The Blog of Laughter and Forgetting

ノマド生活記録帳 只今の生息地:イギリス

梅雨?

2005-06-30 | Diary
梅雨は何処へ?雨が降りませんね。去年は名古屋で梅雨を迎えましたが、その前6年ほどはイギリスにいたので、梅雨にこんなに雨が降らないことがあったかしらと大変心配しております。ヨーロッパも猛暑のようですしね。

梅雨に雨が降らないと我が故郷はすぐに水不足になってしまうので心配していたのですが、ニュースで九州のダムの水位が下がり、遺体が発見されたとのこと。梅雨の雨が降らなくて心配するのは水不足くらいだと思っていましたが、どっこい。水位が下がったら色々見つかって欲しくないものも出てくるから、後ろ暗いことのある人達は眠れない夜を過ごすことでしょう。やはり悪いことはできないものです。

梅雨といえば紫陽花ですが、花言葉は「移り気なこころ」らしいです。紫陽花は土壌のPH値で花の色が変化するため、七変化するともよくいわれますね。昔住んでいた家には紫陽花があったような気がするのですが、その変化をきちんと目撃した記憶はありません。一度見てみたいものです、紫陽花の七変化。私はつぼみの緑が花がほころぶにつれ白に移ろう頃が好きです。

ベランダで何か育てようと種を蒔いてみました。バジル、ミント、ラベンダーを植えました。あとウォータークレソンとかなんとかいうものも植えてみようと思ってます。ちゃんと育つのでしょうか。バジルが育ったらタイ料理を作るのです。なんて名前か知らないのだけれど、鶏肉とバジルの炒め物なのです。楽しみ!育てバジル!








カレー美味し! 「もりやま屋」さん

2005-06-25 | Food
今日は珍しく夫のFに(某森男さんのお言葉を拝借するならば)物欲様が降臨なさったみたいです。ということで梅田にお買い物に出かけました。まずは手始めにCDを3枚お買い上げ。買いそびれていたThe White Stripesのセカンドアルバムを手に入れ、にんまり。

そしてシャツを3枚お買い上げ。1枚はオフ用で、テーマはレトロでスケスケな薄い生地だったのですが、見事に御所望のものが見つかり難なくクリア。残り2枚は仕事用の半そでシャツです。そしてあっという間に買い物疲れして早めの晩御飯へゴー。

カレーを食べたい!ということで雑誌で目星をつけていた北区の「もりやま屋」さんへ行ってみました。日本の都市部だとこういう情報誌が充実してて助かりますね。ノマドの私達は新しい土地でウマ~なお店の新規開拓をいかに素早くするかが死活問題といえまして、大変重宝しております。地図もついてて方向音痴の私には大助かりでもあります。ハイ。

私はなすのキーマカレーにHotHotソースプラス、そしてラッシー。Fはほうれん草チキンカレーにエビス。思ったとおりの味で大満足!カレーいいですね、本当。カレーって素晴らしい。イギリスで食べた最高のカレーはロンドンの高級店とかより、バーミンガムのエスニックな地帯=リトルインディア・パキスタンみたいなトコでした。そこはベジタリアンオンリーなのですが、肉や魚介なんていらないよ、親父さん!と涙したくなるほどおいしかったです。いつかバーミンガムに立ち寄ることがあれば是非また食べたいなぁ。ちょと不便な場所なんですよね。

さて話はもりやま屋さんへ戻るのですが、私が嬉しくなったのはカレーと一緒にスプーンだけじゃなくてフォークが出てきたことです。私はカレーはスプーンじゃなくて絶対にフォークで食べたい人なのです。ですがカレー屋さんではスプーンしか出てこないことが多いので、ちょっとがっくりきたりするのです。なにせ物欲様が降臨しているので、食後にはおすすめのマサラチャイを頂きました。美味いです!幸せですよ!また是非行きたいと思いますが、営業時間が、午前と午後あわせて6時間なので、ちょっとうっかりすると行っても開いてない…なんて羽目にあいそうです。しっかりチェックしてから出かけましょう。

