あひる製作所

チビっこいバイクをいじったり乗ったり、くだらん工作したり~
さらにボートで海釣り行ったり、山でも遊んだりで大忙しだ~♪

Right-Horn

2016-11-28 16:59:56 | ナイフメイキング

はい、ど~も

『つづく~』とか書いておきながら1週間近く経ちましたな・・・

というわけで、Right-HornとLeft-Hornそれぞれの詳細ですが、まずはRight-Hornから~

全体の雰囲気としては、こんな感じ

全長は180mmぐらい、ブレード長は76mm程度

構造はフルテーパータング 

ブレードの鋼材はSPG2で、12incのホローグラインド、ミラー仕上げ 

 

ヒルト等のフィッテイング類は砲金 

ヒルトの前端を丸く成形したのがワタシの中では気に入ってます 

ハンドル材はバッファローホーンで、ファイバースペーサー入り

これに使ったファイバースペーサーは普通のレッドではなく、電気材料として売られてる少しエビ茶っぽい物

スペーサーだけで見ると『え~ これ・・・』って感じですが、ナイフとして完成すると落ち着いた雰囲気でかなり良いですね 

ハンドルの形状としてはインプルーブドハンドルとして削りました

3inc程度の小型ナイフなので、ハンドルはけっこう薄めに作ってあります 

 

シースは昨年のコンテスト作にも採用した背中が割れるタイプにしましたが、非常~に不評でしたな・・・

同じタイプでも去年は『使いやすくて良い』とか、わりと好評だったんですけどね~ 

シースのボタンは古銭のコンチョを着けてみた

ワタシのマークがアヒルですが、古銭は八咫烏で鳥つながり 

 

っとまあ、そんな感じです

次回はLeft-Hornを紹介します

またまた、つづく~

 

 

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忘れてました・・・

2016-11-22 16:57:12 | ナイフメイキング

どもども~

『ちょっと間が空いちゃったな~』と思ったら一か月半も経ってたよ!!

いや~ まさに光陰矢の如しだな~

まあ、10月~11月前半までは秋のキノコ最盛期なので、キノコ採りが忙しかったり

その他にもいろいろ忙しかったので、ブログ書く気力がまったくなかったんだよ・・・

 

っで、何を忘れてたかと言うと『JKGナイフコンテスト』に出したナイフを紹介するの忘れてたのだよ

先に言っておくと何も受賞は無しでした

出したのは、こんな感じのナイフ↓

『あれ? 2本??』と思いました?

実はコンテストには本数の制限は特に無いらしいので、今回はペアナイフって事で2本出しました

2本ともハンドルがホーン系なので、名前も『Right-Horn』(黒い方)と『Left-Horn』(赤い方)にしてみた

 

それぞれの詳細は改めて書きますが、『Right-Horn』はSPG2のブレードにバッファローホーンのハンドル、砲金ヒルト

『Left-Horn』はVG10の積層鋼ブレードにシープホーンハンドル、ステンレスヒルト

どちらもインプルーブドハンドルを意識した形状

 

シースはこんな感じで、納めた姿はこんな具合

 

っで、裏側

 

さて、コンテストに応募すると作品の返却時に審査員からの寸評が添付されてきます

良い点、悪い点などがいろいろ書かれていて、けっこう参考になるコメントもある

ナイフ本体についてはデザイン面や、仕上げ等の加工についても概ね好評

しかしシースについては、ちょっと笑っちゃうぐらい大不評でしたな!!

まあ、こういう評価は良い点よりも悪い点の方が参考になる事が多いので、『なるほどね~  そういう意見もあるんだな~』と受け取っております

ただ『シースとナイフが合わない』ってのは、具体的にどんなシースなら合うのか参考に教えて欲しかったのと

『フィット感をもう少し』ってのは振ってカタカタいうわけでもなく、ユルユルでもなかったので、もう少し具体的なコメント欲しかった・・・

 

そんなわけで、大変に遅ればせながらコンテスト作品の紹介させてもらうです

つづく~

 

 

 

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形になってきた!!

