松本ナイフショー

この週末は長野県の松本へ行ってまいりましたよ

松本城とかを見に行ったわけではなく、『松本ナイフショー』を見に行ってきました

このナイフショーは今回が初開催らしいです

プロメーカーの奈良定さんや、ナイフ製作仲間のシンヤさん、Ｋ職人さんも出展してるので皆さんとお会いできるのも楽しみだったわけですな～

 

っで、会場は松本城のすぐ前、ワタシが行った土曜が初日だったんですが会場に入るとかなりの来場者！！

さすがに銀座ブレードショーほどではないですが、なかなか盛況の様子

出展されてるメーカーさんもかなり多く、銀座のショーとは違った雰囲気で面白かったです

例によって会場内の写真はぜんぜん撮ってないのでありません・・・

しかし、いくつか購入した物はありますぞ！！

まずは写真上、シースの上に乗っているＫ職人さんの『ジェダイの指輪』

指輪には皆さんご存じのあの言葉『ＭＡＹ　ＴＨＥ　ＦＯＲＣＥ　ＢＥ　ＷＩＴＨ　ＹＯＵ』と書かれています

これからワタシの事は『マスターあひる』と呼んでいただきます

 

お次は写真中央、原邦彦さんの作品で、小さなダブルブレードのナイフ

キチッと出来てるんですが、凄く小さいのです！！（ジェダイの指輪と大きさ比べてみてね）

２インチのホイールで削って作ってるそうです

同じように凄い小さなサブヒルトファイターも展示されてましたな～（カミさんがそれを欲しがってた・・・）

製作に関する事もいろいろ教えてくれて、ありがとうございました

 

そして、写真下は何やら厳つい雰囲気なんですが、これなんとボールペン！！

中山英俊さんの作品です

銃のボルトアクションをモデルにしてるそうで、他にもメカニカルな動作をする物もあって、機械物が好きな人なら絶対に気になると思いますよ！！

この方は根付などの彫刻もされてて、それをナイフに取り込んで製作されてます

その彫刻された物もいくつか見せて頂きましたが、ヤバいです！！

ボールペンだけでなくナイフも欲しくなってしまいました・・・

 

そんな感じで松本ナイフショー楽しんできましたよ

っで、今回けっこう嬉しかった事が！！

プロメーカーの奈良定さんの奥様から、ワタシの作ったシース褒めてもらっちゃいました～♪

奈良定さんのナイフのシースは奥様が製作されてるんですが、そりゃ～もう見事なシースでして

ワタクシも日頃からお手本とさせてもらってるわけですよ

そんな方から『バランスとか良いですよね』なんて言われるとは思ってもみなかったですし

レザークラフト自体まだ自信が持てずに作業してるジャンルだったんで、嬉しかったな～

今後とも精進したいと思います

 

そしてショーを見た後、松本周辺の温泉に宿泊～

以前にも何度か泊まったことのある宿で、カンスケ＆はるかのような大型犬でも一緒に泊まれます

しかし客室が普通に和室なので、↑このように床の間に犬が鎮座してしまう事も・・・

 

まあ、そんな感じでナイフショーを見て、温泉入って購入したナイフや床の間犬を肴にビールでプハ～ッとして、なかなか良い週末でしたな～

 

フィールドテスト用

最近あんまりナイフの製作工程ネタで更新してなかったですな～

現在のナイフ製作状況はアッチコッチでつまみ食いし過ぎて、作りかけだらけになってしまったです・・・

冬ぐらいまでには作りかけをやっつけたいな～ 

 

っで、そんな作りかけの中の２本

これはバイクやら釣りやら山やらで一緒に遊んでる、ユタキチくんの所に嫁入りするナイフ

釣りするから魚はもちろんイノシシなど獣も捌く彼が、フィールドテスターやってくれる事になったんで

魚用と獣用の２本を作る事になったわけですな 

そして３月の中頃にこんな絵を書いてどんな物にするか決定

 

４月の初めぐらいにようやく作り始めて、ブランク切り出し、各部穴あけ、ヒルト溝切、タングのテーパー加工まで済ませて放置・・・

 

６月になって再び製作の続きをやろうとしたら事件発生！！

なんとセミスキナーのブランクを紛失・・・

作業場がムチャクチャ散らかってるから、そのどこかに紛れてるとは思うんだけど見つからない・・・

仕方ないのでセミスキナーだけ振り出しに戻って再製作

 

６月の中旬頃にようやく２本ともブレードべベルが削り終わりグラインダーでの作業終了

ヒルトも作ってなんか、だいぶ進んだ気になってたな～ 

 

オイルストーンでゴシゴシ磨いてベルトの痕を消し、熱処理に旅立つ準備完了～ 

 

そして熱処理の旅に出発 

６月の終わり頃にめでたく熱処理の旅から無事戻ってきたわけですが、ここで再び放置・・・ 

 

８月になって製作再開

ひたすら熱処理後の研磨で、ダイヤモンドペースト＃１４０００まで磨き終わり

 

ようやくヒルトを接着＆カシメで取り付けて、ちょっとナイフらしい雰囲気になってきた　←今ここ

しかしここからはちょっと別の物をやるので、またまた放置になります・・・

 

そんな訳なんでユタくん、まだもう暫くお待ちくださいな～

そしてナイフ製作仲間の皆さま、つまみ食いのし過ぎには十分お気を付けつだされ～

 

メープルバール

なんかムシムシして梅雨に戻ったような天気ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか

あんまり快晴続きで猛暑も困るけど、変な天気だよね～

お盆休み中はどうなんだろな～？

 

さて、完成品４本の最後です

全長とかブレード長・・・　測り忘れました・・・ 

鋼材は５ｍｍ厚でたぶんＡＴＳ３４だと思われます・・・

写真だとサイズがわかりにくいですが、全長が３００ｍｍぐらいある非常に長細い形状で、なんだか柳刃包丁みたいな感じなんですよね～

 

このナイフ、実はワタシが一から作った物ではないんです

山遊びなどでいろいろお世話になってる方から、熱処理されたブランクとヒルトを頂いて、その続きをワタシが作った物なんですよ

その人の作り方だと熱処理後にもグラインダーをかけているのか、頂いた時はかなりザックリした状態のブランクでしたね～

ブレードはホローでべベル及びべベルストップの形状は出来てたので、＃２４０ぐらいのベルトから始めました 

 

ヒルト、ボルトなどは洋白

ヒルトも何となく形になってたので、その形状を踏襲する感じで仕上げました 

ブランクのボルト穴が６ｍｍに開いてたんで、ボルトサイズは８ｘ６ 

 

ハンドルはかなり前から使ってみたくて準備してあったメープルバール

準備だけしてあって、なかなか出番が回って来なかったんですが、やっとハンドルになりました～

思った通り良い感じですな 

 

バック側から

レッドのスペーサーが入ってます 

 

シースの革も頂いた物で作りました

かなり長期間在庫してた物らしく頂いた時にはパッサパサに乾燥してて、色合いもなんだかイマイチな感じでしたが、

完成してタレに漬けて乾燥させたらビックリするような変身ぶり！！

急に良い感じの風合いになってしまったですよ

革って乾燥して残念な感じに見えても、油分を与えると見事に復活するんですね～

 

さ～て、完成したナイフはこれで最後ですが、すでに作りかけが数本控えておりますよ

またいつものペースでボチボチ作っていきましょうかね～