いいなぁ・・やっぱりいつ見ても。 ため息が出ちゃうくらいに。
私が書を始めるきっかけとなった「裸の字」展に出品されていた作品。
1988年。中川氏、当時95歳。
油彩、日本画、書、篆刻、陶芸、随筆と自由な創作活動をされていた。
書の古典はどこまでも奥が深く、一生かかってもそのほんの一部分を
学べるかどうかという世界で、時々先の遠さに途方に暮れることがある。
そんな時は重たい「裸の字」の図録を広げて、心を落ち着かせている。
展覧会の後、習い始めの下手くそな字で、何度か中川さんに手紙を出した。
なんとなく返事を催促している気がして、自分の住所は書かず。
ただ、展覧会を拝見して感動しました!と伝えたかったから。
一方的な恋文だった。
その後、日本橋にある一番星画廊というところで「中川一政書展」があった。
画廊のオーナーらしき方に、お手紙を差し上げていた話をしたら、
「先生はお若い方が大好きなので、きっとお返事頂けたのに」と
一緒になって残念そうにして下さった。
'89年には真鶴に町立中川一政美術館開館、'91年、97歳11ヶ月で他界。
一度お会いしたかったなぁ・・。
今も心の中でずっと恋文送ってます。
じょうずはへたのてほんなり
へたはじょうずのてほん也
いつかこんな境地になれたらいいなぁ。
←ブックマークに、真鶴にある中川一政美術館をリンクしておきます。
木々に囲まれた静かな空間で、ゆったりとした秋の時間を過ごすのにお薦めです。
いいですね~。
作品集は書店や図書館にありますか?
お金と時間が両立したらいつか美術館にも行けたらいいな。
昨日のお返事にあった、猫の手跡の付いた作品は
保存されていますか?それも見てみたいです。
もしかしたら、このブログのどこかですでにUPされていますか?
私の家にも日本画絵具用の膠があるので、試しにメス猫に臭いをかがせてみたら、コーフンしていましたよ!
今日は眠いです。。
でも明日教室に参考作品を持って行くので、まだ書かなきゃ。。
作品集は、昨日ネット検索しましたが、yahoo!ブックスで検索したら、出てました。
中央公論社から出ている「裸の字」です。
219ページもある大判なので、私が買った時は¥12000でしたが、¥10286で出てました。でも稀少みたいです。
同じかどうかわからないけれど、文庫(¥480)もあるみたい。
でもこれ以外にも色々出ているはずと、ちょこっと検索してみたら、画集はかなりお高い・・・。
大きな図書館ならあると思います。なかったら、リクエストしたら入れてもらえるかも~。
膠、反応するでしょ~
猫足跡付き作品は、押入れのどこかに眠っていますが、確か図録か写真があるはずなので、そちらを探してみますね~
わぉっでももう18年前・・。