そしてヨドバシカメラでDVDプレーヤーをお買い上げ。ついでに物欲様に導かれるままミキサーも買っちゃいました、っていっても一番安いやつですけどね。これでスープとかバナナシェイクとか作れますね、フフ。これからの季節冷たいスープとかいいですね。

そしてまた疲れたと、クレープを食べたのですが、これが大はずれ!くそう、ここまで順調にきていただけにがっかりですね。マサラチャイでやはりやめておくべきでした。写真はカレー屋さんの近くで見かけた風景です。何の木なのかわかりませんが、見事な勢いで花を咲かせておりました、美しい。

大原の旅 そのよん

2005-06-23 | Diary
余談ですが大原のバスの停留場を目指す頃には、もう日が傾いていて呂川沿いのお土産屋さんも店じまいを始めていました。道端に植えられた赤しそを眺めやはり柴漬けか!などと思いつつテクテク歩いていると、「ちょとちょっと!」と呼び止められました。そこにいたのはまたもや初老のおじさん、ニコニコしながら「五平餅あげるから、ちょっと待ってな」と言うのです。

「もう店じまい、残り一本、金はとらねぇ!」となぜかラップ調でいうおじさん。「へぇ、本当?うれしいねぇ」というと、おじちゃんは次から次へどこから来ただの結婚してるかだの子供はいるのかだの、五平餅をぶすぶす串で刺してはひっくり返しながら、のべつ幕なしラップ調でまくしたてます。そう思って眺めだすと両手までラップを歌う若者のように動いている始末。

「この親父何ものだ?」とおかしくてたまりませんでした。子供がいようがいまいがあんたの知ったこっちゃないと思うけれど、なぜかにくめないおっちゃんです。「これ食べたら今夜には孫たくさん!」なんてセクハラまがいの発言もラップ調でいわれちゃうと怒るタイミングも難しい。そして「今度来るとき、家族全員連れてきて、子供も全員おじちゃんおごる、これ約束!」ときたもんだ。大笑いしながらバス停まで歩きながら五平餅をいただきました。ゆず味噌風味でおいしかったです。毎日ああやって女の人に馬鹿いってんだろうねぇと思うと、ちょっと昔懐かしいような気分になりました。皆さんも大原の呂川沿いでこのおじちゃんに呼び止められたら、あまり警戒せずにおごってもらっちゃって大丈夫ですよ。五平餅はけっこうボリュームがあるので一人だとちょっと大変かもしれないですけれど。

ふと思うと私はおじちゃん・おじいちゃん達には昔から結構もてるのです。今風な格好とかお化粧じゃないからでしょうか、昭和の匂いがたちのぼっているのかしら。同年代の人々にも同じくらいもててみたいと思うのはやはり浅はかな女の業ですね。いやもちろん今は夫ある身ですから、F一筋ですよ。ええ、ホントに。

大原にはアジサイを楽しみにしてやって来たのですが、入梅したとはいえ晴天続きだったためアジサイの見頃ではありませんでした。でも新緑は大変美しく、なぜか行きずりの人達とのふれ合い多い旅となり、これはこれで面白かったと大満足です。

大原の旅 そのさん

2005-06-23 | Diary
宝泉院へと旅は続きます。三千院からの道のりは短いですが、大昔にタイムトリップしたかのような気になりますね。拝観料はお抹茶とお菓子込みのお値段なので、少々値が張りますがおすすめのお寺です。お菓子はおいしかったですよ。でももっと気になったのが写真の水琴窟です。

私は最初その存在にも目を留めないで、あら松が立派だの竹林は綺麗だねと言っていたのですが、母は見知らぬおじさんと2人で部屋の隅っこのほうでああでもないこうでもないと首をひねっています。人の話をきかないで何をやっているのかと思っていると、なんと母はそのおじさんと縁側へ降りようとしてるのです。「何やってるの!」と慌てて近づいていくと、その見知らぬおじさんと母は変な竹ざおに耳をつけようと、まったくへんちくりんなポーズで縁側でしゃがみこんでます。

