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The Blog of Laughter and Forgetting

ノマド生活記録帳 只今の生息地:イギリス

大原の旅 そのさん

2005-06-23 | Diary
宝泉院へと旅は続きます。三千院からの道のりは短いですが、大昔にタイムトリップしたかのような気になりますね。拝観料はお抹茶とお菓子込みのお値段なので、少々値が張りますがおすすめのお寺です。お菓子はおいしかったですよ。でももっと気になったのが写真の水琴窟です。

私は最初その存在にも目を留めないで、あら松が立派だの竹林は綺麗だねと言っていたのですが、母は見知らぬおじさんと2人で部屋の隅っこのほうでああでもないこうでもないと首をひねっています。人の話をきかないで何をやっているのかと思っていると、なんと母はそのおじさんと縁側へ降りようとしてるのです。「何やってるの!」と慌てて近づいていくと、その見知らぬおじさんと母は変な竹ざおに耳をつけようと、まったくへんちくりんなポーズで縁側でしゃがみこんでます。

やっとどうやらそこから何か聞こえるらしいと分かり、近くにおいてある説明書を読んでみると、縁側の下には瓶がおいてあり、とても美しい水音が聞こえるとのこと。さっそく試してみました、確かに思いもがけない音色です。危うく見逃すところでしたよ、水琴窟。母よそして見知らぬおじさんありがとう。

お寺を去り際に受付の女性が「ちょっと待ってください!お急ぎでなかったら!」というので引き返してみると、紙細工のもみじの葉をくれました。きっとお客さんの合間につくっているのだろうと思いますが、手作りのかわいらしいものです。「秋にはまた紅葉がきれいですから、是非いらっしゃってくださいね」と囁かれつつもらったもみじの葉に、ムムム心憎いマーケティング!と感心しました。春は見逃しましたが秋には夜のお庭公開(お琴の演奏があったりするそうですね)にも是非来てみたいとも改めて思いました。

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