The Blog of Laughter and Forgetting

ノマド生活記録帳 只今の生息地:イギリス

モシモシ?

2007-03-31 | Diary
夫は文法大好き!な人であり、先日受けたTOEICではフルスコアだったので「いかなる状況においても対応できる高度な英語能力を有する」ハズ…なのですが。バイリンガルでもなし、いかなる状況でも対応できたりするわけございません!そんな我が夫の会社での電話対の様子。ちなみに彼の名前も名字もフランス語圏外の方々には発音するのが難しいのです。

夫:「ハイ○○△△です」
電話の人:「某自動車会社の××□□?」
夫:「番号おかけ間違いですよ~!じゃっ!」
電話の人:「…」
>夫:受話器をがちゃんと置く。
>置いた瞬間脳みそがやっと活動を始める
(今やってるプロジェクトって某自動車会社のだよねん。
しかもクライアントの名前××□□じゃん?)
「ぎゃー、お客さんだった!」
そもそもクライアントさんも「あ、F?」とか言ってくれればよいのですが、夫の名前を発音するのを避けようと、自分の名前をいきなり尻上がりな発音で名乗られても、そりゃ困ります。せめて自信をもって自分の名前は発音して欲しいものです。その後どうしたん?と聞くと「何もなかったふりして自分から電話した」そうです。確かにさっきはごめんね!なんていうのもなんだか微妙ですしねぇ。

夫:「もしもし!」
インドのセールスマン:「(非常にアクセントが強い)あなたは○○□□さん?」
>(発音は違うけれど正しく発音されるためしもないし、自分の番号にかかっているからには僕に違いなかろう!)
夫:「はい、そうですよ。」
セールスマン:「あー、よかった××さん!定期購読していらっしゃるプラスチックのパンフレット届いてますか?」
>(××さん!しまった僕じゃない!しかも××さん随分前に退職してますっ!でもあれだけ自信をもって本人と言ってしまったからにはこのまま成りすますなり!)
夫:「えーと、はい届いてます…よ。」
セールスマン:「今度も定期購読をご希望ですか?」
夫:「(なるべく早く電話を切りたいので)そうでうね、はいお願いします!」
セールスマン:「ありがとうございます。では定期購読更新の手続きですが、きちんとご本人に照会したという証拠として誕生月をお願いします。」
>(ぎゃー、××さんの誕生日なんて知ってるわけないじゃん!)
夫:「(かなりやけっぱちに)3月です!」
セールスマン:「ありがとうございます。ではさようなら!」

この後セールスマン君は上司に「きみ××さんの誕生日3月じゃないよ、何やってんだ?」とか怒られたのでしょうか、それともたまたま××さんは3月生まれだったのか…。Fのオフィスでは自分の誕生日にケーキやら甘いものを持っていくのですが、3月はバースデー続きでおやつに事欠かないという話をしたばかり。実はFもFの妹&お母さんも3月生まれ。小心者のFが電話口で真っ赤になりつつ「3月です!」と言っている姿を思い浮かべたら笑いが止まりませんでした。

頑張れF!君の名前が難しいのは君のせいじゃないよ、うん。


マンホールの蓋はなぜ丸いのか?

2007-03-30 | Diary
夫に「マンホールの蓋はなぜ丸いのか答えよ。」と問われ、どこかで聞いたような質問だわ…、と思うのだけれどなかなか定説を思い出せず。私の苦しい回答は「効率的に穴を掘るとその開口部の形状は丸になる。(ドリルと同じ)丸いものに蓋をするなら丸にするのが一番コストもかからずよろしきかな。」皆さんの答えはどんなでしょうか?気になったのでネットを覗いてみると、「四角だと穴に落ちるが、丸なら落ちない。」が正解(?)のようです。うーん、でもスカッとする答じゃないよねぇ。こういうあまりインパクトのない記憶って、来年あたりにはすっかり記憶のカナタに飛び去っていると思うので、また聞かれたとしても「うーん、それは効率的に穴を~」と答えちゃってるんだろうなぁ。