やっとどうやらそこから何か聞こえるらしいと分かり、近くにおいてある説明書を読んでみると、縁側の下には瓶がおいてあり、とても美しい水音が聞こえるとのこと。さっそく試してみました、確かに思いもがけない音色です。危うく見逃すところでしたよ、水琴窟。母よそして見知らぬおじさんありがとう。

お寺を去り際に受付の女性が「ちょっと待ってください!お急ぎでなかったら!」というので引き返してみると、紙細工のもみじの葉をくれました。きっとお客さんの合間につくっているのだろうと思いますが、手作りのかわいらしいものです。「秋にはまた紅葉がきれいですから、是非いらっしゃってくださいね」と囁かれつつもらったもみじの葉に、ムムム心憎いマーケティング!と感心しました。春は見逃しましたが秋には夜のお庭公開(お琴の演奏があったりするそうですね)にも是非来てみたいとも改めて思いました。

大原の旅 そのに

2005-06-23 | Diary
三千院のわき道を登っていくと、音無しの滝があります。新緑の中ゆったりと登っていきました。苔むした石垣には普通目にしないようなかわいらしい野草がたくさん生えていて、いくら眺めても厭きませんね。でもいつも思うのですが、人物写真などと違って、こういった風景は写真に撮ってもなぜか本物を前にした時の心持とは程遠い印象しかもたらさないのは何ででしょうね。

滝に着いてみると、近くのベンチでお弁当を広げている中年男性グループと滝のすぐ前に佇んでいるご老人が一人。私達もそのご老人の側で滝を見ていたのですが、ご老人は「そこの脇をつたって滝の下まで降りられますよ」とおっしゃる。母はすぐに「あらそうですね」と下っていったので私も自分の身の丈程のゆるやかな傾斜を下りました。

滝のすぐ近くでは母はマイナスイオンがどうだとかこうだとか薀蓄を傾けているのだけれど、ふと後ろを振り返ると先程のご老体が段差の近くでしゃがみこんでいる。どうやら滝の近くまで降りてこようということのようでした。何も考えずに私は手を差し伸べて、どうぞつかまってくださいというようなことを言っていて、ご老人は大変恐縮した様子で、「最近右目の視力を失って、まだ慣れていないもんだから…」というようなことをつぶやかれていました。

そしてご老人は今年84歳で広島から京都に一人でやってきたこと、市の美術館でやっている展覧会に絵を出品していることを語り、招待券まで親切にくださいました。そしてその間さっさと段差を登って帰ろうとしている母に向かって、「(あなたの娘と)2人で写真を撮りましょうか?」と言ってくださるので、なかなか2人の写真もないことだし、これも何かの縁と写真を撮っていただきました。私の大阪の住所をメモしてお渡ししましたが、数日後には綺麗に撮れている母と私の分2枚の写真を送ってくださいました。日本画を描かれているそうで、やさしい色使いで水辺のモチーフを好んでいらっしゃるようです。だからこの滝までかなり急な坂道を一人で登ってこられたのだと納得。首から提げたカメラも画材集めの大切な道具だったんですね。

大原の旅 そのいち

2005-06-23 | Diary
九州から訪ねてきていた母を案内して先日京都の大原へ行ってきました。三千院へは6年前の夏にFと出かけたことがありますが、茶店の印象、緑が綺麗だったこと、バスで川沿いを随分揺られて行ったことくらいしか覚えてなかったのだと今回つくづく思い知らされました。

たまたまバスツアーの団体さんと一緒になってしまったのですが、その中の心無い人達がビデオコーナーのまん前に陣取って、放映中のビデオが聞こえないような大声でぺちゃくちゃお喋りを始めました。こんな京都のはずれまでバスに乗ってやってきたのに、なにも井戸端会議をここでしなくてもと、よっぽど静かにしてもらえるか頼もうかと思ったのですが、結局言って分かってもらえる相手ではあるまいと諦めました。