2016-10-05 15:36:37 | ナイフメイキング

ここんとこ日替わりで暑くなったり涼しくなったり忙しいですな

なんとなく疲れが抜けないような感じで体がかったるいのは、週末の遊び過ぎだけでなく変な陽気のせいに違いない・・・

 

っで、前回からの作業を引き続きやってます 

ハンドル接着をしていたサイコガンダム色のヤツは、片面取り付けたらボルトやパイプの穴をあけアウトラインを削る

その後、もう片面のハンドル材を接着

 

左右両方のハンドルが着いたら、タングに沿ってアウトラインを削り、大雑把にハンドル成形

この時のハンドル成形は主に基準となるボルトやピンの位置の厚さを出すだけなので、細部の丸めなどは行わない 

っで、基準面の厚さが決まったら、ボルトを入れる為の穴を二段に加工

この作業はザグリ付きの段付きドリルを使います(まあ、沈めフライスですな)

ボルト、ピン、パイプを取り付けたら余分を切り落とす 

ここからは本格的なハンドル成形

いきなり丸めず、基準となる厚さの守りながら、徐々に面取りするようなイメージで思い描く形に削ります 

 

だいぶ形になってきた状態

ワタシの場合、細かい部分の丸め(Rの小さい箇所)は最後まで削らず、グラインダーでの仕上げに近い細かい番手になってから丸めてます

 

っで、グラインダーでの成形&磨き終了~ 

どちらもなかなか良い具合になった

形状としてはこれで決まりで、この後は手磨きで仕上げていきます

と同時にシースも作ろう

 

まだ最終的な仕上げ前だけど、アイアンウッドの模様がハッキリ見えてきた

う~む、我ながらかなり良いな~

 

少し前に『少し磨いてから熱処理出そ~』とか言ってたファイター2本

実はまだ熱処理出せてません・・・

いや、別に何かやらかした訳じゃなく、作業が遅くてなかなか磨きが進んでないだけ・・・

しかし、ようやくあと一息で磨き終わるので、今週こそは熱処理に出せそうじゃ

 

 

 

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いろいろ作ってます

2016-09-23 15:53:53 | ナイフメイキング

なんか雨続きですな~

まあ、降らないと困るけど、あんまり続くとね・・・

 

っで、前回の更新では『ファイター2本が、だいぶ進みましたよ~』って話しでしたが、それ以外もいろいろ作ってます

まずはオーダー品のピザカッター

ブレードは既に出来て、ハンドル側もペーパー磨きは済んでるので、ハンドルの取り付け準備

ハンドル材はデザートアイアンウッドの凄く良いヤツ!!

模様も良いし色は明るめでコントラストもクッキリ、仕上がりが楽しみな素材ですよ

ヒルトレスなのでハンドル材の厚さ調整→スペーサー貼り付け後、ピンやボルトの穴をあけ、ハンドル前端を仕上げ状態まで磨く

ピン穴に仮ピンを入れて位置決めして接着

接着剤が硬化したらハンドルを削り込んでボルトの取り付けですな

 

っで、放置されていたブレードにサイコガンダム色のハンドルのヤツも一緒にハンドル取り付け

こっちはヒルトのあるモデルなので、片側づつ接着します

 

さて、まだ他にも手を出してます!!

8月の始め頃の更新で『フォールディング作ってみたいんだよね~』なんて書いて、PET樹脂の板でアレコレやってました

コンテストの応募作が片付くまで我慢してましたが、いよいよ金属の板で作り始めたよ~

まだ、あらゆる事が手さぐり状態ですが、とりあえず板にケガキを入れて切り出してみましょ~

このあたりの作業はシースナイフと違いないし、板厚も薄いからむしろラク

 

かなり大雑把にアウトラインを成形して仮組みしてみる

何となく雰囲気がわかってきたな~

 

