きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

父の命日

2018-01-21 08:02:14 | 日記
7日に1周期の法要は済ませたが、
20日が父の命日

ずっと、父を感じながら過ごした。

病院に父を連れて行くと、妹から電話があった…その時間から、
私には辛い悲しい1日が始まった。

1年前のこの時間、父は確かに、まだこの世にいてくれた。

時計の針の進みと、あの日の私の記憶が、連動して蘇ってくる。

この時、私はバスの中で、バスの速度にイライラしながら乗っていた。

この時、タクシーを降り、お釣りを受け取らず、1秒も早くと、病院に駆け込んだ。

病室のベットの父は、既に意識はなかったが、
まだ、最後の力を振り絞るように、心臓をうごかしてくれていた。

この時、静かな夜の病院の一室で、
骨と皮だけになった細い体を、妹と泣きながらさすている私達がいた。


思い出したく無い…けど、
忘れたく無い…辛い記憶。


お父さん、1年前のこの時間、まだ、息をしていたよね。

位牌に話しかけながら、
時間が、1年前に戻って欲しいと願っている。

1年経っても、まだ父の死が受け入れられず、

なぜ?なぜ?死んだんだろう…
なんで、死なせてしまったんだろう…と、自分の力の無さを悔いてしまう。

私に、父の寿命を、伸ばす力など無いのはわかっているけど…

抱きしめた位牌は、

あの時、必死でさすった父の足のように、
ほんの少し暖かさを感じさせてくれた。





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