一人旅風の男性を数人見かけましたが、皆何か思案顔で神妙にゆったりと時間を過ごしていました。そして対比的にここがお寺だろうが、デパ地下であろうが関係ないくらいの勢いでかしましくしゃべりたてるおばちゃん達、それぞれの旅の楽しみ方があるのかもしれませんね。

写真はポスターなどにも使われている、三千院のお庭のお地蔵さんたちです。ズームのないデジカメしか持って行っておらずあまりよく写ってないですが、なんともいえない風情で心奪われました。見落とすような場所にもひっそりと隠れていたりするので、もしお出かけの際は注意して見てみて下さい。

奈良 そのに

2005-06-22 | Diary
奈良へ向かう電車の中で、お昼は何を食べようかと思案していましたが、奈良の名物は茶粥であると聞いて俄然茶粥とやらが食べたくなりました。目星をつけたお店の茶粥セットなるものにはおいしそうな蕨もちも付いている!期待は膨らむばかりです。駅から少し離れているみたいなので、タクシーまで使って目的地へゴー。しかし迷子になってM嬢がお店へ電話するとすげなく「茶粥売り切れました」だそうです。ううう、茶粥。いつか食べてみたいものです。

話は飛びますが、この時蕨もちが食べれなかったので大阪駅で蕨もちを見つけて思わず買ってしまいました。お兄さんは確かに「食べる前は冷やして…」と言ったように思うのですが、忙しい駅構内のお店のこと、私も袋を受け取るか受け取らないかの状態ですでに体は動き出していたので、「じゃ、冷蔵庫へ帰ってすぐ入れとこう。晩御飯までには冷えるだろう。」とか考えていたわけです。

そしてご飯の後に蕨もちを開けてみればなんだかいやぁな感じで白濁してます。何事!と箱をよくよく見てみると「変色する上に、風味も落ちちゃうから冷蔵庫にはくれぐれも入れないように!」だって。おいおいお兄さん、冷やしてって言えば冷蔵庫入れちゃうよ普通!とプンプン怒ってましたが、よくよく考えればお兄さんは「冷やさないでね!」と言っていたのを私が勝手な思い込みで聞いて誤解したのかもしれないとも思います。ま、これで1つ学びました、皆さん蕨もちは冷やしちゃいかんそうですよ。

春日大社の写真ですが、ここの巫女さんは面白いとM嬢が言っていた意味がわかりました。さすがに写真を撮る勇気もなかったのですが、なんでここの巫女さんのおでこ上部から藤の花の造花がぶら下がっているのでしょうか?それも決してかわいらしい風には飾ってないですね。どちらかというと大昔の幽霊映画でお札をぶら下げた人達いましたよね?あれ、何て言ったかな。あんな感じですね。全く摩訶不思議なものを観てしまったという感が否めません。でも地元の巫女界ではあこがれの的だったりするのでしょうか。

奈良 そのいち

2005-06-22 | Diary
M嬢ガイドのもと先日行って参った、奈良の旅について。ご覧のように奈良にはたくさんの鹿ちゃんがおりますが(実物&作り物)、たまたま行き会った鹿ちゃん軍団インただの道端の小さな公園は、近所の奥さんから餌付けされてました。なんと奥さんが撒いているのはジャガイモです。

私は「ええええっつ、ジャガイモ?」とひるんだのですが、M嬢と母は奥さんからちゃっかり芋をぶん取って、餌付けしてました。私の頭の中では「いいのか勝手に餌付けして?しかもじゃがいもちょっと青いぞ。芽のとこは食べちゃいかんのだよね、でも芽は生えてないからいいのかな?」など、色々考えているうちにM嬢と母はポンポン芋を放っていました。ま、鹿煎餅よりは健康的な気もしないでもないですね。

ファイナルアンサー!