タブのついたコーン缶(缶きり不用のやつです)を開けようとしたら、なぜか蓋が右手の小指につきささってしまい、我ながら「有り得ない!」と呆然。血がしばらく止まらずギャーギャー騒ぐも夫からは「押さえときなさい!」の一言。我が家には消毒薬も絆創膏もない。仕方がないのでキッチンペーパーでグルグルと指を巻きながら、絶対次にスーパーに行ったときには絆創膏買うぞ!と思うのですが、結局すっかり忘れちゃうんだよねぇ。

絆創膏といえば、宣伝で見て気になっていたのがスプレータイプの絆創膏(と呼んでよいのか判断つきかねますが)です。まぁ、ハイテク!と試してみたくとも、めぼしい傷もなく無駄遣いと購入を控えたのですが、ああ、こんなことなら買っておけばよかったと後悔することしきりです。

家事の友

2007-03-23 | Diary
今度のフラットはキッチンとバス以外はカーペットなので、掃除機のかけがいがナイ。フローリングだとホコリが目立つので視覚的にも掃除機かけなきゃな、と気づくわけですが、カーペットだとついつい忘れがち。掃除機かけるのは構わないのですが、あの音が嫌いなので、なんとかならんものかと思ってたのです。で、昨日ふと音楽聴きながらかければ良いのでは!と遅ればせながら気づいたわけです。

今使っているのはカナルタイプのイヤフォンなので、一旦装着しちゃうと全くといってよいほど外の音は聞こえません。音のしない掃除機(実際はガーガーいってるんですけど)ってのが妙なもので、何度も実際ちゃんと動いているか手で排気を確かめる。いやー、何でもっと早く気が付かなかったのかしら!お皿洗うのも楽しくなりました。お皿洗うのは別に音楽を普通にかければよろしいのでしょうが、我が家にはまともな音源がないので、PS2君はどう頑張ってもiPod+コスパ高しなイヤフォン君チームには敵わないのね。

やっぱり家事にはポップもしくはダンス系が向いております。運動会で草競馬がかかるようなものかしら?最近はKlaxonsのGolden SkansとかGravity's Rainbowがお気に入り。Jaguarコマーシャルでつかわれてる(日本でもやってるのかな)Collarboneは私的にかなり家事の友ソングです。機会があれば是非お試しあれ!私の中でJaguarのオーナーって花柄カーテンのお家に住んでる中高年の方なのですが、コマーシャルのスタイルと選曲は毎回格好よくて好きなんだなぁ。ちなみにCollarboneはFujiya&Miyagiの曲なのですが、彼ら日本人でもなきゃ二人組みでもないブライトン出身の人達らしい、紛らわしいネーミングだよねぇ。不二家に宮城なのかしら。それとも空手キッドの宮城さん?



The Six Nations

2007-03-18 | Sport
ラグビーは昔から好きだったのですが、おばちゃん化しているのか最近ラガーマンを見てうっとりしちゃったりする自分であります。ラグビーはポジションの役割分担が明確なので岩のようなおっちゃんから、そのおっちゃんの子供ちゃうん?というような小柄な方までよりどりみどり☆最近の私のお気に入りはフランスチームのシャバル♪普通のラガーマンだった彼ですが、ここ数年6ネーションズの時期にヨーロッパを離れている間にいつのまにやら無精ひげと髪をのばしていて、もうワイルドでクラクラしちゃいます。おしゃれ長髪とかじゃないんですよねぇ、原始人みたいというのが一番近い形容詞かと…。とにかくフェロモン大放出な彼は是非一度動画でチェックされたし。今年の秋にはラグビーのワールドカップですし。昔お友達が胸板の厚さが萌えポイントというのを聞いて「げー、全然分かんない!」と大騒ぎしていた私でありますが、最近はどうやら嗜好が変わってきたのでしょうか。ムムム。