ブレードのタング部分や、中のスプリングなんかを少しづつ削っていく

このあたりから、さまざまな疑問が出てきましたが、

仲良くしてもらってるベテランフォールディングメーカーの皆さんが、寄ってたかって親切に教えてくれました~♪

しかしま~ 世界一や日本一の賞を取った事もある凄いメーカーさん達が、ワタシのようなフォールディングのイロハも知らん初心者に

アレコレと丁寧に教えてくれるなんて、ホントありがたいですね

 

ようやく、こんな状態まで進みました~

細かい調整は熱処理後に行うらしいので、この後はブレードとスプリングの厚さ調整して、

ブレードを削ったら熱処理に出すとしましょうかね

正直まだ勘どころがぜんぜん掴めず進めてるので、ホントに完成出来るのかわかりませんが、まあ頑張ってみるべ

 

作ってる物はまだある

以前に本体は完成して、ケースの製作が後回しになってた肥後ノ守タイプ5本分の革ケースも作ってる

これだけ一度に作ると効率は良いけど、ちょっと仕事っぽい気がして来る・・・

まあ、こんな感じでアレコレ作ってます

 

 

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2本のファイター

2016-09-16 16:49:30 | ナイフメイキング

いよいよ涼しくなってきましたな~

この涼しさでカラッと晴れたら最高なんだけどね~

 

さて、先日の更新でも書いた2本のファイター

確かスエッジとバックべベル削り終わったぐらいでしたが、まあユックリですが進んでおります

メインのベベルを削っていくわけですが、かまわずゴリゴリ削るわけにはいかない・・・

何しろ真ん中の鎬がフラフラ千鳥足では困るし、ベベルストップはバック側と合わせて4箇所あって全てそろってないと変

トドメはポイントでスエッジと合流しますが、そこが削り過ぎたりしよう物なら目も当てられない・・・

っとまあ、いろいろ気を使うところが多いわけですよ~

まずはベベルストップとポイント周辺の難しい部分を後回しにして、それ以外をケガキまで削り込む

この時も簡単なわけじゃなく、鎬の山を乗り越えてバックべベル側に攻め込むような事になっては困る

 

っで、何とか整ってきたらベベルストップを削り、裏表はもちろんバックべベル側のストップとも位置合わせ

めでたく4か所決まりました!!

 

そしていよいよ最難関のポイント周り・・・

ここ削る時は、そら~も~ 緊張しますよ!!

作業中は一点を集中して見つめてるらしく、一段落ついて顔を上げ周りをみると目がクラクラする・・・

っで、ようやくポイントまで削れた

あ~ 2本とも失敗なく削れて一安心

 

っと言ってもまだ粗削りなので、ベルトの番手を徐々に上げて400番までかけて深い傷を消していく

う~む、なかなか良いんじゃね~の!!

 

っで、ブレードが削れたら、お次はヒルトを嵌合できるよう、リカッソの上下をRに削っていく

ところが問題発生!!!

事前に作っておいたヒルトが予定してたところまで入らない!!

寸法を測定して確認したところ、どうもフライスで窓を加工した際に何か間違えていたらしい・・・

 

っで、もう一度フライス使って追加工

無事に予定していたリカッソ手前まで入るようになった

ここからはヤスリを使ってリカッソの上下を削って奥までヒルトが入るようにするわけですが~

この嵌合が隙間があいてガタガタでは非常に困る・・・

なので、以前に作ったゲージを当てて確認しながら削って調整

今回は微調整前の寸法をタイトにし過ぎたせいか、ちょっと大変だった・・・

しかしま~ その甲斐あって、なかなか良い具合になったな~

大きな隙間が開く事なく、ピッタリな仕上がり~♪

うむ、我ながら良い具合ですな

 

っというわけで、2本のファイターは熱処理前の大きい加工は終了~

この後は少し手磨きしてベルトの傷を取ってから熱処理に出すとしましょ~かね

 

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出来上がり~

2016-09-02 15:49:54 | ナイフメイキング

まだ昼間はけっこう暑いけど、ひと頃みたいな殺人的猛暑って程でもなく、夜は涼しくなってきたよね~ 

 

っで、前回の更新で書いた2本のナイフ

途中の工程等は全てスッ飛ばして、いきなり完成~♪

まだ一昨日できたばかり!! 