2005-06-21 | Diary
続々・漱石時計です。ブックオフへも2回目の遠征を果たして、着々とクーポンが集まってホクホクしている私です。ふと本棚に積み上げてあった文庫本を確かめてみると新潮文庫あるじゃないですか!クーポン付いてないやつもあったけれど、7冊くらい付いてた!!相変わらず色はピンクやらグレーやら様々ですが(不安だ)。

細雪の上・中・下全てにクーポンが付いてて、やった!と大喜び。たかがクーポンでいい大人が…。イギリスへ行くことになったとき、その重量のためあまり持っていけない書籍のなかに細雪がありました。なぜかたまに読みたくなるなる、細雪なのであります。

実家に帰省していた際の晩御飯時です。テレビのクイズ番組を見ながら、食事をしていると解答者は結構いい線で進んでいます。そして賞金金額も結構なものだったと思います。そして次の質問は「谷崎潤一郎の小説『細雪』の4姉妹の長女の名前は次のうちどれか?」その時の私の心境といえば、私がクイズ番組なんかにでることはきっとないだろうけど、この問題だったら正解できるのに!と悔しいったらありません。そしてテレビの解答者は間違った答えを選択してしまうし、それなのにファイナルアンサーとか言っているし。「違うよ!鶴子・幸子・雪子・妙子の順番じゃん!」と憤る私を見て、家族からは「何の役にも立たないことは知っているな」という目で見つめられる始末。ええい、鶴子さんでファイナルアンサーです!


読んでます!

2005-06-16 | Diary
続・漱石時計です。M嬢のダーリン森男さんから「ブックオフで新潮文庫をまとめ買いすればよろしい」という尤もなご意見をいただいたので、ネットで調べて行ってまいりました、豊中のブックオフ。

漱石時計のためと割り切って、105円コーナーでまとめ買いすればよいのだろうけれど、やはり読みたくない本は買いたくないわけで、結構大変ですね。お、と思っても上下巻揃ってなかったり、肝心のクーポン付いてなかったり。結局昨日は7冊購入しました。でも2000円越しちゃった。だって105円のコーナーあまりよろしくなかったんですもの。この調子だと高くつきますね、漱石時計。

そして私の頭をよぎる一抹の不安。クーポンに色違いがある…。まさか今年は何色だけ!とか言うんじゃなかろうか、読んだパンダめ。4冊読んだので、残り3冊。頑張って読んで次を買うのだ。そして手に入れるのよ漱石時計!

モーツァルト!

2005-06-13 | Diary
叔母に誘われ、ミュージカル「モーツァルト!」を土曜に観てきました。叔母と母は朝、博多から新幹線で大阪へ出てきたのですが、叔母は11月には博多座へ来ることを知ってちょっと悲しそうでした。私は日本でミュージカルを観るのは本当久しぶりなので、楽しめました。

叔母がファンなのが大司教役の山口祐一郎さんなのですが、素敵な歌声ですね。あんなに歌えたらさぞかし気持ちが良かろう!と非常に羨ましかった。男爵夫人の歌声も素晴らしかったです。ダブルキャストだったので私達が観た回がどなただったかは残念ながら不明。

歌詞もなかなか予期せぬようなものも多くて、M嬢は「ぶた野郎!」というくだりにつぼを刺激されていたようです。私は「牡丹と薔薇?」と心の中で連想してましたけど。

明けて日曜は奈良へ遊びに行ったのですが、詳しい話はまた別件で。ただ、帰りに鶴橋で焼肉を食べて帰ったのですが、お会計の際にモーツァルト!のポスター発見。サインらしきものがあったけれど、誰なのかはわからずジマイ。モーツァルト!に縁のある週末でした。

読んだ?

