世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

賢者が予想:今年の日本はどうなる?世界はどうなる? OLに聞いた方がよほど役立つ

2013年01月19日 | 日記
バナナが高かったころ―聞き書き 高度経済成長期の食とくらし2 (グローバル社会を歩く 4)
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賢者が予想:今年の日本はどうなる?世界はどうなる? OLに聞いた方がよほど役立つ

 サンデー毎日の特集で賢者53人が予想「2013年未来カレンダー」があった。早い話、各界の何某かに、その業界における夢を語らせた程度のもので、業界願望が強く、取り立てて興味を持つ予想はなかった。
≪米「財政の崖」回避で世界バブルの幕開け≫、 ≪アベノミクスで電気料金値上げ幅拡大≫、 ≪中国「対日強硬派」台頭で安倍政権恫喝≫、 ≪金融円滑化法期限切れで中小企業倒産2ケタ増≫、 ≪橋下「石原追放」で次期衆議院選出馬≫、  ≪原発「再稼働ラッシュ」始まる≫、 ≪参議院選で自民「過半数」取れず≫、 ≪2020年「東京五輪」また招致失敗≫、 ≪来年の消費増税実施「延期」決まる≫、 ≪青色LED発明者、中村修二氏ノーベル賞受賞≫、 ≪円安進み1ドル=95円、ボーナスアップ≫等々。月並みと云うか、全然面白くなかった。

 それに比べ、≪ OL400人は考える“それってどうよ!?”のこれがないと年が明けない初春恒例!「トンデモ予想」≫が面白い。
□「安倍新政権、バタバタと大臣の失言やミスが露呈。昔と同じように、涙目で辞任する」
□「(本当になったら絶対イヤだけど)北朝鮮の打ち上げたミサイルが日本のどこかに。」
□「村上春樹やっとノーベル文学賞受賞。しかし、受賞拒否」
□「1ドル100円に戻る」
□「参議院選の投票率ますます下がり、史上最低に」
□「東京など首都圏は灼熱地獄に。夏場の最高気温の平均が35度を超え、40度超えの日も3日ほど」
□「女性の間でノーパンがはやる。最初は『自宅だけノーパン』がブームになるが、そのうち「外でもノーパン」の人が増えて…」
□石原慎太郎と橋下徹が予想通り別離。互いに悪口を言い合い、泥沼化。結果、橋下徹、政界引退。芸能人に」

参考:2013年、経済が復活すると思うOLは4%。自民政権は潰れると思うOLは42%。漠然と幸せになれると思うOLは21%だったそうである。賢者の予想より、百倍面白く読ませて貰った。

 現代人と云うも、立場が出来れば出来るほど、ツマラナイ事を言うようになる。権力を握れば握るほど強欲になる。社会性が強くなるほど我田引水になる。特に力がなくても、第三者的立場で世の中を見ているのは、意外にOLのような社会層の人々なのかもしれない。彼女らは馬耳東風を装い、実は強かに情報だけはキャッチアップしている。平均的にだが、女子学生の方が男子学生よりも知識の基礎教養は身につけている。日本では、男社会がこれだけ長く続いた一番の理由は、なんといっても家計を支える大黒柱だったからだろう。

 その大黒柱の収入が激減でもしたものなら、威張れる要素が極めて限定的になる。年収200~300万の2,30代が結婚など考えられないのは当然かもしれない。嘉田と云う菅直人のような女が、「子供を産み、育てられる社会」と言っていたが、そうじゃないだろう。「若い人々が結婚出来る社会の実現」だったと云うことだ。兎角政治家と云うもの、実社会から遠ざかる所為だろうか、どいつもこいつも、実生活者と異なる肌感覚で生きている。天下国家を語る事と実生活は別物だ、と云う高邁な高説もある。しかし、現実に実生活者の役に立たぬ政治をやっても受け入れられる事のない時代になったようだ。


ひとたまりもない日本 根拠なき「楽観論」への全反論
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