『あれ? なんで全体を見せないの?』と思うかもしれませんが、

このナイフは今まさにエントリー期間中の『JKGナイフコンテスト』へ応募する候補だから~

いや、別に未発表作が応募条件と言っても、ブログやSNSに出すのは問題ないらしいんですが

10月に開催されるJKGナイフショーでコンテスト応募作は展示してもらえるので、その時のお楽しみって事で!!

それにしても、昨日からエントリー開始なんですが、既に10名からエントリーあったらしいですよ!!

う~む、去年は過去最多のエントリー数だったけど、もしやそれを上回ったりすんのかな~

しかもベテランメーカーの、あの人とかあの人も参加らしいので、盛り上がるのは間違いない!!

 

っで、そんなコンテストネタも落ち着いたので、一時中断していた物を再開~

まずはオーダー物のピザカッター

既に熱処理も済んだ丸いブレード部を、ミラー仕上げまで磨きあげる

 

 

磨き終わったら良く脱脂して、いつもの洗剤という名の腐食液(サン〇ール)へ投入~

だいたい3~4時間程度漬けておくと良い具合になります

その間、揺すったりブレードを裏返したりしながら、模様の出具合を1時間に1回ぐらいは確認しましょ~

っで、模様出しが終わり中和洗浄した物がこれ↓ 

ブレードはこれで加工終了、次の出番は最後の組み立て時ですな

ハンドル側のブランクは既に2000番まで磨いてあるので、ハンドル材の準備が終わったら取り付け 

 

そして、ピザカッターのハンドルと一緒に、取り付け作業やってしまおうと思ってる物が1つ・・・

もう作り始めたのは2年以上前ですが、少し作っちゃ放置というサイクルを繰り返し

熱処理後の磨きが終わったとこで放置されてた物をやっつけます!!

ヒルトを取り付け、ハンドル材の準備

元々は何か決まったハンドル材があったと思うんですが、長い放置期間でスッカリ忘れた・・・

っで、何となく派手なハンドルで作りたくなったので、この2種のダイドウッドをラメっぽい樹脂で固められたヤツに決定~

しかし、このハンドルの色合わせ、ど~にも見た事あるような気がする・・・

っで、ようやく気が付きました

 

サイコガンダムだよ!!

いや、だから何って事でもないけどね・・・

 

え~ 気を取り直しまして、ピザカッターと合わせてセッセと進めてる物はこれ↓ 

ブレードの削り直前まで準備してあったファイター2本

こっちもやっと削り始めた

今現在はスエッジとバックべベルは終わり、メインのべベルを削り中~

これから差し掛かるエッジのカーブ部分からポイントの削りが最大の山場ですな

 

っとまあ、近頃の作業はこんな具合で進行中~

 

 

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なんとか作ってます

2016-08-09 16:37:55 | ナイフメイキング

世の中ちょっとヤバいレベルの猛暑になってますな・・・

まあ、暑くなるべき時期には暑くならないと、いろいろ困る事もありますが、いくらなんでも行き過ぎじゃろ・・・

 

そんな猛暑の中、ナイフ製作は進みます

前回の更新で書いた通り、肥後ノ守タイプはオーダー物が終わって一段落

そんなわけで、肥後ノ守タイプを作ってる時、同時進行で準備してた物を進めるです 

6月頃にチラッと登場してたブランクのテーパー加工をしたり、ヒルトを作ったり 

ヒルトの製作は以前から横フライス使ってますが、タングのテーパー加工も近頃フライスで削ってます

と言っても熱処理後にエンバン使って平面取り直すんだけどね

写真だとテーパー削り行き過ぎてるけど、この後にエンバン使ってリカッソ部の厚さ調整&磨きするとちょうど良くなります

っで、調整後にヒルトを組み合わせてみたのがこれ↓

う~ん、我ながら惚れ惚れするピッタリ具合じゃの~♪

 

ヒルトを組めるようになったら、ブレードと組み立てるカシメピンの穴をあける

穴が開いたら、いよいよべベルを削って熱処理の旅へ~

熱処理出してる間にヒルトをフライス使って大雑把に削っておく

ついでに2本準備中のファイター用のヒルトも作っちゃう

まあ、そんな準備をしたり肥後ノ守タイプの仕上げをやってるうちに、ブランクが熱処理から帰ってきまして~

熱処理後はタング中央をグラインダーで削って凹ませ、エンバンで接着面の平面を出し直します

そこからはも~ べベルとリカッソをひたすら手磨き!!