2005-06-06 | Diary
日本の文庫は安いですね。最近お値段上がってますけど、それにしてもイギリスに比べれば破格の値段です。イギリスは装丁がえらい凝っていて、表紙買いなんてこともしたくなるほどです。でもやはり表紙のデザインとその本の内容がすごくマッチしてると、読書中に休憩で本を伏せてもまだ余韻があるというか、なんともいえない趣があるもんです。Zadie Smith の"white teeth"なんかまさにそうですね。そういえば友達に貸したまま返ってきてない。また買うのもなんだかしゃくだけど、気に入っているだけに、またいつか買っちゃうんでしょうね。物欲というのはそら恐ろしいもんです。

そうそう、物欲といえば。新潮文庫の例の読んだ?のパンダです。パンダはどうでもいいんですが、集めてもらえるキャンペーン商品に漱石腕時計があるではないですか!!!あああ、欲しい。きっと実際使うことはないんだろうけど。でもそのために新潮文庫30冊位(推定)を買うのか?と自問自答する日々です。そうこうしているうちに締め切り過ぎちゃうんでしょうね。せっかく集めても、もう品切れでござんす。なんて言われた日にゃ、一生新潮文庫に手を出すまい!なんて逆恨みまでしてしまいそうだし。村上さんのカフカ2冊分のクーポンはあるので、あと28冊くらい(勝手に漱石時計は30枚と信じているけど、これが50枚とかだったらどうしよう…)。悩むところであります。ああ、漱石時計!

お仕事開始

2005-06-03 | Diary
To C.S., read on! this is the reason why I didn't find a time to reply your e-mail recently!

ちゃんと数えたことはないのですが、一年でいったい何回引っ越したかわかりません。イギリス→名古屋、名古屋→イギリス、イギリス→アメリカ→大阪…で、計4回の海外引越したことになります。今年末にもまたどっかへ引っ越すみたいだし。

こんな生活なので海外となると労働ビザの関係もあって、なかなか仕事を見つけることができませんでした。それで自宅でできる翻訳の仕事をしたいと思っているのですが、これがなかなか難しいですねぇ。今回はいいご縁があって美術関係のお仕事を頂きました。初仕事なので、勝手がわからないことばかり。毎日うんうん唸ってます。でも頑張らないといけませんね。

何よりも痛感するのは日本語力の低下!ぴったりくる訳語を見つけるのに恐ろしい時間がかかります。時には見つからないままなんてこともあるから、心臓が痛くなる思いです。フィードバックしていただくと、なんでこれが思いつかなかったか!と悔しい思いをすることもしばしば。それにしても、慣れない仕事なのでスピードが追いつかない。時給換算すると、最低賃金下回ってそうな勢いです。日々精進してもう少し稼げるようになりたいものですね。

コロのEpitaph

2005-06-01 | Diary
私が高校生だった春、突然コロは我が家へやってきた。学校の校庭で部活の仲間が見つけたらしいが、とても小さくてかわいくて、反対する母を無視して家へと連れて帰った。小さいころから犬を飼いたかったのだけれど、持病の喘息のおかげで夢は叶わず、この機会を逃したら一生犬は飼えまい!と頑張った。あれだけぶつぶつ言っていた母は、子犬の愛らしさにすっかりまいってしまって、ころころしているからコロ!と、なんともオーソドックな名前まで勝手につけてしまったほどだった。

あれから早いもので15年とちょっと、昨日とうとう息を引き取ったそうだ。コロにまつわる思い出は山ほどある。大学生の時にはアルバイトが終わってから深夜海にドライブに行き、誰もいない真っ暗な砂浜を散歩した。水が嫌いでどうしても海に入ろうとはしなかったけれど。救急病院からの両親の電話の様子では、一旦止まった心臓が蘇生措置のおかげでふたたび動き出し、随分と先生も頑張ってくれたらしい。「犬は普通心臓が止まったら、再び生き返ることはないんです。あまりの生命力に生かしてあげたいと、頑張ったんですが…」と先生には後から言われたと、母は自慢げに言っていた。最後の最後まで、うちのコロはすごかったねと。


犬としては長生きだったコロちゃん。今度帰省した時には玄関で嬉しくて飛び跳ねるあなたがいないかと思うと、寂しくてたまらなくなります。