私のラガーマン萌えはさておき、あああー。まだ心臓がバクバクしております!今日は6ネイションズのファイナルなのですが、たった今Stade de Franceであっていたフランス×スコットランド戦が終わったのですが!フランス勝ったよ~♪今年は滑り出しから好調だったのでフランス圧勝か?とかノホホンとしていたら、先週イングランド戦であれよあれよとやられちゃったので、今日は絶対に勝たなければならなかったのです。しかもアイルランドとイングランドも同じ勝星なので得点差も考慮せねばならず、かなり神経磨り減る試合でした。アイルランドを押さえて優勝するには少なくとも24点差で勝たなきゃいけなかったわけですが、後半やっとこそれくらい点差が開いたところでスコットランドにトライを決められてしまい、フランスでは「ぎゃー!(泣)」アイルランドでは「きゃー!(喜)」の声が鳴り響いたわけです。で、トライ目指すフランスチームがじりじり進むなか時計は進み、あっという間に79分30秒とかなわけですよ~。スタジアムの観客も、テレビの前の私達にしても、BBCのアナウンサーもアドレナリン大放出なのはいうまでもありません。まさにサスペンス!そして80分を過ぎ(つまりこれがラストチャンス)白(フランス)とブルー(スコットランド)のユニフォーム入り混じる中ボールはラインを超えて…、ぎゃー!タッチダウンしたかどうだかよく見えない~!もちろん審判はビデオ審判のサイン(空中に両手の人差し指でテレビのスクリーンをかたどるのですが、結構かわいらしくて個人的なツボ)。ちなみにこの方アイリッシュ。そりゃトライなしって叫びたいでしょうねぇ…、しかしお仕事ですから仕方ありません。ビデオ審判はトライとジャッジしてフランス勝利です☆これでアイルランドの優勝はなくなりました。

ちなみに今ウェールズ×イングランド戦が始まったのですが、60何点か差でイングランドが勝たないかぎりフランスがこのまま優勝です。開始数分で7-0なのが気になりますが、まぁ60点は大丈夫だと思いたい、というかウェールズお願いだから頑張って!

実は今週末Fは用事でパリに出かけておりまして、一人で観戦したのですが盛り上がれる友がいないのはちょい寂しい。1人でギャーギャー叫んだけどね。今日は妹と日本のペインターを見に美術館へ行くとかなんとか言ってたなぁ。まさかこの試合を見逃したのかしら。今朝バーミンガムから発ったのですが機内ではラグビー観戦に違いないキルトをお召しになったスコッツ集団と乗り合わせたそう。ヨーロッパ内のショートフライトではスポーツ観戦日帰り組と一緒になることもあるのですが、見ているだけで楽しいです、カエルちゃんのようにグリーンなアイリッシュの方々とかね。

今年の6ネーションズは色々と話題も多かったですね。アイルランド×イングランド戦が行われたCroke Parkは1920年のBloody Sundayの現場で、そこでイングランドチームと対戦するとなると議論が活発になるのも当然です。試合にはアイルランドが勝ちましたがとても良い試合でした。


美しきかな

2007-03-04 | Diary
現在ダイヤルアップ接続に耐え忍んでいる私ですが、あまりの遅さにブログ更新さえ滞っております。今日は母の還暦祝いだったのですが、弟からプレゼントを用意しなさーい!と言われていたので、薄情な私ですが今年は忘れずちゃんと手配しました。我が家のメンバーは母の日とか誕生日とか全く無視!というドライな人達なのですが、さすがに還暦も何もしないつもりか!と心配されていたようです。あたりですよ!お知らせなかったらすっかり忘れてました。はい。

イギリスから買って送るのは馬鹿らしいので、ネットでお買い物になるわけですが、もう画像のダウンロードにかかる時間が拷問か!というほどかかってすっかり疲れはててしまいましたよ。お気に入りの鞄屋さんでオーダーしたのですが、最近ドラマとかで使われたりと、在庫なしのオンパレードでちょっと慌てました。でも母に似合いそうなワインカラーの上品なトートをゲット。革の質も良いし、職人さんのこだわりちっくなディテールが私的ストライクゾーンなので、何かと買い物することが多いのですが、見ちゃうと欲しくなる。人の好みはそれぞれですが、自分のツボにはまった美しいものって某カード会社じゃないですけど、まさにプライスレスです。母も気に入ってくれたようでよかったよかった。

思い返せば、福岡の大丸であっていたガウディ展のおかげで、担任の「君は理系じゃないんだよ~!文系にしときなさい!」という説得もむなしく、私の学部は決まってしまったわけです。世の中にはどれだけ私の知らない美しいものがあるんだろうか、という衝撃。写真はEiffelさんのタワーでございますが、フィッシュネットのタイツみたいにセクシーなパターンにうっとり。クレーンとかに萌えてしまう私にはたまらないのですが、これって鉄フェチなのかしら?

日常見落としがちなディテールにあら美しい、と目を見張るときって幸せですよね。