人間…

その間に、仕事をし、思い出を作っている」…と。

身振り手振りで、ユーモアたっぷりに、
そして早口で喋る話に、

会場は、笑いが絶えなかった。

私なりの「生きるって なに?」は、
まだ見つからないが、

生きる意味を考える
機会をもらえた講演だった。

数日前、
74歳の誕生日を迎えた私…

生きる意味より、
生きられる時間が…気になる








コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラウス爽やかな海の色に染める。

2022-06-20 09:08:00 | 染色
今頃の天気は、
予報をコロコロと変える。
良い方に変わる時も、悪い方に変わる時もあるが、

今日はいい方に変わって、

気温は30度近くにまでなったが、
梅雨には、珍しく湿気のない爽やかな天気になった。☀️

今日は月1回 
楽しみにしている染色のお稽古日

Mさんが来てくれた。

白いブラウスや持って来られていた。

これからの季節に着るのなら、
全体を染めるより、
部分的にボカシに染めて、白を残す方が良いのでは…

相談して、
裾を濃く、胸の下までグラデーションでぼかす事にした。


色はMさんの希望で、
スレン染料で、ブルーやグリーンを混ぜて、
海を連想するような色にした。

袖口も少し染めてバランスをとった。

良い感じに染まった。
👍👍👍👍👍

私もTシャツを染めてみたい!


染色が早く終わったので、
二人で駅前の手芸店に行った。

Mさんがデコパージュをしていて、
その液を買いに行くというので、
着いて行ったのだが、

なんでもやりたがりの私</b">

デコパージュはやったことがない。
興味津々で着いて行った。

これ以上、手を広げても…と、
思いながらも…

セールで売っていたキットを買ってしまった

創るのは少し後にして…


夕方から、注文のハンカチ染めの
続きを始めた。


さざ波絞り染めは、
波のような模様に染まる。










コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハンカチ80枚を染める

2022-06-14 22:01:00 | 染色
今日は一日小雨が降って…☔️
近畿でも梅雨入りが発表された。

朝散歩を毎日始めて、10ヶ月になる。

その間 休んだのは、
朝から用事があって歩けなかった 
4〜5日だけ。

歩ける程度の雨や雪なら、
傘をさして歩く。☂️

当然今朝も、小雨の中を歩いて来た。


傘をさしてまで歩くのには理由があって…

散歩コースの中に神社が入っていて⛩

そこに寄って
毎日 家族や兄弟や孫達の健康や無事を
お願いする🙏

それが毎朝のルーティンになっているので、
余程なことがない限りは、

休めない…のだ。


傘をさしてお参りしていると、

時々 神社でお会いするご婦人に、
「いいご利益が有りますよ」と、
声をかけられた。

いいご利益か…。

「毎日 こうして元気に歩いて来られることが、ご利益ですね」…と笑って答えた。


そんな 朝散歩から始まる、私の1日。

今日も元気に染め物に勤しんだ。

先日 先生に頼まれたハンカチ80枚の染め。
昨日より染め始めていて、

これは、さざ波絞りに染める。

さざ波絞りは、すなご会のオリジナル技法。

いくつかの工程があるが、

最初の工程は
ハンカチを地染めをすること。

ハンカチの端から3分の1を帽子絞りにして、
1色目を染める。



帽子絞りを解いて、

反対側の端から3分の1を帽子絞りにする。


2色目を染める…と

真ん中は2色の混色に染まり
3色が染まる…という訳。


この後、
さざ波絞りに染める…が、

今日は2色目を染める準備まで出来た。


染めは明日の作業にする。


明日も元気に
染め物ができますように…🙏


毎日、元気に染め物ができること、
これもご利益…だね。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラス彫刻とドローイング展

2022-06-10 22:32:00 | 展示会
いつも展示会をご一緒させていただいているドミニクさんの個展が、
ギャラリーアライで開催されているので、行って来た。

ドミニクさんはイギリス人

日本語はちょっと苦手だが、
とても優しくてチャーミングな人

その人柄は、彼が製作する作品を見れば
納得するはず。

吹きガラスに電動ルーターで描かれたモチーフは、
小鳥🐤だったり、ワシ🦅だったり、
軽やかに踊るバレリーナ💃だったり、
風に舞い落ちた一枚の羽🪶だったり…

それは繊細で精巧で、美しい…。

コロナ禍で決まっていたイベントは中止、
外出は自粛…の期間中に、

時間を持て余して手にしたルーペ

そこに、針を刺して描く、
とてつもなく時間のかかる作品が、
ドミニクさんの新しい技法として確立された。


その作品が海外のコンクールで受賞された。


ギャラリーアライでは、そんな作品がたくさん展示されている。









透明なガラス彫刻やボールペンで描かれたドローイング


黒と白と無彩色の無機質な空間の中に
一際光の放つ可愛いものを発見した。

吹きガラスの器に、
1〜2センチになる迄、削り込まれた小さな鉛筆達が
口までいっぱい入れられて、置かれていた。


それらは、ドミニクさんがドローイングに使ったものだ。

こんなに溜まるまでに、
どれだけの枚数を描き、
どれだけの歳月が過ぎたのだろう。

そこに、ドミニクさんの手の暖かさと、
生命を感じて、感動した。


午後からドミニクさんのトークショーと実演があった。

トークショーでは、
今はスイッチひとつで何でも出来るデジタル時代。
デジタル無しでは生きられない時代に、

敢えてアナログの作品を創る。


針を何十万回刺しても、1時間に小指の爪ほどしか進めない。

そんなアナログの技法にしか出せない線があり
描けない奥深い思いがある…と、

私たちに熱く語りかけた。


染色もアナログ
一針一針、縫い絞り、色を重ねて染めていく。


どこか同じ思いを感じて…

嬉しかった。


ドミニクさんの個展は、6月14日まで。












コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の染色の先生…

2022-06-07 10:48:00 | 染色
1年半振りに、佐竹先生に会いに行って来た。

4日の朝、高速バスに乗り、
2日間泊めていただき、
6日の昼過ぎに帰ってきた。

まだ、コロナが終息したわけでは無いので、
県を跨いで、
高齢の先生の元に行くのは、
どうかな?…と心配だったが、

1月に娘さんを亡くされた先生を
元気付ける会にしょう…と、

香川の染色仲間から、お誘いを頂いたので、

3回目のワクチンも終えているし、
気を付けながらなら…と出掛ける事にした。


5日は、
香川の染色仲間3人が集まり、
近くの料理店から仕出しのお弁当を注文して、
5人で頂いた。

(美味しかった)


2020年11月 長年続けられてきた
石の民俗資料でのすなご染展は、
一旦引退されたが、

先生の染色意欲は、
何度かの苦境にも 衰えることがなく、
それよりも、
ますます、エネルギッシュになられている様だった。

食事後、
今後のすなご会の活動などを相談して、

来年、
出来れば栗林庵での展示即売会やワークショップをしよう…と計画した。

私も久しぶりに
先生の講義を受け、色々教えて頂き、

先生を元気付けるつもりが、
反対に元気をもらって帰って来た。

5日は私の74歳の誕生日だった。

誰にも告げなかったが、

久し振りに先生や染色仲間に会えて、
熱い染色の話ができ、情報交換や
交流が持てたことは、

私にとっても、幸せな誕生日になった。


88歳
先生の歳になるのは…たった14年
遠い様でもあっという間だろうが、

先生の技術に到達するのは、

遥かに…遥かに…遠い…と思う。

…が、

前に向いて一歩づつでも
進まない事には、近づけない…のだ。

(今朝の散歩道 水溜りに映った鳥居!)





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする