阿部ブログ

日々思うこと

北陸新幹線開通に伴う特急「はくたか」廃止

2014年09月16日 | 雑感
来年2015年(平成27)年3月14日の北陸新幹線開業(東京-金沢)に合わせ、北越急行ほくほく線の特急「はくたか」(越後湯沢~金沢・福井・和倉温泉間)が廃止される。
北越急行ほくほく線は、新潟県の六日町~犀潟間59.5kmを結ぶ第三セクターの鉄道。ほくほく線は、第三セクター鉄道の優等生と呼ばれてきた。1997(平成9)の開業以来17年連続の黒字決算だ。2012年には経常利益、輸送人員とも過去最高を記録。内部留保は2014年度末で130億円に達する。成る程、これは優等生だ。
        
しかし、収益の9割は特急「はくたか」が叩き出している。この「はくたか」が廃止となると経営は、内部留保を切り崩す経営に一転する。20年程は赤字でも大丈夫と言う声もあるようだが、経営としては座しできない状況だ。ほくほく線は、開業から約4,400万人(平成26年7月末現在)を輸送しているが、このままで良いのだろうか?
特急「はくたか」の左窓側に乗っていると、延々と金沢へ伸びる新幹線高架を観ることが出来る。山形新幹線や秋田新幹線のような方式は採用出来なかったのか? 政治家などの利権絡みで、土地の買収などが前提で、完全無視されたのだろう。まあ、議会制民主主義は、国会議員、地方議員も含めた議員の無能とさが明らかになるにつれて存在意義を失うだろう。大政翼賛会の再来となる。

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