きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

木彫りの三姉妹!

2012-10-31 22:27:39 | 木彫り

展示会の出展作品のリスト作りは、結局1日かかってしまった。
結構、雑用の方が手間も時間が掛ってしまう。
それでも、何とか11月の展示会の準備は、ほぼ出来、
ここ数か月、私の肩に圧し掛かっていた大きな重たい荷を
やっと
下ろす事が出来た。(ホッ)

染色も一応片付いたので、今日は久しぶりに木彫りをした。
寒くなるとの予報だったが、風もなく暖かかったので
気分よくベランダで作業を始めた。
急いで仕上げなければならない仕事があった。

「三人の姪にプレゼントしたいから」と、
“木彫りの女の子のキーホルダー”
の依頼を受けたのは、
もう数か月前になる。

染色の展示会の準備もあったが、それ以外にずいぶん遅れた理由がある。

もう、この女の子は沢山の数を彫ったが、彫る度に服のデザインが細かくなっていく。
初期の作品は、もっと簡単なデザインだったのだが、
細かく彫りだすと止められなくなり、その為ずいぶん時間が掛ってしまった。
   

今回の女の子の服装もずいぶん細かく凝ってしまい、
老眼鏡を掛けながらの作業だったが、お気に入りの三姉妹が出来た。

赤ずきんちゃんと、セーラー服の少女と、夏のお嬢さん
セーラー服の少女は、私の中学の制服を着せた。
後の二人は、孫と一緒に考えた。

この後、キーホルダーの金具を付けると仕上りになる。
そして、この子たちも、やっとお嫁入りする。
いや!お嫁に行ってしまう。

色を塗り目鼻を付けると、木彫りは我が子になる。
手放す時は、やっぱり心淋しい!

 

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出展作品のリスト作り

2012-10-30 08:14:51 | 染色

先日の雨で、季節は急速に冬に近づいたようだ。

昨日も、朝から分厚い雲が空を覆っていて、
数日前までの爽やかな秋空や、明るい日差しを遮ってしまっていた。
冷たい風が吹き、ここから見る景色は真冬のようなグレーの色をしていた。
後で分かったが、木枯らし一号が吹いたのだそうだ。

窓を閉め切り、ラジオもテレビのスイッチも切ってしまうと、
ここは無音の空間になる。
橋の上を、車が右へ左へと流れるように動いているが、
それが奇妙な生き物のように思えるのも、音の無い性なのだろうか。
音の無いグレーの景色は、心もグレーにしてしまいそうで、
ラジオのスイッチを入れた。

午前中は、展示会の小物作りに性を出した。
以前染めておいた柿渋染めで、カードケースと手帳を仕上げた。
11月の展示会のチャリティ-バザーで販売する。
売れるといいのだが・・・

今日は、出展作品のリストを作り、発送の準備にかかる。
一つ一つ値段を考え、値札をつけていく。
高いと売れないし、安いと材料費も出ない。
いつも赤字なのだが、買ってもらえると嬉しい物だから
値段は高くできない。
商売下手なんです。

 

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文化祭

2012-10-29 08:22:43 | 日記

昨日は、朝起きると天気予報通り、小雨が降っていた。
開催予定だった地域の運動会は、中止になったようだ。

近くの公民館で文化祭が27日、28日の二日間行われていたので、
見に行くことにした。
少し雨が激しくなってきたが、天気予報ではますます悪くなるとの予報
だったので、早めに出掛ける事にして10時に家を出た。

公民館の文化祭を見に来たのは3回目、
雨で濡れた足元が気になったが、2階の会場に上がると、
公民館での講座受講生の作品が、たくさん並べられている。
パッチワークや、編み物、着物をリホームした洋服もある。

 

この文化祭に出展するため、同じマンションのMさんが。
柿渋染めのバックを染めに来られ、
それを仕上げて出展していた。
会場のどの場所にどのように飾られているか、
我が子を見る思いで、見てしまう。

“いい感じ”で嬉しい。

 

隣の部屋では、木彫りと写真が展示されていた。
どの作品も、作っている時の姿や真剣さが伝わって来る。

いくつになっても学べる事が有る喜びや、
学べる事が出来る健康な体の大切さや、
そして、一緒に学べる仲間が居る事の素晴らしさを
思いながら、
また雨の中を帰って来た。

天気予報は、少し外れた。
昼前から雨は止み、時折日が差してきた。

大雨を避け早目に出かけたのが、裏目になったようだ。





 

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雫染めの日傘

2012-10-27 17:46:34 | 染色

昨日は午後から日傘を染め替え、リメークした。

この日傘を制作したのは、もう10年前で、
“雫染”と言うきれいな名前の付いた技法である。

簡単にその技法を説明すると、

浸染用防染糊を水で柔らかく溶いておく。
その糊に染料を加え、2~3色の色糊を作る。
色糊を注染ビンに入れる。(この時、色糊の柔らかさを調整する)
これをマスキングテープでデザインした布の上に垂らしながら、
線描きしていく。
乾いたら蒸しをして、熱湯に布を浸し、すぐに地染をする。

10年前に制作したこの傘は、ピンクとオレンジと白の線描きを
グリーンで
地染めしていたが、
10年前=10才歳をとったということになる。
どう見ても、派手である。

思い切って、傘から外しベージュで全体を染めてみた。
歳相応の、落ち着いた色合いになったと思う。

10年前、この傘に“秋色のハーモニー”と作品名を付けていたが、
日傘は夏の物、
「この作品名、変だな?」と、10年たった今、気付いた。

 

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“シルクオーガンジーの間仕切り” 完成!

2012-10-25 07:54:38 | 染色

朝から、このシルクオーガンジーの間仕切りの制作に掛り切り。
夕方になって、やっと完成出来た。(ホッ!)
 

シルクオーガンジーの透け感が好きで、
染色材料として、よく使用している。

今回も、ステンドグラスをイメージして制作したのだが、
仕上げの段階で随分迷いが出てきた。

透け感は大事にしたいが、それだけでは余りにも
平凡で地味な作品になってしまう。
制作途中

色々な人に助言を求めたが、
また、それが迷いを大きくしてしまう結果となって、
制作が進まない。

結局、シルクオーガンの裏に布を重ね、二重にする事にした。
色は、明るいベージュに決め在庫の布を探し染めてみた。

小さい小花が地模様になっていて、その小花が白く浮き上がり
思いのほかいい感じで、可愛い!

このまま二重に重ねても面白くないし、せっかくの透明感がなくなってしまう。
裏布を途中で絞り、重なる部分と重ならない部分を作ってみた。

重なった部分の模様の見え方と、重ならない部分の透明感も表現出来た。

久しぶりに悩んで制作した作品、満点とはいかないが70点ぐらいかな?

 

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