お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

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小牧 秋葉祭 (湯取車)5 小牧 西町 稲荷堂

2008年03月24日 02時04分19秒 | 山車祭り
(トップ 湯取車より小牧山を望む)湯取車が向かう「小牧神明社(秋葉社)」のすぐ傍に西林寺なる寺があり、ここに尾張のお殿様の「御霊屋」が明治に移されています。
殿様の「御霊屋」は小牧では「豊川稲荷」が祭られ、「西町の稲荷堂」として親しまれています。

尾張徳川家の御霊屋は現在4つ「建中寺内」と名古屋市東区「貞祖院」名古屋市南区「蒼龍(竜)寺」そして小牧 「西町の稲荷堂」です。
名古屋の文化財がこうして小牧で大切にされているのは、大変良いことです。

尾張九代目宗睦の墓石は小牧山にあり、建中寺の門はここ西林寺と小牧山の向かい側にあたる「間々観音」に移築されています。(門については、昨年、郷土史研究家の方よりご教授頂きました。)

小牧にある徳川関連の史跡を観ると、名古屋に残る我らの誇るべき史跡を大切にせねばならぬと、心が引き締まります。

名古屋市東区筒井の「湯取神子車」小牧の「湯取車」共に徳川ゆかりの地ほど近くにある事に、不思議なえにしを感じてしまいます。

 小牧の湯取車と同じく、西町の稲荷堂にも色々思い入れがあるわけで、ここに全てを書ききれる訳ではありません。



西町 稲荷堂


さり気なくある三つ葉葵





西林寺に移築された建中寺の門 三つ葉葵と波に兎


名古屋市東区にある「貞祖院」ここもかつては「御霊屋」外見は「西町稲荷堂」に似る


goo地図 小牧 西町 稲荷堂

goo地図 小牧 西町 稲荷堂
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