近頃わりとザックリ仕上げる物ばかり作ってたので、ちょっと久しぶりな工程だったけど意外と楽しい

 

ちなみにヒルトを準備したファイター2本はこんな状態↓

まだタングのテーパー加工して、ヒルトの準備ができただけ・・・

あ、写真だとまだだけど、ブレードのケガキはもう入ってるので、いよいよべベルを削る段階ですな

ダブルグラインドは緊張するな~

 

それとですね~

以前からワタシもフォールディングナイフ(折り畳み)作ってみたいと思ってたんですが、

肥後ノ守タイプをいくつか作って、何となく勢いが着いてきたので、秋以降に作ってみようと思ってます

っで、いつもシースナイフの型紙に使ってるPET樹脂の板を切って、あれこれやってみた 

ロック機構の無いスリップジョイントを考えてるんですが、訳もわからず絵を書いて適当に切ったので

切っちゃいけないところを切ったり変な形の部分もあるけど、まあ許せ・・・ 

 

閉じるとこんな感じ

絵に書いただけじゃ、ピンとこなかった部分も何となく理解できるようになった

まあ、実際に作り始めたら新しい問題が次々に出てくる予感がしまくりだけどね・・・

 

そんな具合で近頃作業してますよ

皆さんも熱中症とか気をつけてね~ 

 

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肥後ノ守タイプ再び

2016-08-05 16:53:21 | ナイフメイキング

はいはい、ど~も

7月初旬のブレードショーネタを書いて以来ですな・・・

例によってブログの更新はイマイチですが、ナイフ製作はジワジワやってます

 

6月の更新で『肥後ノ守タイプできた~』とか書いてましたが、その後もボチボチとオーダーあったりで、また作ってました 

同時に進めてたピザカッターと一緒に、ブレード9本も熱処理出したよ!!

 

 っで、熱処理に出してる間にハンドルの用意を進める

やっぱいろんな素材のハンドル並べると楽しいですな~

ホントは9本の予定だったけど、加工中に1つ失敗したので、この先は8本で進める・・・

切り出した材料にピボットやソングホールパイプ入れる穴開けたり、ブレードの収まる溝を切る 

ピボット&ソングホールを基準に外形のケガキを入れ削る

一気にハンドルの形へ成形

この段階では120番までベルトをかけて、形としては完成時の状態にする 

 

そうこうやってる間にブレードが熱処理から戻ってくるので、グラインダーで磨きながら酸化被膜を除去

手磨き無しのサテン仕上げなので、バフをかけてお終い

D2ブレードはここまでだけど、三層鋼のクロマックスはいつものサン〇ールに漬けて模様出し~ 

 

こんな具合に模様が出ます

模様出しは酸性の液体に漬けて表面を腐食させ、その腐食度合いの違いで模様が浮き上がらせる作業

なので模様出しの後は中和して良く水洗い

ちなみにサン〇ール同様、洗剤仲間のマ〇ックリンはアルカリなので手軽に入手できる中和剤としてお勧めです 

 

ここで工程は一気に飛びますが、ブレードとハンドルを組み立てて仕上げ

良く見たら右側の4本はまだピボットピンの頭を切る前だな~

まあ、雰囲気としてはこんな感じ~

左からカリン、紅木、スネークウッド、ワイルドオリーブウッド、カナリーウッド、キリナイト、メープル、黒柿 

畳むとこんな感じ

う~む、いろんなハンドル材が並んで賑やかで良いな~

 

