もうだいぶ前の更新ですが、 古藤 好視さん作のLF(ライトフォルダー)を見本にして
肥後ノ守タイプのナイフに初挑戦してると書きました
オーダー品も一段落したので、その続きをやってます
ハンドルになる部分に穴をあけたり、ブレードが収まる溝を切る
溝切りはワタシの場合、仕事場に横フライスがあるので、それでザックリとやっつけます
ブレードはどうやって設計したら良いのかイマイチ良くわかってないので、樹脂の板をハンドル材と現物合わせで形を決めて行きます
正直な話し設計なんて気の利いたもんじゃなく、『こんな感じで良いか?』という勢いです・・・
っで、なんとかハンドルに収まる形のブレードになったので、切り出して実際のピボットピンを入れ合わせてみる
ピボットピンは以前に作ったミニチュアシュナイダーボルトを使う事にしたです
写真の一番上にある古藤さんのLFは真鍮のピンをカシメてあるんですが、
うまくやれる自信がまったくないので、ネジの方が調整しやすいだろうという事で・・・
ブレードを削り熱処理の旅へ
まあ、このあたりは今まで作ったナイフと同じ工程なので問題なし
熱処理から帰ったブレードは酸化被膜を除去しながら磨きます
今回はいつものミラー仕上げじゃなく、グラインダーで400番までかけて、後は軽くバフ掛けでお終い~
お次はブレードに合わせて、ハンドル側を完成時の外形に削ります
『あれ? さっきとハンドル材が変わってね?』と思ったアナタ!! 鋭い!!
え~変わりましたよ
なぜなら外形を削る時に『まあ、こんなもんか~』という行き当たりバッタリでやったら、ブレードとのツジツマが合わなくなって作り直したからね・・・
さて、気を取り直して、外形が決まったらハンドル成形
さすがにこの工程はトラブルや苦労もなく普通に進みます
う~む
我ながら、けっこう良い感じじゃないか!!
ブレードを畳むと、こんな感じ
この後、ピンとパイプを取り付けて、仕上げていきます
ハンドル側もブレードと同様、手磨きは無しでベルト→バフで仕上げの予定
もう間もなく完成ですが、第一作目という事で予想通りいろいろ問題発生したよ・・・
しかし、今までのシースナイフとはぜんぜん違う面白さがありますな~
っで、適当に削って没になってしまった最初のハンドル
捨ててしまうのはもったいないので、今度はそのハンドルに合わせたブレードを作ったよ
ちょっとだけコツがわかった気がする
そして、このナイフに名前を付けなくてはなりません
なぜなら『肥後ノ守』っていうのは商標だから、ワタシが作った物をそうは呼べない
っというわけで、あひる製作所の『家鴨ノ守』ではどうだろう?