この後は革ケースを作るんだけど、時間的な事など諸事情によりオーダー品2本と、自分用1本の3つ分だけ作って残りは後回し

自分用は試作的な要素もあるので、今までとちょっと違う金具着けてみた

もうだいぶ前に具体的な使い道を考えず、ただ『面白そう』という理由で買った真鍮製シャックルだったが、ようやく出番がきたな~

そんな感じで肥後ノ守タイプ8本のナイフ本体は、既に刃付けや仕上げも終わり完成 

革ケース3つはタレに漬けたので乾燥中

来週の始め頃には嫁入りですな

 

というわけで、この肥後ノ守タイプの製作と一緒に準備してた物を本格的に作るべ~

 

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銀座ブレードショーへ行ってきた、その2

2016-07-15 16:20:21 | ナイフメイキング

はいはい、既に金曜ですが平気な顔して銀座ブレードショーネタの続きです・・・

ホントは昨日、書こうと思ってたんですが、何やらいろいろ忙しかったので、問題先送りして今日になりました

 

っで、各テーブルの様子は前回すでに紹介したので、まずはワタシの自慢大会から!!

今回、手に入れたナイフは2本

斉藤 博さんのシースナイフと伊原 賢治さんのファールディング

伊原さんのフォールディングはワタシも折畳みを作ってみたいので、まあ言うならばお手本です

斉藤 博さんのナイフは以前から1本欲しかったんですが、今回なかなか目を引く物があったんですよ!!

ハンドルは黒檀で、表面を凸凹に彫って仕上げられてます

これ凸凹を一つ一つ彫ってるそうで、どんだけ手間かかってるのかと・・・ 

ブレードはVG10の三層鋼ですが、刃のウネウネ模様とか表面の仕上げとか、かなりカッコイイ

見ためは仕上げの雰囲気もあって、重厚な感じですがコンシールドタングなので実際に持つと非常に軽いです

斉藤さんのナイフは比較的どれも、手を出しやすい価格帯なんですが、これは良い買い物したと思うな~

 

伊原さんのテーブルには中身の見える状態のサンプルが置いてあって

こうしてブレードを広げたり

畳んだりして中の動きが良くわかる!!

しかもこれを見ながら『ここはね~ こうなってる』とか『ここには、こんな加工してある』という解説も聞けました

ありがたいですな~ 

ワタシも現在製作中の物が落ち着く秋ぐらいから、フォールディングに挑戦してみたいと思ってるので、非常に参考になりました

っで、さらにありがたい事が!!

この日、伊原さんのナイフを最初に買ったのがワタシだったらしく、『最初の購入者プレゼント』もらった

↑このミニチュアナイフ

大きさがわかりやすいようスケールも並べたけど、凄い小さいのだよ

しかし良く見ると、構造としては普通のナイフと同じに作ってある・・・

これけっこう作るの大変だと思うんですけどね~

 

そして今回のショーでワタシが一番面白かった物はこれ!!

中山英俊さんのテーブルにあったナイフ

もう見た目からして普通じゃないんですが、構造がホント面白いよ

赤い矢印の部分を押すと、シャフトが緑色の矢印の方向に縮ます

そうすると、青で書いた1、2、3のピボットで構成されたリンク機構が動き、シース本体と押したシャフトの間隔が開く事でロック解除

↓このようにナイフを抜く事ができます

差し込む時はそのまま入れれば、リンク機構が押し開かれスプリングは縮む、ロックされる位置まで入るとスプリングの力でロック

ちょっと言葉で説明するのが難しいんですが、サスペンション等のリンクモーションみたいで、何とも面白い構造でした

中山さんはボールペンなど、いつも面白い構造を考えて来るんですが、ホント良く考え付くよな~

話しを聞いたら別の物を作ってる時、何かの拍子にリンク機構がロックして抜けなくなったらしい

っで、壊す勢いで万力にくわえガンガンやっても抜けなかった為、『あっ、この方法でシースのロック機構作ろう』となったらしいです

凄いよな~

 

っとまあ、そんな感じの銀座ブレードショーでした

 

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銀座ブレードショーへ行ってきた、その1

2016-07-12 17:46:02 | ナイフメイキング

さあ、前回の更新で書いた通り、先日の日曜日に開催された銀座ブレードショーへ行ってきたよ

っで、ショーの内容と直接関係ないんですが、今までブレードショーの会場はエアコンの効きが異様に悪かった

なんたって2月のショーでも会場内に半袖の人がいるぐらい・・・

『今回もやたら暑いんだろな~』と思っていたら、なんと普通に涼しいのだよ!!

後から知りましたがエアコンを新調したらしいです

 

ここから、ようやくショーの内容ですが

まあ、例によってあまり写真撮ってないです・・・

会場に入ってすぐは『そうだ! 写真撮らねば!!』と思ってるんですが、各テーブル回ってるうちの忘れます・・・

まずは荒川知芳さんのテーブル

自作のハンドル材や新しいデザインで、毎回楽しい内容の荒川さん

今回は『ペリカン』というシリーズが目を引きましたね~ 

その中でもワタシが一番気に入ったのがこれ↑

少し小さめなサイズですが、ハンドルのデザインが良いのだよ~

実はちょっと欲しかったのですが、どうしようか迷って他のテーブル回ってる間に売れてました・・・

やっぱね~ 良い物はすぐ売れちゃうんだよ!!

荒川さ~ん、またハンドル違いとか、同じシリーズでもう一回り小さいヤツなんてのもぜひ!! 

 

お次はマッカリーくん、こと間狩純平さん

もうスッカリ各地のショーで常連のメーカーさんですな

もの凄い勢いでナイフ作ってますが、今回のテーブル内容も勢いありましたな~

写真にはちょうど写ってないんですが、ラムホーンハンドルのビッグベアがあって、それがなかなか良い感じだったんだよね~

どうやら今回、かなりの好成績だったらしい!! 

 

宮前敏行さんのテーブル

いつも賑やかな内容のテーブルですが、今回は多徳ナイフも多くて凄い内容だった!!

宮前さんのナイフは独特のデザインと世界感があって、凄くカッコイイんだよね~

あんな愉快なオジサンが作ってるとは、とても思えない・・・

↓これは製作途中のナイフですが、『今オーダーすれば好きなハンドルが着けられますよ~』という状態

しかしま~ 多徳ナイフのノコギリやハサミも全部自分で作るんだから、ホント凄いよな~

 

山本宣弘さんのテーブル

今回も山本さんらしい力強いナイフがいっぱい  

しかしね~

こういう繊細で華やかなモデルもあるのだよ~ 

インテグラル構造のナイフにマザーオブパールのハンドル、そこにモザイクピンが入ってる

全体的な雰囲気や仕上げも非常にオシャレな感じでした

っで、普通に出展しているメーカーさんのテーブルはこれしか写真なし・・・ 

まあ、許せ・・・

 

しかし、銀座ブレードショーには『展示テーブル』と言って、販売なしで展示のみOKな出展枠があるのだよ~

今回は3名の方が出てまして、皆さん普通にレベル高いです!!

その中でも目を引いたのがこちらのテーブル↓

渡辺さんという方で、何とも華やかな雰囲気のナイフ 

そしてシースがまた面白いのだよ!!

 

その中で一番興味を引かれたのが、下の写真中央のナイフ

リカーブしたブレードにアルミハニカムを樹脂で固めたハンドルが着いてる

透けて見えるタングとハニカムが赤くキラキラして見えるのですが、なんとタングを磨いて取り付けてあるらしい

ワタシは透けるハンドル材使う時は、スペーサー入れてその色が透けて見えるように使いますが

タングを磨いてキラキラを透けさせるとは、その発想は無かったな~

渡辺さんの活動が気になる方は、ツイッターされてるようですのでこちらをご覧くだされ

 

まあ、そんな感じで各テーブルをウロウロ、グルグルと回遊してました

ショーの後には打ち上げにも参加して大盛り上がり!!

遊んでくれた皆さん、ありがとうございました

っで、各テーブルの様子はこんな感じですが、他にも面白かった物とか

ショーで手に入れた物自慢とかあるので続く~

 

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